ホームインスペクション「checkCheck」の評判は?料金やデメリットを徹底解説

「すーさん」運営のホームインスペクション「checkCheck」が気になる。
でも、料金は28.6万円と安くはないし、「検査を入れて住宅会社と気まずくならないか…」という不安もありますよね。
「本当に信頼できる?」「他の会社と比べてどうなの?」その疑問、全てこの記事が解消します。
この記事を読めば、checkCheckの真の価値と、あなたが取るべき最善の選択が分かります。
この記事でわかること
- checkCheckの「悪い評判」と「交渉を全て代行」する圧倒的な強み
- 一律28.6万円の料金に含まれる「建築中4回の検査」の具体的な中身
- 大手競合(さくら事務所・アネスト)との比較でわかる、あなたに最適なサービス
新築でも施工ミスが起こりうる今、ホームインスペクションは「後悔」を「安心」に変える賢明な投資です。
一生に一度の家づくりを、不安な期間ではなく、最高の思い出にするための第一歩を踏み出しましょう。
checkCheck(チェックチェック)とは?「すーさん」運営の信頼できるホームインスペクション

checkCheckは、元大手トップ営業マン「すーさん」が運営する、新築注文住宅の建築中に特化したホームインスペクションサービスです。
- 運営会社「コンサルティエ株式会社」の概要と信頼性
- 創業者「すーさん」(鈴木裕也氏)の経歴と強み(元トップ営業マン)
- checkCheckが新築注文住宅の「建築中」に特化している理由
まずは、運営会社の信頼性から詳しく見ていきましょう。
運営会社「コンサルティエ株式会社」の概要と信頼性
checkCheckを運営しているのは、愛知県岡崎市に本社を置く「コンサルティエ株式会社」です。
同社は単なる検査会社ではなく、一級建築士事務所であり、同時に宅地建物取引業の免許も保有する「住宅のプロ集団」です。
ホームインスペクション(住宅診断)は、法的な資格がなくても名乗れてしまうのが実情です。
しかし、コンサルティエ社は、建築と不動産取引の両面で国から許認可を受けており、技術的な信頼性は非常に高いと言えるでしょう。
- 宅地建物取引業: 愛知県知事(2)第23945号
- 一級建築士事務所: 愛知県知事登録(い-5)第14300号
- 事業内容: ホームインスペクション事業、不動産売買・仲介事業、住宅購入コンサルティング事業など
この「住宅に関する広範な知見」が、checkCheckの検査品質の基盤となっています。
創業者「すーさん」(鈴木裕也氏)の経歴と強み(元トップ営業マン)
checkCheckの最大の強みであり、評判の源泉となっているのが、創業者「すーさん」こと鈴木裕也氏の存在です。
彼は、大手ハウスメーカー(トヨタホーム)で15年間勤務し、全国最多販売記録を樹立した伝説的なトップ営業マンでした。
「業界の裏側」を知り尽くした人物が、今度は「施主(消費者)の味方」として立ち上げたのがcheckCheckなのです。
SNS(特にInstagram)では9万人以上のフォロワー(2025年10月現在)を持ち、住宅購入に関する有益な情報を発信し続けています。
- 大手ハウスメーカーの内部事情や施工管理の実態を熟知
- 営業マン時代の経験から「施主が何に不安を感じるか」を深く理解
- SNSでの圧倒的な知名度と、情報発信による「信頼の蓄積」
この「業界内部者から消費者擁護者へ」というストーリーが、多くの施主から「すーさんになら任せられる」という絶大な信頼につながっています。
checkCheckが新築注文住宅の「建築中」に特化している理由
checkCheckのサービスは、中古物件や完成済みの建売住宅には対応していません。
その対象は「新築注文住宅の建築中」に特化されています。
なぜなら、住宅の品質を左右する最も重要な欠陥は、壁や天井で「隠れてしまう前」にしかチェックできないからです。
すーさん氏の発信によれば、完成後の検査を「皮膚科」とすれば、checkCheckの検査は内部を見る「CTスキャン」のようなもの。
一度隠れてしまうと、後から「ちゃんと施工されているか?」を確認するのは、壁を壊す以外にほぼ不可能です。
- 基礎(配筋): コンクリートを打設する前にしか確認できない
- 構造(金物): 壁を貼る前にしか確認できない
- 防水(シート): 外壁を貼る前にしか確認できない
- 断熱(隙間): 内壁を貼る前にしか確認できない
checkCheckは、この「後戻りできない重要局面」で専門家の目を入れることに特化し、サービスの価値を最大化しているのです。
ホームインスペクション「checkCheck」の悪い評判・デメリット【後悔する前に】
checkCheckの評判は良いものが多い一方で、利用前に知っておくべき注意点やデメリットも存在します。
- 悪い評判①:住宅会社から嫌がられる・関係性が悪化しそう
- 悪い評判②:「すーさん」個人のブランドに依存しすぎている?
- デメリット①:新築注文住宅「以外」(中古・建売)は対象外
特に「住宅会社との関係性」を心配する声は多いようです。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
悪い評判①:住宅会社から嫌がられる・関係性が悪化しそう
「検査を入れると、住宅会社に嫌な顔をされたり、関係が悪くなったりしないか不安」という声は、第三者検査を検討する人にとって共通の悩みです。
実際に、施工品質に自信がなかったり、昔ながらの体質だったりする会社の中には、第三者のチェックを快く思わないケースも存在する可能性があります。
checkCheckは「敵対」ではなく「協力」して良い家を作るスタンスを明言していますが、以下のような懸念は残ります。
- 現場の職人や監督が「疑われている」と感じ、心理的な抵抗を持つ可能性。
- 指摘事項の是正(やり直し)が増えることで、工期や手間に関するプレッシャーがかかる可能性。
- 施主と住宅会社の間に立ち、専門的なやり取りが増えることへの単純な面倒くささ。
ただし、すーさん氏の発信によれば、95%の住宅会社は検査を快諾するとのこと。
checkCheckは、施主が「親に勧められたので」と伝えるなど、角が立たない伝え方も助言しています。
悪い評判②:「すーさん」個人のブランドに依存しすぎている?
checkCheckの信頼性は、創業者「すーさん」個人の経歴と専門性に大きく依存しています。
これは「あの、すーさんの会社だから安心」という強力なブランド力である一方、事業の属人性が高いというリスクも内包しています。
いわゆる「キーパーソン・リスク」と呼ばれるもので、以下のような懸念が考えられます。
- 人気が出て依頼が殺到した場合、すーさん本人の目が全ての案件に行き届かなくなる可能性。
- 担当する検査員(一級建築士など)によって、サービスの質にバラツキが出るのではないかという不安。
- checkCheckの価値は「すーさん」個人にあるため、彼に何かあれば事業自体が立ち行かなくなるのではという懸念。
会社が成長し、組織としてサービス品質をいかに担保していくかが、今後の課題と言えるでしょう。
デメリット①:新築注文住宅「以外」(中古・建売)は対象外
checkCheckは、そのサービス対象を「新築の注文住宅」かつ「建築中」に限定しています。
そのため、以下のような物件の検査を依頼することはできません。
- 中古住宅の購入前診断(ホームインスペクション)
- 新築だが完成済みの建売住宅の購入前診断
- すでに住んでいる自宅のリフォームやメンテナンスのための診断
これらは、checkCheckが「完成したら隠れてしまう部分」のチェックに特化しているためです。
もし中古物件や建売住宅の診断を希望する場合は、さくら事務所やアネストなど、幅広い物件に対応している他の検査会社を選ぶ必要があります。
ホームインスペクション「checkCheck」の良い評判・メリット【安心感が違う】

checkCheckの最大のメリットは、技術的な検査以上に、施主が感じる「精神的なストレス」を徹底的に排除するサービス設計にあります。
- 良い評判①:「安心感」が手に入り、家づくりのストレスが激減した
- 良い評判②:専門家が交渉を全て代行してくれるので「気まずさ」がない
- 良い評判③:料金が一律(28.6万円)で分かりやすい
- メリット①:完成後は隠れる重要箇所(基礎・断熱)を早期発見・是正できる
- メリット②:住宅会社とのやり取りが全て証拠として残る
- メリット③:将来の資産価値(売却時)にもプラスになる
特に「家づくりはストレスが溜まる」と聞い不安な方にとって、checkCheckの提供価値は非常に大きいようです。
良い評判①:「安心感」が手に入り、家づくりのストレスが激減した
家づくりは、数千万円という大きな買い物でありながら、施主は専門知識がない「素人」の立場です。
「本当に図面通りに建てられているか?」「手抜きされていないか?」という漠然とした不安は、想像以上に大きなストレスとなります。
checkCheckを導入した多くの施主が、この「見えない不安」から解放されたことを最大のメリットとして挙げています。
- 専門家の目: 自分の代わりに、建築のプロが厳しくチェックしてくれるという絶対的な安心感。
- ストレスの軽減: 「何かあってもcheckCheckが見つけてくれる」と思えることで、家づくりを純粋に楽しめるようになります。
- 心理的価値: 検査費用は、この「精神的な平穏」を手に入れるための投資とも言えます。
一生に一度の大きなイベントである家づくりを、疑心暗鬼ではなく「楽しみ」な期間に変えられる価値は、非常に大きいと言えるでしょう。
良い評判②:専門家が交渉を全て代行してくれるので「気まずさ」がない
施主が自分で不具合を見つけても、「これを指摘したら、相手の機嫌を損ねないか…」と「気まずさ」を感じ、言い出せないケースは少なくありません。
checkCheckは、検査日程の調整から不具合の指摘、是正(修正)の要求まで、全てのコミュニケーションを代行してくれます。
- 施主の代弁者: 施主は矢面に立つ必要がなく、感情的な摩擦を完全に回避できます。
- 専門家同士の対話: 指摘は「素人のクレーム」ではなく、「専門家による客観的な事実確認」として住宅会社に伝わります。
- 対等な関係: 施主と住宅会社が「敵対」するのではなく、checkCheckが間に入ることで「良い家を作る」という共通の目的に向けた対等なパートナー関係を築きやすくなります。
この「交渉代行」こそが、checkCheckを単なる検査会社ではなく、施主の「代理人」たらしめている中核的なサービスです。
良い評判③:料金が一律(28.6万円)で分かりやすい
checkCheckの料金は、全4回の検査パッケージで一律286,000円(税込)と、非常に明瞭です。
競合他社のように「基本料金+オプション(床下進入、屋根裏調査など)」で総額が分かりにくい、ということがありません。
この価格設定には、明確な理由があります(すーさん氏の発信情報より)。
- コスト削減: InstagramなどSNSによる自社集客(広告費0円)を徹底し、広告宣伝費を削減しています。
- フランチャイズ不加盟: FCに加盟していないため、ロイヤリティ(上納金)の支払いが発生しません。
- 明確な戦略: 削減したコストを価格に反映し、「高くて手が出せない」という人をなくし、多くの人に利用してもらうことを目的としています。
相場が40万円程度とされる中で、この価格で専門家の検査が4回受けられるのは、大きなメリットです。
メリット①:完成後は隠れる重要箇所(基礎・断熱)を早期発見・是正できる
checkCheckの検査は、完成後の「皮膚科」的な診断ではなく、建築中の「CTスキャン」のような内部診断に特化しています。
家が完成してからでは、壁紙や床板に隠れてしまい、二度と確認できない部分を検査できるのが最大の技術的メリットです。
- 基礎配筋: コンクリートを流し込む前に、鉄筋が図面通りか、かぶり厚さ(コンクリートの厚み)が適切かをチェックします。
- 構造金物: 地震に耐えるための重要な金物が、上棟時に正しく設置されているかをチェックします。
- 防水処理: 雨漏りの原因となる防水シートの破れや重ねしろを、外壁で隠れる前にチェックします。
- 断熱材: 断熱材の隙間や施工不良を、内壁を貼る前にチェックします。
「見れるタイミングが、直せるタイミング」という言葉通り、後戻りできない重要工程で問題を未然に防ぐことができます。
メリット②:住宅会社とのやり取りが全て証拠(エビデンス)として残る
checkCheckと住宅会社とのやり取りは、原則として全て電子メールで行われます。
そして、そのメールには必ず施主(あなた)もCC(宛先)に含まれます。
これにより、「言った・言わない」の水掛け論を完全に防ぐことができます。
- やり取りの透明化: どのような指摘がなされ、住宅会社がどう返答したかが、全て記録されます。
- 明確な証拠: 万が一、是正対応が不十分だった場合や、将来トラブルになった場合でも、客観的な証拠(エビデンス)として機能します。
- 報告書との連携: メールでのやり取りと、写真付きの詳細な検査報告書が合わさることで、住宅の品質証明書としての役割を果たします。
この徹底した記録保持の姿勢も、施主の安心感を高める重要な要素です。
メリット③:将来の資産価値(売却時)にもプラスになる
ホームインスペクションの報告書は、その住宅が「専門家のチェックを受け、適切に施工されたこと」を証明する公的な記録となります。
これは、将来その家を売却することになった場合、大きな資産価値として働きます。
- 買い主へのアピール: 中古住宅の購入希望者にとって、施工品質が客観的に証明されている物件は、非常に魅力的です。
- 信頼性の担保: 「欠陥住宅かもしれない」という買い主の不安を払拭し、スムーズな売買につながる可能性があります。
- 適正価格での売却: 他の物件との明確な差別化要因となり、価格交渉を有利に進められる材料にもなり得ます。
インスペクションは、今住む家の安心だけでなく、将来の資産価値を守るための「賢明な投資」でもあるのです。
「checkCheck」のホームインスペクション料金とサービス内容
checkCheckの料金は、4回パッケージが基本ですが、住宅ローンへの組み込みや単発での検査にも柔軟に対応しています。
- パッケージ料金は286,000円(税込)|単発も可能
- サービスに含まれるもの(全4回の検査内容)
- 追加料金が発生するケースはある?
その明瞭な料金体系から詳しく見ていきましょう。
パッケージ料金は286,000円(税込)|単発も可能
checkCheckの基本料金は、4回の検査が全てセットになった一律286,000円(税込)です。
この価格には、以下の内容がすべて含まれています。
- 全4工程の検査費用
- 各検査の写真付き詳細報告書の作成費用
- 住宅会社とのコミュニケーション代行費用
- 間取り・図面チェック(何度でも)
さらに、この費用は住宅ローンに組み込むことも可能です。

公式サイトの例では、金利0.5%・35年ローンの場合、月々わずか742円の負担で導入できると試算されています。
また、「パッケージは不要だが、特定の工程だけ見てほしい」というニーズにも対応。
単発での検査(例:上棟時のみ)も可能で、その場合の通常価格は69,800円となっています。
フランチャイズ(FC)に加盟していないためのロイヤリティ(上納金)が無いことが挙げられます。
サービスに含まれるもの(全4回の検査内容)
28.6万円のパッケージには、家が完成したら二度と確認できなくなる4つの最重要工程の検査がすべて含まれています。
これらの検査は「見れるタイミングが直せるタイミング」という考えに基づき、建物の構造安全性や将来の快適性に直結する部分に焦点を当てています。
具体的には、以下の4回の検査が実施されます。
① 基礎検査(配筋・かぶり厚さなど)
コンクリートを流し込む前の「配筋検査」がメインです。
基礎は家全体を支える最も重要な部分であり、一度コンクリートを打設すると修正は不可能になります。
- 主なチェック項目:
- 鉄筋が図面通りの太さ・間隔(ピッチ)で組まれているか
- 鉄筋と型枠の距離(かぶり厚さ)が適切に確保されているか(不足すると鉄筋が錆びやすくなる)
- 鉄筋の結束忘れや、配管が鉄筋に近すぎないか
- 防水シート(防湿フィルム)の破れや重ねしろ(15cm以上)が十分か
② 上棟検査(構造金物・耐力面材など)
柱や梁など、家の骨格が組み上がった「上棟(じょうとう)」のタイミングで検査します。
壁で隠れてしまう前に、耐震性に直結する金物やボードが正しく施工されているかを確認します。
- 主なチェック項目:
- 柱や梁をつなぐ構造金物(ホールダウン金物など)の設置忘れやボルトの緩みがないか
- 地震の力に耐える「筋交い」や「構造用面材(耐力壁)」が図面通りに設置されているか
- 構造用面材を留める釘の種類や間隔(ピッチ)が間違っていないか
- 木材に大きな割れや節の穴がないか
③ 防水検査(防水シート・サッシ周りなど)
外壁材を貼る直前の、建物が防水シート(透湿防水シート)で覆われた段階で検査します。
将来の雨漏りリスクを未然に防ぐための、非常に重要な検査です。
- 主なチェック項目:
- 防水シートの破れ、穴、貼り忘れがないか
- シートの重ねしろが適切か(上下100mm以上、左右200mm以上が目安)
- 最も雨漏りしやすい窓枠(サッシ)周りや換気口の防水テープ処理が適切か
- バルコニーの防水処理(FRP防水など)に不備がないか
④ 断熱検査(断熱材の隙間・施工不良など)
内壁の石膏ボードを貼る直前に、壁や天井の断熱材が正しく施工されているかを検査します。
この施工品質が、夏涼しく冬暖かい家になるか、光熱費がかさむ家になるかを左右します。
- 主なチェック項目:
- 断熱材(グラスウールなど)が隙間なく充填されているか
- 断熱材の入れ忘れ(特にコンセント周りや窓の脇)がないか
- 防湿層(断熱材を覆うビニール)が破れていたり、隙間が開いたりしていないか
- 図面通りの種類や厚さの断熱材が使われているか
追加料金が発生するケースはある?
基本的には一律料金ですが、例外的なケースも存在する可能性があります。
公式サイトでは、一律料金の明瞭さが強調されていますが、以下の点は注意が必要です。
- 対応エリア外や、本社(愛知県岡崎市)から著しく遠方の場合、別途交通費(高速代・ガソリン代など)の実費が請求される可能性があります。
- 延床面積が非常に大きい(例:50坪を超えるなど)場合、検査工数が増えるため追加料金の相談が必要になるケースが考えられます。
多くの一般的な注文住宅であれば一律料金の範囲内と推測されますが、遠方の方や非常に大きな家を建てる方は、見積もり時に交通費や追加料金の有無を必ず確認しましょう。
ホームインスペクション「checkCheck」の評判を競合他社(さくら事務所・アネスト)と徹底比較
ホームインスペクションcheckCheckは新築建築中の「専門特化型」ですが、業界には「さくら事務所」や「アネスト」といった大手も存在します。
- 【比較表】checkCheck vs さくら事務所 vs アネスト
- 比較ポイント①:料金体系(パッケージ型 vs オプション型)
- 比較ポイント②:サービス対象(新築特化 vs 中古・建売もOK)
- 比較ポイント③:コミュニケーション(交渉代行の有無)
- 結局どれがおすすめ?3社の選び方
各社の違いを理解し、自分に最適なサービスを選ぶことが重要です。
【比較表】checkCheck vs さくら事務所 vs アネスト
3社の特徴を比較表にまとめました。
それぞれの強みやビジネスモデルの違いが一目で分かります。
| 項目 | checkCheck | さくら事務所 | アネスト |
| 主要専門分野 | 新築注文住宅(建築中) | 全ての物件(新築・中古) | 全ての物件(新築・中古) |
|---|---|---|---|
| 最大の強み | コミュニケーション代行 | 永年アフターフォロー | 全員一級建築士 |
| 検査員の専門性 | 新築工事専門の検査員 | 一級・二級建築士の全国網 | 全員が一級建築士の全国網 |
| 料金モデル | 一律パッケージ(28.6万円) | 段階的プラン+オプション | 地域別料金+オプション |
| サービスの幅 | 狭く深い(建築中4工程特化) | 極めて広い(コンサル等) | 広い(非破壊検査オプション等) |
| 報告書 | 料金に全て含まれる | 詳細報告書は有料オプション | サンプル公開、評価高い |
| 理想の顧客像 | お任せしたい新築施主 | 長期的な安心が欲しい人 | 技術的な権威を求める人 |
比較ポイント①:料金体系(パッケージ型 vs オプション型)
料金に対する考え方が3社で大きく異なります。
checkCheck
- 一律パッケージ型(28.6万円)
- 必要な検査が全て含まれており、総額が最初から確定しています。
- 施主が「どの検査を選ぶか」を悩む必要がありません。
さくら事務所・アネスト
- アラカルト・オプション型
- 「基本検査」「床下進入調査」「屋根裏進入調査」などが別料金になっていることが多いです。
- 必要な検査だけを選べる柔軟性がありますが、フルセットにすると高額になる傾向があります。
「分かりやすさ・お任せ」のcheckCheckか、「柔軟性・カスタマイズ」のさくら事務所・アネストか、という違いです。
比較ポイント②:サービス対象(新築特化 vs 中古・建売もOK)
あなたが検査したい物件は、建築中ですか?それとも完成済み(中古)ですか?
checkCheck
- 新築注文住宅の建築中のみ
- この分野に特化することで、専門知識と効率性を高めています。
- 中古物件や、完成済みの建売住宅は検査できません。
さくら事務所・アネスト
- 全ての物件種別に対応
- 中古住宅、新築建売、建築中、リフォーム中、マンションなど、ほぼ全てのニーズに対応可能です。
- 中古物件を買う場合は、この2社が主な選択肢となります。
比較ポイント③:コミュニケーション(交渉代行の有無)
これはcheckCheckの最大の差別化ポイントです。
checkCheck
- コミュニケーションを全て代行
- 施主が住宅会社と直接「気まずい」やり取りをする必要が一切ありません。
- 施主の「代理人・代弁者」として機能します。
さくら事務所・アネスト
- 専門家として報告・助言
- 検査結果を施主に報告し、施主がそれをもとに住宅会社と交渉するための「武器(情報)」を提供します。
- 交渉自体は施主が主体となって行うのが基本です。
交渉や指摘が苦手な人、ストレスを感じたくない人にとって、checkCheckの代行サービスは非常に大きな価値を持ちます。
結局どれがおすすめ?3社の選び方
あなたの状況に合わせて、最適なサービスを選びましょう。
checkCheckがおすすめな人
- これから新築で注文住宅を建てる
- 住宅会社との交渉や指摘は専門家に全て任せたい
- 「すーさん」の信頼性や、一律料金の分かりやすさに魅力を感じる
さくら事務所がおすすめな人
- 中古物件や完成済みの建売を買う
- 検査後も「永年アフターフォロー」でずっと相談できる安心感が欲しい
- 業界のパイオニアとしての圧倒的な実績を信頼する
アネストがおすすめな人
- 中古物件や完成済みの建売を買う
- 「一級建築士」という国家資格の権威に絶対の信頼を置きたい
- 赤外線サーモグラフィなど、高度な技術オプションも検討したい
「新築だから必要ない」は本当?ホームインスペクションの必要性
「大手ハウスメーカーだから」「社内検査があるから」という理由で、第三者検査を「必要ない」と考える人もいます。
しかし、それは大きなリスクを伴う可能性があります。
- ハウスメーカーの社内検査だけでは不十分な理由
- なぜ施工ミスは起こる?(重層下請け構造・職人不足)
- 検査を入れないとどうなる?「後悔」した人の事例
なぜ今、新築でもインスペクションが必要とされているのか、その背景を解説します。
ハウスメーカーの社内検査だけでは不十分な理由
ハウスメーカーが行う「社内検査」や、法律で定められた「(確認検査機関による)中間検査」は、あくまで最低限のチェックであることが多いです。
社内検査の立場
- 検査員が「自社の社員」であるため、第三者性に欠ける可能性があります。
- コストや工期を優先し、軽微な不具合が見過ごされる「インセンティブ(動機)」が働く余地があります。
確認検査機関の検査
- 建築基準法に適合しているかの「書類上のチェック」や「ごく一部の現場確認」が中心です。
- 断熱材の隙間や釘のピッチ(間隔)まで、細かくはチェックしないケースが一般的です。
施主の側に立つ「利害関係のない第三者」の目が入ることに、本質的な価値があります。
なぜ施工ミスは起こる?(重層下請け構造・職人不足)
テレビCMを流している大手ハウスメーカーが建てても、現場で施工ミスが起こる可能性はゼロではありません。
その原因は、建設業界の構造的な問題にあります。
- 元請け(ハウスメーカー)から、下請け、孫請け…と工事が発注される中で、責任の所在が曖昧になりがちです。国土交通省も、重層下請け構造が「品質低下」の一因となり得ることを指摘しています。
- 建設業界は、若手の入職者が少なく、熟練の職人が不足しています。結果として、経験の浅い作業員が施工を担当せざるを得ず、ヒューマンエラーが発生しやすい環境になっています。
- 利益を確保するために短い工期が設定され、現場が常に時間に追われ、丁寧な作業ができないケースがあります。
これらの問題が絡み合い、新築住宅でも年間6,000件以上の欠陥に関する相談が寄せられているのが実情です。
検査を入れないとどうなる?「後悔」した人の事例
もし建築中の不具合が見過ごされたまま家が完成すると、数年後に深刻な問題として現れることがあります。
- 事例① 断熱材の欠損:
- 入居後、冬場の光熱費が異常に高い。「こんなものか」と思っていたが、数年後リフォームで壁を開けたら断熱材が全く入っていない箇所があった。
- 事例② 防水処理の不備:
- 築5〜10年で雨漏りが発生。原因はサッシ周りの防水テープの施工不良。壁の内部が腐食し、数百万円の高額な修理費用が発生した。
- 事例③ 基礎のかぶり厚さ不足:
- 築15年で基礎に大きなひび割れ(クラック)が発生。調査すると鉄筋のかぶり厚さが不足しており、内部の鉄筋が錆びて膨張していた。
これらの問題は、建築中にcheckCheckのような検査を入れていれば、未然に防げた可能性が高いものです。
評判・比較からわかるホームインスペクション「checkCheck」がおすすめな人・おすすめしない人
結局、あなたはホームインスペクションcheckCheckを選ぶべきでしょうか?
評判や他社比較から見えてきた「おすすめな人・しない人」をまとめます。
- checkCheckがおすすめな人(お任せしたい・交渉が苦手)
- さくら事務所・アネストがおすすめな人(中古を買う・単発で頼みたい)
- ホームインスペクション導入の「角が立たない」伝え方
あなたのタイプに合わせて判断しましょう。
checkCheckがおすすめな人(お任せしたい・交渉が苦手)
checkCheckは、以下のような施主に最適なサービスと言えます。
- 新築で注文住宅を建てる予定の人
- 専門的なことは「プロに丸ごとお任せ」したい人
- 住宅会社に不具合を指摘するなどの「交渉」や「気まずい」やり取りを絶対に避けたい人
- 「すーさん」の経歴や発信内容に信頼・共感できる人
- 料金体系が「一律」で分かりやすい方が好みな人
技術的な検査だけでなく、「ストレスフリーな家づくり」という心理的な価値を重視する人には、checkCheckが強くおすすめです。
さくら事務所・アネストがおすすめな人(中古を買う・単発で頼みたい)
一方で、以下のような場合は、checkCheck以外のサービスが適しています。
- 中古住宅の購入を検討している人
- 完成済みの新築建売住宅を検討している人
- 建築中だが「基礎だけ」「断熱だけ」など、単発で安く検査を依頼したい人
- 「永年アフターフォロー」など、長期的なお付き合いを検査会社と持ちたい人(さくら事務所)
- 「一級建築士」という資格の権威性を最重要視する人(アネスト)
あなたの状況がこちらに当てはまる場合は、さくら事務所やアネストの公式サイトを比較検討してみましょう。
ホームインスペクション導入の「角が立たない」伝え方
検査を入れると決めたものの、住宅会社にどう伝えればいいか悩む方も多いでしょう。
すーさん氏も発信しているように、以下のような「角が立たない伝え方」が有効です。
- 「親(または親戚)が心配性で、どうしても入れてくれと言うので…」
- 第三者のせいにすることで、施主と住宅会社の対立構造を避けることができます。
- 「一生に一度の買い物で、自分たちも安心したいので、お願いしました」
- 攻撃的な意図はなく、あくまで「自分たちの安心のため」という前向きな理由を伝える方法です。
- 「検査を入れることが、御社(住宅会社)にとっても品質の証明になって良いと思いまして」
- 相手にもメリットがある、という協力的なスタンスを示す方法です。
95%の会社は快諾するという情報を信じ、堂々と「お願いします」と伝えましょう。
ホームインスペクション「checkCheck」に関するよくある質問(Q&A)
最後に、ホームインスペクションcheckCheckを検討する上で浮かぶ、具体的な疑問にお答えします。
- Q1. 申し込みの最適なタイミングはいつですか?
- Q2. 検査で不具合が見つかったら、本当に直してもらえますか?
- Q3. 住宅会社に「検査を入れるな」と断られたらどうすればいいですか?
- Q4. 検査に立ち会いは必要ですか?
Q1. 申し込みの最適なタイミングはいつですか?
契約後、できるだけ早いタイミング(着工前)がベストです。
すーさん氏の発信によれば、checkCheckの料金には「間取り・図面チェック(何度でも)」が特典として含まれています。
着工前に申し込めば、この図面チェックのサポートを十分に受けることができます。
遅くとも、基礎工事が始まり、コンクリートが打設される前までには申し込む必要があります。
コンクリートを流し込んでしまうと、最も重要な「基礎配筋検査」ができなくなってしまいます。
Q2. 検査で不具合が見つかったら、本当に直してもらえますか?
ほとんどの場合、適切に是正(修正)されます。
checkCheck(および他の検査会社)の指摘は、検査員の「主観」や「感想」ではありません。
「建築基準法」や「メーカーの施工マニュアル」など、公的な基準やルールに基づいて客観的な事実を指摘します。
そのため、住宅会社側も是正に応じないわけにはいきません。
すーさん氏によれば、95%以上の会社は指摘に対して真摯に対応し、是正を行ってくれるとのことです。
Q3. 住宅会社に「検査を入れるな」と断られたらどうすればいいですか?
まずは理由を確認し、それでも拒否される場合は、その会社との契約自体を考え直すことを推奨します。
すーさん氏の発信によれば、検査を拒否する会社は全体の約5%ほど存在するようです。
「社内検査で万全だから」といった理由で断られた場合でも、それは重大な赤信号である可能性があります。
「第三者にチェックされると困る何かがある」と公言しているようなものです。
数千万円の買い物のパートナーとして信頼できるか、契約そのものを見直すきっかけにすべきかもしれません。
Q4. 検査に立ち会いは必要ですか?
立ち会いは原則不要です。
checkCheckのサービスは、多忙な施主がストレスを感じないよう設計されています。
検査の日程調整から、当日の検査、住宅会社への指摘・報告まで、全てcheckCheckが代行してくれます。
あなたは、検査後に送られてくる写真付きの詳細な報告書を確認するだけでOKです。
もちろん、ご自身の目で見たい場合は、立ち会いを希望することも可能かと思われますので、相談してみましょう。
ホームインスペクション「checkCheck」の評判まとめ:安心を買う賢明な投資
この記事では、ホームインスペクション「checkCheck」の評判について、メリット・デメリットから競合他社との比較まで、網羅的に解説してきました。
この記事のまとめ
- checkCheckは新築注文住宅の建築中に特化した「専門家」
- 最大の強みは「交渉代行」による、施主の圧倒的な「安心感(ストレスフリー)」
- 料金は28.6万円の一律パッケージで、広告費ゼロ戦略により相場より安価な傾向
- 中古・建売の場合は「さくら事務所」や「アネスト」が選択肢となる
家は、人生で最も高額な買い物です。
その数千万円の投資を守るために、約28万円の検査費用を「高い」と見るか、「安い」と見るか。
建築中にしか見られない「基礎」「構造」「防水」「断熱」。
これらに施工不良があった場合、数年後に発生する修繕費用は、数百万円にのぼる可能性も珍しくありません。
checkCheckは、単なる検査サービスではなく、将来のリスクを回避し、何より「家づくりの期間を、心から楽しむための安心感」を手に入れるための、賢明な投資と言えるでしょう。
まずは公式サイトで、あなたの家が対応エリアに含まれているか、どのような検査が可能なのかをチェックしてみてはいかがでしょうか。

