【2025年最新】一条工務店の標準仕様一覧!全8カテゴリ64項目の完全ガイド

一条工務店の家は性能が高いと聞くけれど、坪単価は安くないし、本当に標準仕様だけで満足できるの…?

ネットやカタログの情報は多すぎて、何が本当で、どこに注意すべきなのか分からなくなってしまいますよね。

この記事を読めば、そんなあなたの不安は確信に変わります。

なぜなら、実際に住んでいる施主の私が、忖度なしのリアルな視点で、一条工務店の標準仕様のすべてを徹底解説するからです。

一条工務店の標準仕様が、長期的な快適性まで考え抜かれた「完成されたパッケージ」であることが、きっとご理解いただけるはずです。

さあ、後悔のない家づくりのための、最高の知識武装を始めましょう。

一条工務店を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。

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目次

一条工務店の標準仕様・標準装備を一覧で紹介(2025年最新版)

一条工務店の標準仕様・標準装備を一覧表でまとめました。

カテゴリ主な標準仕様(一例)
基本性能耐震等級3、外内ダブル断熱、全棟気密測定
窓・サッシ防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ
空調・換気全館床暖房
全館熱交換換気システム「ロスガード90」
キッチンオリジナルシステムキッチン(食器洗い乾燥機、IHヒーター)
バスルーム1.25坪選択可システムバス(真空断熱保温浴槽
内外装全窓ハニカムシェード
EBコートフローリング
収納大容量オリジナルシステム収納(カップボード、クローゼット等)
その他全居室LED照明
オリジナル玄関ドア、
TOTO製節水トイレ

一条工務店の主力商品であるアイスマートは、標準仕様でもかなり高性能。

また一条工務店は、キッチン・お風呂・洗面台・タイルなどオリジナル製品が多く使われているのが特徴です。

以下で一つ一つ詳しく紹介していきます。

構造・工法の標準仕様

一条工務店の構造・工法の標準仕様

一条工務店の家の構造・工法の標準仕様は「ツインモノコック構造」と「夢の家モノコック構造」の2種類あります。

ツインモノコック構造
「夢の家」モノコック構造
  • グランスマート
  • アイスマート
  • アイキューブ
  • グランセゾン
  • セゾン
  • セゾンA
  • ブリアール
  • 百年

どちらも簡単に言うと、巨大地震などの強い揺れを点ではなく面で受け止めることで、エネルギーを分散させゆがみにくくする工法です。

  • 建築基準法の認定上の上限値の「壁倍率5倍」の強度を持った耐力壁を使用
  • 1階・2階の天井に構造用合板を採用し、水平方向の剛性も強固に
  • 決められた基準より最大2倍以上の数、長さ最大1.5倍を使用

地震大国の日本において、長く安心して暮らせるように、リアルの建物荷重で実験しています。

ただし、一条工務店は、耐震性を重視する一方で、間取りに制限が出てしまうこともあります。

少しでも間取りの自由度が欲しい方は、グランセゾンやセゾンを選ぶといいですよ。

基礎の標準仕様

いくら構造・工法で強い家が出来ても、地盤が弱いと傾いてしまう恐れがあります。

そのため、一条工務店は家を建てる前には無料で必ず地盤調査を実施

地盤をしっかりと調査した上で、土地に適切な基礎が何かが決まります。

一条工務店の基礎の標準仕様は、「布基礎」です。

一条工務店の基礎の標準仕様

一条工務店の布基礎は、一般的な基準より厳しい自社基準で作られているので安心です。

ただし地盤が弱かった場合は、地盤補強工事が必要なため、約80万~200万円ほど別途費用がかかります。

耐震等級の標準仕様

一条工務店の耐震等級の標準仕様

一条工務店の家は標準仕様で、最高等級である耐震等級3を取得しています。

消防署や警察署といった防災拠点と同じ「耐震等級3」が、追加費用なしで全ての家についてくるんですよ。

この安心感は、何物にも代えがたいですよね。

「なんでそんなに強いの?」と思いますよね。

その秘密は、壁・床・天井を一体化させた「ツインモノコック構造」のような、一条工務店こだわりの構造にあるんです。

  • 耐震等級3: 万が一の巨大地震がきても、避難所としてそのまま住み続けられるレベルの強さ。これが標準なのは本当に心強いです。
  • 構造: 「i-smart」なら飛行機と同じ理論の「ツインモノコック構造」、「グラン・セゾン」なら設計自由度も高い「夢の家 I-HEAD構法」など、商品ごとに最適化されています。
  • 壁倍率: 国の基準で一番強い「壁倍率5倍」の壁がしっかり入っていて、家全体の剛性を高めてくれています。

断熱材の標準仕様

一条工務店の断熱材の標準仕様

一条工務店の断熱材は、標準仕様で業界トップレベルの断熱材が使用されます。

  • 高性能ウレタンフォーム(グラスウールの約2倍の断熱性)を使用
  • 天井・床・外壁の全ての構造パネルに採用
  • 外内ダブル断熱(外側に50mm、内側に140mm)
  • 全棟で気密測定を無料で実施(C値0.7以下が合格基準)

※ただし、アイスマイルは内断熱のみが標準仕様です。

一条工務店の代名詞、「家は、性能。」を心の底から「本当だった!」と実感できるのが、この断熱と気密のすごさです。

壁の外側と内側の両方から、分厚い高性能ウレタンフォームで家を丸ごとサンドイッチする「外内ダブル断熱」のおかげで、我が家は一年中、本当に快適です。

引き渡し時には気密測定もしてくれるのですが、我が家のC値(家のスキマの量)は0.5㎠/㎡でした。

これ、ピンと来ないかもしれませんが、家中のスキマを全部足しても、名刺の半分くらいしかないということなんです。驚きですよね。

性能指標我が家 (i-smart) の実測・公表値国のZEH基準 (HEAT20 G2レベル)
Ua値 (断熱性能)0.25 W/㎡K0.46 W/㎡K 以下
C値 (気密性能)0.5 ㎠/㎡ (実測)規定なし (5.0 ㎠/㎡が一般的目安)

※Ua値のZEH基準は5〜7地域の場合。

遮音性・温熱性能(寒冷期・夏期の体感温度差)

このすごい断熱・気密性能がもたらしてくれるのは、電気代の安さだけではありません。

毎日の「暮らしの質」が、本当にガラッと変わりました。

特に感動しているのが、その静かさです。

子どもがお昼寝している横で、外でゲリラ豪雨が降っていても気づかないくらい静かなんですよ。

以前のアパートでは車の音で起きてしまうこともあったので、これは本当に嬉しいポイントです。

  • 夏の体感: 猛暑日でも、玄関を開けた瞬間にモワッとした熱気がありません。エアコン1台で家中がすぐに涼しくなるのには、毎年感動しますね。
  • 遮音性: まるで家全体が静かな図書館になったようで、テレワークにも集中できますし、夜もぐっすり眠れます。
  • 冬の体感: 床暖房のおかげで、家中どこにいても春みたいにポカポカ。寒がりの妻が、冬に裸足で歩き回って喜んでいるのを見ると、こちらまで嬉しくなります。

窓の標準仕様

一条工務店の窓の標準仕様

ほとんどのハウスメーカーや工務店の窓の標準仕様がペアガラスのアルミ樹脂複合サッシが多い中、一条工務店の窓の標準仕様は、「トリプル樹脂サッシ」

断熱性はアルミよりも樹脂の方がはるかに高く、結露もしにくいです。

  • 外気温の影響を受けにくい高性能樹脂サッシ
  • 断熱性能の高い特殊な金属膜をコーティングした2枚の「Low-E ガラス」と高い強度の「防犯合わせガラス」の3層構造
  • 厚さ3mmのガラス2枚の間に、特殊な樹脂膜を加熱・圧着。ハンマーなどによる打ち破り行為でも容易には破れない
  • 音を入れない、漏らさない
  • 紫外線を99%カット

また、窓の数は標準仕様で以下のように決められています。

  • 8畳以下の部屋:2箇所
  • 8畳~12畳の部屋:3箇所
  • 12畳以上の部屋:4箇所
  • 洗面所・脱衣所・トイレ・広縁・階段室・書斎は1か所

※ただし、標準個数分を採用しなくても減額はありません。

また、一条工務店では防犯警報装置も標準仕様でついています。

ただし、驚かれることも多いですが、一条工務店は網戸がオプションです。

全窓に付けることも個別で必要な窓にだけつけることも可能です。

全室設置 3,000円/坪
個別設置 3,500円~22,400円/1ヶ所

ガラス仕様(トリプル・Low-E 等)・枠材・開閉方式

一条工務店の窓は、家の断熱性能を支える最重要パーツの一つと言っても過言ではありません。

標準仕様の「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」は、その名の通り驚くべき技術の集合体です。

ガラスが3枚ある「トリプルガラス」なのはもちろん、そのガラスには特殊な金属膜(Low-E膜)がコーティングされており、夏の日差しや冬の冷気を強力にブロックしてくれます。

そして何より重要なのが、窓のフレームがアルミではなく「樹脂」でできている点です。

熱を伝えにくい樹脂のおかげで、窓際が寒くなったり、結露が発生したりすることがほとんどありません。

  • ガラス: 3枚のガラスの間に、空気より熱を伝えにくいアルゴンガスが充填されています。
  • フレーム: アルミの約1000分の1しか熱を伝えない樹脂製サッシ。
  • 防犯仕様: 室外側のガラスは、破壊されにくい防犯合わせガラスが標準です。

断熱性・採光性・結露対策

実際に住んでみて、この窓の性能には本当に驚かされています。

真冬の寒い日に、窓ガラスに素手で触れても全く冷たくないんです。

以前のアパートでは、冬は窓際から冷気が流れ込んできてカーテンが必須でしたが、今は窓際に座って日向ぼっこができるほど快適です。

結露については、入居してから一度も見たことがありません。

加湿器をガンガンつけても窓が濡れることがないので、カビの心配もなく、カーテンを清潔に保てます。

それでいて、ガラスの透明度は非常に高く、部屋の奥まで自然光がたっぷりと入ってきて気持ちが良いです。

項目一条工務店の標準窓一般的なアルミサッシ(ペアガラス)
断熱性能◎ (U値 0.8 W/㎡K)△ (U値 3.0 W/㎡K 前後)
結露のしにくさ×
遮音性

開閉のしやすさ・メンテナンス性

一条工務店の窓は、性能が高い分、少し重いのかな?と心配していましたが、全くそんなことはありませんでした。

滑り出し窓やFIX窓(開かない窓)をうまく組み合わせることで、デザイン性と機能性を両立できます。

引き違い窓も、非常にスムーズに開閉できます。

メンテナンスについては、基本的に窓枠やガラスを拭く程度で、特別な手入れは不要です。

ただし、網戸はオプション扱いなので、窓を開けて風を取り入れたい方は忘れずに採用することをおすすめします。

  • 開閉方式: 引き違い窓、滑り出し窓、FIX窓など、場所に合わせて選択します。
  • ハニカムシェード: 全ての窓に断熱ブラインド「ハニカムシェード」が標準で付属し、窓の断熱性能をさらに高めてくれます。
  • メンテナンス: 樹脂サッシは劣化しにくく、耐久性が高いのが特徴です。

換気システムの標準仕様

一条工務店では、第1種換気システムが標準仕様です。

熱交換型で高性能フィルターを備えた「ロスガード90」を標準装備なので、家中どこでも快適な温度でキレイな空気が保たれています。

一条工務店の換気システムの標準仕様
  • 熱交換効率90%で省エネ
  • 湿度交換機能も搭載
  • 高性能フィルターで花粉や埃、PM2.5などを99%除去

また、オプションで一条工務店とPanasonicが共同開発した「全館加湿&換気システムうるケア」に変更することも可能です。

外壁の標準仕様

一条工務店の標準タイル

一条工務店の外壁の標準仕様は、石目調ボーダータイルです。

  • 耐久年数60年
  • 白一色のみ

多くのハウスメーカーの外壁材の標準仕様はサイディングが多い中、一条工務店は耐久性・メンテナンス性が高いタイルが標準です。ただし、色は白一色のみ。

タイルの場合、将来塗り替えをする必要もなく30年後に目地のシーリングを打ち替えるのみでOK!

また、一条工務店の外壁でよく見られる「ハイドロテクトタイル」はアイスマートではオプションです。

ハイドロテクトタイルの価格は、以下の通りです。

  • グランスマート:標準仕様
  • グランセゾン:標準仕様
  • アイスマート:1.3万 /坪
  • アイキューブ:1.6万 /坪

天井高の標準仕様

一条工務店の天井高の標準仕様

一条工務店のアイスマートの天井高の標準は2400㎜

ただし、一条工務店でもグランセゾン・セゾン・ブリアールは天井高2650mmが標準仕様です。

アイスマートの2400㎜というのは一般的な新築戸建の天井高ですが、少しでも天井高が高く開放的な家にしたい方は、1階のみオプションで天井高を2600㎜に高くすることも可能です。

その場合のオプション費用は、2万円/坪なので、検討してみてください。

床暖房の標準仕様

一条工務店は全館床暖房が標準仕様

一条工務店といえば、全館床暖房が標準仕様です。

リビングだけでなく、トイレやお風呂、廊下、クローゼットなどすべてに床暖房が入っているのが特徴。

  • 家中どこも寒くない
  • 足元が冷えない
  • 他の暖房器具が不要なので、小さな子供やペットがいても安心
  • 冬用の厚めの布団が不要
  • 洗濯物が室内干しでも良く乾く

寒いと朝起きるのが辛かったり動きたくなくなりますが、一条工務店に住んでいるとそういった心配は一切なく元気に活動できます。

ただし、一部だけ床暖房を設置しない事は可能ですが、床暖房を採用しない(標準から外す)という選択は出来ませんので、ご注意ください。

2023年1月より規格住宅(ハグミー)が発売になりました。
ハグミーは床暖房がオプションになっていますので、検討してみてもいいと思います。
【話題の新商品】一条工務店のHUGme(ハグミー)とは?標準仕様や総額を解説

床材の標準仕様

一条工務店の床材の標準仕様

一条工務店のアイスマートの床材は、EBコートフローリング5色と高耐久フローリング4色が標準仕様です。

  • EBコートフローリング・・・フローリングの表面にオレフィンフィルムというプリント素材を貼付(化粧シートタイプ)
  • 高耐久フローリング・・・ピュアハード塗装という独自の塗装技術を施工(突き板タイプ)

オプションで、以下のフローリングを採用することも可能です。

モクリア8,000円/坪
ライブナチュラル11,000円/坪
ライブナチュラルプレミアム
(ハードメイプル)
21,000円/坪
ライブナチュラルプレミアム
(オークN-45°)
32,000円/坪
ライブナチュラルプレミアム
(ブラックウォールナット)
39,000円/坪

ただし、一条工務店は全館床暖房のため、無垢床は採用出来ません。

  • 標準床材: EBコートフローリング(シートフローリング)。
  • 上位仕様: 「グラン・セゾン」では、より木の質感を高めた「モクリア」が標準となります。
  • 石目調フローリング: オプションで、高級感のある石目調のデザインも選択可能です。

屋根の標準仕様

一条工務店といえば屋根一体型の太陽光発電システムを載せる方も多いですが、太陽光発電はオプションです。

一条工務店の屋根の標準仕様は、以下の通りです。

  • スレート材屋根(コロニアルクァッド) 
  • パラペット屋根(FRP防水)
  • フラットルーフ(ガルバリウム鋼板)

屋根の耐久性は、フラットルーフ>スレート材屋根>パラペット屋根となります。

パラペットのFRP防水は紫外線で劣化し、雨漏りするリスクがあるため10年に1度メンテナンスが必要ですので、そこだけ注意しておきましょう。

オプションでスレート材はコロニアルグラッサに変更することも可能です。

一条工務店は太陽光発電&蓄電池にも力を入れているので、オプションではありますが検討してみましょう。

給湯器・水栓仕様・配管材質の標準仕様

一条工務店では、給湯器は、少ない電力でお湯を沸かすことができる「エコキュート」が標準仕様です。

主に電気料金が安い深夜電力を使ってお湯を沸き上げるため、日々の給湯コストを抑えることができます。

キッチンや洗面台の水栓は、オリジナル製品が標準です。

特にキッチンの水栓はヘッドが引き出せるシャワータイプで、シンクの隅々まで洗い流すのにとても便利です。

見えない部分ですが、給水・給湯管には耐久性の高い樹脂製のヘッダーパイプが採用されており、長期的な安心感があります。

  • 給湯器: 三菱電機製エコキュートが標準で採用されることが多いです。
  • 水栓: オリジナルデザインのシングルレバー混合水栓が標準。
  • 配管: さや管ヘッダー工法。メンテナンスや将来の交換が容易な構造です。

トイレの標準仕様

一条工務店のトイレの標準仕様

一条工務店のトイレの標準仕様は以下の通りです。

  • TOTO製のタンク有りトイレ(フチなしトルネード便器)
  • 温水洗浄暖房便座(ウォシュレット付き)
  • ペーパーホルダー
  • タオルリング
  • 2か所(平屋の場合は1か所)

トイレは2か所が標準ですが、1か所しか採用しない場合は、減額されます。

また、タンクレストイレ、手洗い付き収納カウンターはオプションです。

キッチンの標準仕様

一条工務店のキッチンの標準仕様

一条工務店のキッチンの標準仕様は一条工務店の工場で製造をするオリジナルキッチンです。

  • スマートキッチン(スリム・ワイド・ステップカウンター)
  • 天板ワークトップは人造大理石
  • シンクは(ステンレス・樹脂シンク)
  • オイルガード
  • 食器洗い乾燥機(浅型)

一条工務店のキッチンは、収納力が高くコンセントも多くついているので、とても調理がしやすい設計になっています。

また、以下のものはオプションです。

  • カップボード
  • ワークトップを天然御影石に変更
  • タッチレス水栓
  • 食器洗い乾燥機を深型に変更

他社のキッチンを採用したい場合もオプションになります。

お風呂の標準仕様

一条工務店のお風呂の標準仕様

一条工務店のお風呂の標準仕様は一条工務店の工場で製造をするオリジナルのお風呂です。

  • 1坪・1.25坪から選択
  • 天井高2130㎜
  • 断熱性の高い浴槽・断熱フタ付き
  • 換気扇
  • ドライ床機能
  • 天然御影石のカウンター
  • 手すり
  • ランドリーパイプ(2本)
  • タオル掛け
  • 開き戸

一条工務店のお風呂は、高級感のあるデザインな上、脱衣所やお風呂の中まで床暖房が入っているので、冬でも快適です。

また、以下のものはオプションです。

  • 浴室換気乾燥機
  • 浴室用テレビ
  • ミストサウナ
  • ジェットバス

一条工務店では、鏡やカウンターをはじめから外してもらうことはできません。窓を設置しないことは可能です。

洗面化粧台の標準仕様

一条工務店の洗面化粧台の標準仕様

一条工務店の洗面化粧台の標準仕様は一条工務店の工場で製造をする「リュクスドレッサー」と呼ばれるオリジナルです。

  • 多機能三面鏡(曇り止めヒーター付)
  • 収納力抜群の収納
  • 耐震ロック&ソフトクロージング機能
  • コンセント6口
  • サイズやバリエーションは8パターン

一条工務店の洗面化粧台は、幅900㎜~2100㎜までと豊富にありますが大きいサイズを選んでも標準仕様なので、間取りやライフスタイルに合わせて選ぶことが可能です。

また、以下のものはオプションです。

  • セカンド洗面台(3階建ての場合は標準)
  • スロップシンク

和室の標準仕様

一条工務店の和室の標準仕様

一条工務店では、和室が1室標準仕様です。もちろん和室を設置しなくてもOKです。

  • ヘリなし半畳タタミorヘリ付タタミから選択
  • 畳の色は(ワカクサ・コガネ)
  • 押入れは白木調シート
  • 床の間
  • 仏間

また、以下のものはオプションです。

  • 畳の色を標準から変更
  • 神棚
  • 掘座卓

一条工務店のアイスマートでは、小上がり和室は採用出来ません。グランセゾンでは採用できます。

玄関の標準仕様

一条工務店の玄関の標準仕様

一条工務店の玄関ドアの標準仕様は2つ用意されています。

  • 三協アルミ「プロノーバ」
  • 三協アルミ「ファノーバ」

断熱性が高いのはプロノーバ>ファノーバですが、どちらも高性能ですので、好みのデザインから選ぶといいでしょう。

また、以下のものはオプションです。

  • 電子錠
  • 防犯カメラ

収納の標準仕様

一条工務店の収納の標準仕様

一条工務店では、様々な種類・大きさの収納が標準装備で用意されています。

  • システムクローゼット: 棚板やハンガーパイプを自由に組み合わせられるタイプが人気です。
  • ブックシェルフ: 本棚として使える大容量の壁面収納も、標準仕様で選ぶことができます。
  • シューズボックス: 驚異的な収納力を誇るシューズクロークやシューズボックスも標準です。
  • パントリー

施工面積6坪につき1ユニットが標準仕様です。

ただし、押入れタイプの収納には取り付け個数に制限はありません。

また、以下のものはオプションです。

  • 小屋裏収納
  • ロフト

カーテンの標準仕様

一条工務店のハニカムシェード

一条工務店では、カーテンの設置は標準仕様ではありません。

ただし、カーテン代わりともなる「ハニカムシェード」がすべての窓に標準仕様でついてきます。

ハニカムシェードには3種類ありますが、基本的には断熱タイプが採用されます。

  • 断熱タイプ
  • レースタイプ
  • 遮熱タイプ(西側の窓が標準)

とはいっても、ハニカムシェードを上げると、外から窓が見えますし、窓を開けると家の中まで丸見えとなるため、レースカーテンはつける必要があるでしょう。

コンセントの標準仕様

一条工務店のコンセントの標準仕様

一条工務店では、コンセントにも基準となるルールがあります。

  • 一部屋に二つまでが標準仕様
  • 三口コンセントが標準

ただし、コンセントは数を増やしても大した増額にはならないため、使い勝手を優先してできるだけ多めに設置しておきましょう。

照明の標準仕様

一条工務店では、標準仕様に照明は含まれておりません。

ただし、LEDキャンペーンと題して、対象商品のみであれば家中の電気が3000円/坪で設置可能です。

また、以下の4社の商品であれば定価の50%で採用できます。

  • Panasonic
  • オーデリック
  • コイズミ
  • ダイコー

そもそも一条工務店の「標準仕様」とは?考え方と範囲

「標準仕様」という言葉はよく聞きますが、一条工務店のそれは他社と少し意味合いが異なります。

ここでは、その考え方の根本と、なぜこれほど高性能な仕様が標準で提供できるのか、その秘密に迫ります。

  • そもそも「標準仕様」とは?価格に含まれるもの・含まれないもの
  • 高性能を標準化できる秘密は「内製化率の高さ」にあった
  • 標準仕様の値段はいくら?坪単価への影響を解説

まずは、「標準仕様」の基本的な考え方から見ていきましょう。

そもそも「標準仕様」とは?価格に含まれるもの・含まれないもの

一条工務店における「標準仕様」とは、「モデルハウスで見たものが、ほぼそのまま自分の家の価格に含まれている」という考え方です。

他社では、魅力的に見える設備の多くがオプションで、契約後にどんどん価格が上がっていく…というケースも少なくありません。

しかし一条工務店では、今回ご紹介してきた全館床暖房やトリプル樹脂サッシ、大容量の収納といった高性能な設備のほとんどが、最初から坪単価に含まれています

これは、価格の透明性が高く、予算計画が立てやすいという大きなメリットに繋がります。

価格に含まれるもの(標準仕様)

  • 構造躯体、断熱材、窓
  • 全館床暖房、ロスガード90
  • オリジナルキッチン、バス、洗面台、トイレ
  • LED照明、ハニカムシェード、収納棚

価格に含まれないもの(オプション・別途工事)

  • 網戸、一部の収納棚
  • さらぽか空調、外壁のハイドロテクトタイル(i-smartの場合)
  • 外構工事、地盤改良工事、カーテンなど

高性能を標準化できる秘密は「内製化率の高さ」にあった

「なぜ、こんなに高性能なものが標準なの?」と疑問に思いますよね。

その最大の秘密は、住宅部材の約80%を自社グループ工場で開発・生産している「内製化」にあります。

断熱材や窓、キッチンや収納ユニットに至るまで、ほとんどの部材を自社で作っているのです。

外部のメーカーから仕入れるのではなく、自社工場で品質を管理しながら大量生産することで、圧倒的なコストダウンと品質の安定化を両立させています。

この「製造業」としての側面が、他社には真似のできない高い標準仕様を支えているんですね。

  • メリット1: コスト削減:
    中間マージンを徹底的に排除し、高性能な部材をリーズナブルに提供。
  • メリット2: 品質向上:
    現場での施工誤差を減らすため、工場で精密に加工・組み立て。どの家でも安定した品質を実現します。
  • メリット3: 開発力:
    現場や顧客の声を直接製品開発に活かし、常に性能を進化させ続けています

標準仕様の値段はいくら?坪単価への影響を解説

一条工務店の坪単価は、他のハウスメーカーと比較すると、少し高めに感じられるかもしれません。

しかし、それはご紹介してきた高性能な標準仕様が全て含まれているからです。

他社で同じレベルの性能(全館床暖房、トリプルサッシなど)を実現しようとすると、莫大なオプション費用がかかり、最終的には一条工務店より高くなるケースも珍しくありません。

つまり、坪単価には「性能という価値」が最初から価格として正直に反映されていると考えることができます。

  • 坪単価の考え方:
    「坪単価 = 本体価格 ÷ 延床面積」で計算されます。
  • 価格に含まれるもの:
    一条工務店の坪単価は、標準仕様の設備費がほぼ全て含まれた価格と捉えるのが適切です。
  • コスト比較の注意点:
    ハウスメーカーを比較する際は、坪単価の数字だけでなく、「その価格に何が含まれているのか」という仕様の内容まで確認することが非常に重要です。

【グレード順】人気商品ライン別!一条工務店の標準仕様の違いを比較一覧

一条工務店には、それぞれコンセプトの異なる魅力的な商品ラインが揃っています。

標準仕様のレベルが高いのは共通ですが、デザインの方向性や得意なこと、そして標準で搭載される設備グレードに違いがあります。

ここでは、特に人気の高い3つのモデルを比較し、あなたがどのモデルを選ぶべきかのヒントを探ります。

  • i-smart(アイスマート):性能特化型のモダンな標準仕様
  • Gran Sèson(グラン・セゾン):デザイン性と高級感を両立した標準仕様
  • i-cube(アイキューブ):コスパを追求したシンプルモダンな標準仕様
  • どのシリーズを選ぶべき?あなたの希望に合うモデルはコレ

まずは、性能を追求する方に絶大な人気を誇る「i-smart」から見ていきましょう。

i-smart(アイスマート):性能特化型のモダンな標準仕様

アイスマートの坪単価

「i-smart」は、一条工務店の性能哲学を最も体現したモデルと言えるでしょう。

ご紹介してきた外内ダブル断熱や高性能ウレタンフォーム、トリプル樹脂サッシといった最高の性能パーツを組み合わせ、業界トップクラスの断熱性・気密性を実現しています。

デザインは、シンプルでスタイリッシュなモダンテイストが特徴です。

標準仕様のキッチン(スマートシリーズ)は光沢のある鏡面仕上げで、シャープな空間を演出します。

性能を何よりも重視し、合理的で無駄のない美しい家を建てたい、という方に最適なモデルです。

  • コンセプト: 性能至上主義
  • デザイン: シンプルモダン、スタイリッシュ
  • 標準設備グレード: スマートシリーズ
  • 天井高(1F): 2400mm
  • こんな方におすすめ: 家の性能(特に断熱・気密)をとことん追求したい方

Gran Sèson(グラン・セゾン):デザイン性と高級感を両立した標準仕様

グランセゾンの坪単価

「グラン・セゾン」は、一条工務店の高い性能はそのままに、設計の自由度とデザイン性をさらに高めた上位モデルです。

最大の特徴は、1階の天井高が標準で2650mmもあること。

この25cmの差が、驚くほどの開放感と高級感を生み出します。

標準仕様の設備グレードも高く、**木の質感をリアルに再現したキッチン(グレイスシリーズ)**や、セルフクリーニング機能を持つ外壁「ハイドロテクトタイル」などが標準で搭載されています。

性能もデザインも妥協したくない、という方に選ばれています。

  • コンセプト: 性能×デザイン
  • デザイン: 上質で高級感のあるヨーロピアンモダン
  • 標準設備グレード: グレイスシリーズ(最上位)
  • 天井高(1F): 2650mm
  • こんな方におすすめ: 高い天井高や、よりグレードの高い設備、デザイン性を重視する方

i-cube(アイキューブ):コスパを追求したシンプルモダンな標準仕様

アイキューブの坪単価

「i-cube」は、一条工務店の誇る核心的な性能システムを、より手の届きやすい価格で実現したコストパフォーマンスモデルです。

基本的な構造や断熱性能はi-smartと同等レベルを維持しつつ、一部の仕様や設備グレードを調整することで価格を抑えています。

デザインは、キューブ型のシンプルな外観が特徴です。

内装もi-smartと同様にシンプルモダンですが、よりコストを抑えた設備シリーズが標準となります。

一条工務店の性能は欲しいけれど、できるだけコストを抑えたいという、賢い選択をしたい方にぴったりのモデルです。

  • コンセプト: コストパフォーマンス
  • デザイン: キューブ型、シンプルモダン
  • 標準設備グレード: i-スタンダードシリーズなど
  • 天井高(1F): 2400mm
  • こんな方におすすめ: 初期費用を抑えつつ、一条工務店の高い基本性能を手に入れたい方

どのシリーズを選ぶべき?あなたの希望に合うモデルはコレ

結局どのモデルを選べば良いのか、迷ってしまいますよね。

重要なのは、あなたが家づくりにおいて何を最も重視するかという価値観です。

以下の表を参考に、ご自身の優先順位と照らし合わせてみてください。

例えば、i-smartをベースに、グラン・セゾン標準の設備をオプションで追加していくと、最終的にグラン・セゾン本体より高くなることもあります。

最初に「これだ!」と決めるのではなく、それぞれのモデルの見積もりを取って比較検討するのがおすすめです。

優先順位最適なモデル判断のポイント
性能・合理性i-smartわずかでも高い断熱性能と、モダンなデザインを求めるなら。
デザイン・高級感グラン・セゾン高い天井高と、標準でグレードの高い設備が欲しいなら。
コストi-cube性能は妥協せず、初期投資をできるだけ抑えたいなら。

一条工務店の標準仕様だけで後悔しない?知っておくべき5つの注意点

ここまで一条工務店の素晴らしい標準仕様について語ってきましたが、どんなものにも光と影があるのは事実です。

ここでは、実際に住んでいる施主だからこそ伝えられる、契約前に知っておくべき注意点を正直にお話しします。

これらを理解しておくことが、後悔のない家づくりへの第一歩です。

  • 設計自由度の制限:「一条ルール」の実例と回避方法
  • 標準仕様なのに “実はオプション扱い” なケース(例:網戸、収納棚、特注部材等)
  • 高性能ゆえのデメリットと季節差(夏の室温上昇/冬の乾燥)
  • 設備配置・配管干渉リスク(隠蔽部・メンテ用ルート)
  • 部材納期・品切れリスク、モデルチェンジによる仕様変更リスク

まずは、最も有名な「一条ルール」から見ていきましょう。

設計自由度の制限:「一条ルール」の実例と回避方法

一条工務店では、高い性能と品質を全ての家で安定して実現するために、「一条ルール」と呼ばれる設計上の制約がいくつか存在します。

これは、工場生産を前提とした規格化の裏返しとも言えます。

例えば、「大きな吹き抜けは作りにくい」「使える窓の種類やサイズに制限がある」「壁紙の貼り分けは縦方向にしかできない」といったルールです。

完全自由設計のハウスメーカーと比べると、デザインの自由度は低いと感じるかもしれません。

しかし、これらのルールは全て、耐震性や気密性を確実に担保するためのもの。

私たち施主は、この制約の中で、いかに自分たちの理想を形にするかというパズルを楽しむような感覚で、設計士さんと打ち合わせを進めていくことになります。

一条ルールの例

  • 間取り: 1階と2階がほぼ同じ大きさの「総二階」が基本。
  • : 規格サイズ以外の窓や、コーナーサッシなどは採用できない。
  • 内装: フローリングは同じ階で1種類しか選べない。
  • 回避方法: 設計の初期段階で、どうしても実現したい要望を明確に伝えること。代替案を提案してもらえる場合があります。

標準仕様なのに “実はオプション扱い” なケース(例:網戸、収納棚、特注部材等)

「標準仕様」のレベルが非常に高い一条工務店ですが、「これは当然ついているだろう」と思っていたものが、実はオプションだったというケースがいくつかあります。

その代表格が「網戸」です。

これは、「ロスガード90」による24時間換気が基本思想のため、換気のために窓を開ける必要はない、という考え方に基づいています。

しかし、春や秋に自然の風を入れたいと思うのは自然なことですよね。

このように、企業の思想と私たちのライフスタイルの間にギャップがあることを理解しておくことが大切です。

我が家も、もちろん網戸はオプションで追加しました。

代表的なオプション扱いのもの

  • 網戸: ほとんどの施主が採用する、事実上の必須オプションです。
  • 一部の収納棚: クローゼット内の棚は標準ですが、可動棚を追加する場合はオプションになることがあります。
  • バルコニーの水栓: バルコニーの掃除用に水栓をつけたい場合はオプションとなります。

高性能ゆえのデメリットと季節差(夏の室温上昇/冬の乾燥)

信じられないかもしれませんが、高すぎる性能が、時としてデメリットに感じられることがあります。

特に、春や秋といった過ごしやすい季節です。

断熱性能が高すぎて日中の太陽光による熱が室内にこもり、夏のように暑くなってしまう「オーバーヒート」現象が起きることがあります。

また、冬は全館床暖房と高い気密性の組み合わせで、室内がかなり乾燥します。

我が家では、各部屋に加湿器を置いて対応しています。

これらの現象は、高性能住宅の「副作用」のようなもの。

対策として、夏場の除湿と冷房を兼ねる「さらぽか空調」や、**全館加湿システムの「うるケア」**といった大型オプションも用意されています。

  • 春・秋の対策: ハニカムシェードを閉めて日射を遮る、窓を開けて換気する(網戸が必要)。
  • 冬の対策: 加湿器の設置、洗濯物の室内干し、観葉植物を置く。
  • 根本対策: オプションの「さらぽか空調」や「うるケア」を検討する(高額なため要検討)。

設備配置・配管干渉リスク(隠蔽部・メンテ用ルート)

一条工務店の家は、床下に温水パイプが張り巡らされているため、配管ルートが非常に複雑です。

そのため、間取りや設備の配置によっては、予期せぬ制約が出ることがあります。

例えば、「キッチンの位置をずらしたら、配管の都合で食洗機がつけられなくなった」といったケースです。

また、壁の中や床下など、見えない部分のメンテナンス性も気になるところです。

一条工務店では、長期優良住宅として維持管理のしやすさにも配慮されていますが、特殊な構造であることは理解しておく必要があります。

  • 注意すべき点:
    間取りの最終決定前に、設備や配管のルートに無理がないかを、設計士さんや現場監督さんによく確認することが重要です。
  • メンテナンス:
    定期的な点検が重要になります。特に、ロスガードのフィルター清掃は自分で行う必要があります。
  • リスク回避:
    設計段階で、将来的なリフォームの可能性についても伝えておくと、配慮した設計をしてもらえる場合があります。

部材納期・品切れリスク、モデルチェンジによる仕様変更リスク

ほとんどの部材を自社で生産していることは大きなメリットですが、特定の部材の生産が追いつかなくなると、納期が遅れるリスクもあります。

特に、ウッドショックや世界的な半導体不足のような社会情勢の影響を受ける可能性はゼロではありません。

また、一条工務店は常に性能向上のための研究開発を行っているため、定期的に商品のモデルチェンジや仕様変更が行われます。

自分が契約したタイミングと、着工のタイミングで、一部の設備の仕様が新しくなっている、ということも起こり得ます。

これはメリットになることも多いですが、「前のデザインの方が良かった…」ということにならないよう、仕様の最終確認は入念に行う必要があります。

  • リスク対策: 契約から着工までのスケジュールに余裕を持たせること。
  • 情報収集: 施主ブログやSNSなどで、最新の仕様変更に関する情報を集めておくのも一つの手です。
  • 最終確認: 着工前に行われる「最終仕様確認」で、全ての仕様が自分の希望通りになっているかを、図面と仕様書で徹底的にチェックしましょう。

どこから有料?一条工務店の人気オプション一覧と費用相場

標準仕様のレベルが非常に高い一条工務店ですが、さらに快適性やデザイン性を高めるための魅力的なオプションも豊富に用意されています。

ここでは、多くの施主が採用する人気のオプションと、その費用相場をご紹介します。

どこまでが標準で、どこからが有料なのかを知ることが、賢い予算計画の第一歩です。

  • まず押さえたい “採用率高” オプション TOP5
  • キッチン系オプション(御影石天板、タッチレス水栓、ガス→IH変更など)
  • 空調/快適性オプション(さらぽか空調、グレードアップ換気など)
  • 外観・内装オプション(意匠性強化、造作家具、外構)
  • オプション費用の相場レンジ・性能向上率・投資対効果
  • 本当に必要か?判断基準と優先順位(費用対効果視点)

まずは、採用率が非常に高い、いわば「準」標準オプションから見ていきましょう。

まず押さえたい “採用率高” オプション TOP5

標準仕様ではありませんが、あまりにも多くの施主が採用するため、「準」標準仕様とも言える人気のオプションが存在します。

これらは、暮らしの質を大きく向上させてくれるものばかりです。

我が家も、この中からハイドロテクトタイル、網戸、玄関ドア電気錠を採用しました。

特に電気錠は、買い物帰りで両手が塞がっている時に本当に便利で、つけて良かったと心から思っています。

予算に限りがある場合でも、このTOP5の中から優先順位をつけて検討することをお勧めします。

順位オプション名費用相場(目安)採用するメリット
1位ハイドロテクトタイル約40万円〜外壁のメンテナンス費用を大幅に削減できる
2位網戸約10万円〜自然の風を取り入れたい場合に必須
3位玄関ドア電気錠約7万円〜鍵の開け閉めが圧倒的に楽になる
4位カップボード約20万円〜キッチンと統一感のある大容量収納が手に入る
5位室内物干し約1万円〜/箇所雨の日や花粉の季節の洗濯に便利

キッチン系オプション(御影石天板、タッチレス水栓、ガス→IH変更など)

キッチンは毎日使う場所だからこそ、こだわりたい方が多い場所です。

一条工務店では、標準のIHクッキングヒーターからガスコンロへの変更もオプションで可能です。

料理はやっぱり火でしたい、という方でも安心ですね。

我が家が最後まで悩んだのが、高級感あふれる「御影石カウンター」です。

一条工務店は自社工場で加工するため、他社より比較的安価に導入できるのが魅力です。

他にも、手をかざすだけで水が出る「タッチレス水栓」や、お手入れが簡単な「フィルターレスのレンジフード」なども人気のオプションです。

  • 御影石カウンター: 約30万円〜。キッチンの高級感が格段にアップします。
  • タッチレス水栓: 約3万円〜。衛生的で、節水効果も期待できます。
  • ガスコンロへの変更: 約5万円〜。
  • 食洗機深型→フロントオープンへの変更: 約15万円〜。海外製のような大容量食洗機に変更できます。

空調/快適性オプション(さらぽか空調、グレードアップ換気など)

一条工務店の性能をさらに引き上げる、大型の空調オプションも用意されています。

その代表格が、夏の快適性を劇的に向上させる「全館さらぽか空調」です。

これは、冬に温水を流す床暖房のパイプに、夏は冷水を流すことで、床からの輻射熱で家全体を涼しくし、同時に除湿も行うシステムです。

エアコンの風が苦手な方や、夏のジメジメを解消したい方にとっては、非常に魅力的な選択肢です。

ただし、約50万円〜という高額なオプションなので、その費用対効果を慎重に検討する必要があります。

  • 全館さらぽか空調: 約50万円〜。除湿機能がメインで、冷房は緩やかに効くイメージです。
  • 全館加湿システム「うるケア」: 約15万円〜。冬の過乾燥を防ぎ、家全体の湿度を快適に保ちます。
  • ロスガードのアップグレード: 標準のロスガードを、PM2.5対応の高機能フィルターに変更することも可能です。

外観・内装オプション(意匠性強化、造作家具、外構)

標準仕様でも十分素敵ですが、「もう少しデザインにこだわりたい」という想いを叶えるオプションも豊富です。

例えば、リビングの壁にエコカラットのようなデザイン性の高い壁材を貼ったり、間接照明を追加したりするだけで、空間の印象は大きく変わります。

また、一条工務店の収納ユニットを組み合わせて、テレビボードやデスクカウンターを造作することも人気です。

インテリアに統一感が出て、スッキリとした空間を作ることができます。

外観では、屋根の形を変更したり、デザイン性の高いバルコニー手すりを採用したりすることも可能です。

  • デザインウォール: エコカラットやウッドパネルなど。部屋のアクセントになります。
  • 間接照明: 天井や壁を照らすことで、空間に奥行きと落ち着きが生まれます。
  • 造作家具: 市販の家具を置くよりも、空間を有効活用できます。

オプション費用の相場レンジ・性能向上率・投資対効果

オプションを採用する上で最も重要なのが、「その投資に見合う価値があるか」という視点です。

一条工務店のオプション費用の総額は、多くの施主が100万円〜300万円程度の範囲に収まっている印象です。

例えば、「ハイドロテクトタイル」は初期費用として約40万円かかりますが、将来的に必要となるであろう外壁の再塗装費用(100万円以上)が不要になることを考えると、長期的な投資対効果は非常に高いと言えます。

一方で、「さらぽか空調」のような快適性を高めるオプションは、その価値を金額で測るのが難しい部分もあります。

  • 投資対効果が高いオプション: ハイドロテクトタイル、太陽光発電システムなど、将来の費用を削減できるもの。
  • 満足度が高いオプション: 玄関ドア電気錠、タッチレス水栓、食洗機のグレードアップなど、日々の家事を楽にしてくれるもの。
  • 要検討オプション: さらぽか空調、全館加湿システムなど、高額で、ライフスタイルによって必要性が大きく変わるもの。

本当に必要か?判断基準と優先順位(費用対効果視点)

魅力的なオプションを前にすると、あれもこれもと追加したくなってしまいますよね。

大切なのは、自分たちの家づくりにおける「絶対に譲れないもの」と「できれば欲しいもの」を明確に分けて、優先順位をつけることです。

私たちの場合は、「将来のメンテナンスコスト削減」と「日々の家事の効率化」を最優先にしました。

その上で、予算の範囲内で「暮らしの満足度を高めるもの」を追加していく、という考え方でオプションを選んでいきました。

宿泊体験棟で実際にオプションを試してみるのも、その必要性を判断する上で非常に参考になりますよ。

  • ステップ1: オプションにかけられる総予算の上限を決める。
  • ステップ2: オプションリストを作成し、「絶対必要」「できれば欲しい」「なくても良い」の3つに分類する。
  • ステップ3: 「絶対必要」なものから予算を割り振り、残りの予算で「できれば欲しい」ものを検討する。

一条工務店の標準仕様|実測データ・コスト視点で見る“本当の価値”とは?

一条工務店の標準仕様の本当の価値は、住み始めてから、そして10年、20年と住み続けていく中で、より深く実感できるものかもしれません。

ここでは、少し視点を変えて、実際の光熱費やメンテナンス費用といった、具体的な数字と長期的なコストの観点から、その価値を分析します。

  • 実際の消費電力量・冷暖房費の比較事例
  • 維持・メンテナンス費用予測(部材更新・修繕・交換サイクル)
  • 売却査定への影響/資産価値視点から見た仕様価値
  • 初期投資額 vs ランニングコストの回収シミュレーション

まずは、気になる毎月の光熱費から見ていきましょう。

実際の消費電力量・冷暖房費の比較事例

一条工務店の家に住んで最も驚いたのが、月々の光熱費の安さです。

特に、冬は全館床暖房を24時間つけっぱなしにしているにもかかわらず、以前住んでいたアパートのガス代+電気代よりも安いくらいです。

これは、高い断熱・気密性能のおかげで、一度暖めた熱がほとんど外に逃げないからです。

太陽光発電システムを搭載している場合は、日中に発電した電気で光熱費を賄い、余った電気を売ることで、光熱費が実質ゼロ、あるいはプラスになる「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の暮らしも実現可能です。

項目我が家 (一条工務店/オール電化)以前の賃貸アパート (都市ガス併用)
家族構成3人家族2人暮らし
真冬の光熱費 (月平均)約15,000円 (床暖房24h)約20,000円
真夏の光熱費 (月平均)約8,000円 (エアコン24h)約12,000円

維持・メンテナンス費用予測(部材更新・修繕・交換サイクル)

家は建てて終わりではなく、長く住み続けるためには適切なメンテナンスが必要です。

一条工務店の標準仕様は、この長期的なメンテナンスコストを抑える工夫が随所に凝らされています。

代表的なのが、前述の「ハイドロテクトタイル」です。

一般的なサイディング外壁は10〜15年ごとに再塗装が必要で、その費用は100万円以上かかることもあります。

この費用が不要になるのは、将来の家計にとって非常に大きなメリットです。

また、自社製品が多いため、将来的に部品の交換が必要になった場合でも、比較的スムーズに入手できるという安心感もあります。

  • 外壁: ハイドロテクトタイルなら、30年以上のメンテナンスフリーが期待できます。
  • 屋根: 太陽光発電一体型屋根は、スレート屋根のような定期的な塗り替えが不要です。
  • 設備: ロスガードやエコキュートなどの設備は、約15年〜20年での交換が推奨されています。

売却査定への影響/資産価値視点から見た仕様価値

将来的に家を売却する可能性を考えた場合でも、一条工務店の家の仕様は有利に働く可能性があります。

近年、住宅の省エネ性能を評価する基準が整備されつつあり、断熱性や気密性といった「性能」が、住宅の資産価値を測る上で重要な指標になりつつあります。

国が定める「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」において、一条工務店の家は最高ランクの評価を受けることができます。

これは、「燃費の良い家」であることが公的に証明されているということであり、中古住宅市場においても大きなアピールポイントになるでしょう。

  • BELS評価: 一条工務店のi-smart/i-cubeは、標準仕様で最高ランクの五つ星を取得可能です。
  • 資産価値: 高い性能は、快適性や光熱費の安さという付加価値に繋がり、売却時に評価される可能性があります。
  • 長期優良住宅: 税金の優遇措置が受けられるなど、資産価値の維持に貢献します。

初期投資額 vs ランニングコストの回収シミュレーション

一条工務店の家は、初期投資額(建築費用)が他のハウスメーカーより高くなる傾向があります。

しかし、これまでに見てきたように、月々の光熱費や将来のメンテナンス費用といった「ランニングコスト」を大幅に抑えることができます。

つまり、「最初に少し多めに払って、後々の支出を減らす」という考え方です。

例えば、月々の光熱費が一般的な住宅より1万円安く、30年間で150万円の外壁塗装費用が不要だと仮定します。

すると、30年間で約510万円(1万円×12ヶ月×30年+150万円)もの金額が浮く計算になります。

この視点を持つと、一条工務店の本当のコストパフォーマンスが見えてくるのではないでしょうか。

  • 初期投資(イニシャルコスト): 高め
  • 維持管理費(ランニングコスト): 非常に低い
  • 総費用(ライフサイクルコスト): 長期的には非常に競争力がある

【Q&A】一条工務店の標準仕様に関するよくある質問

ここでは、一条工務店の標準仕様に関して、多くの方が抱く疑問についてQ&A形式でお答えします。

より細かい点まで理解を深めて、不安や疑問を解消していきましょう。

Q1. 標準仕様の設備は変更できますか?

A. 一部変更は可能ですが、基本的には一条工務店のオリジナル製品が中心となります。

例えば、キッチンやバスルームを他社メーカーの製品にまるごと入れ替える、といったことは原則としてできません。

ただし、IHクッキングヒーターをガスコンロに変更したり、水栓をタッチレスタイプに変更したりといった、部分的なアップグレードや変更はオプションで可能です。

Q2. 太陽光発電パネルは標準仕様ですか?

A. 標準仕様ではありませんが、非常に多くの方が採用する人気のオプションです。

一条工務店は、屋根材と一体化したオリジナルの太陽光パネルを開発しており、大容量のパネルを比較的リーズナブルな価格で搭載することができます。

初期費用はかかりますが、売電収入や電気代の削減により、約10年前後で元が取れるとされています。

Q3. 標準仕様の設備の保証期間はどのくらいですか?

A. 設備によって異なりますが、一般的なメーカー保証と同様の期間が設定されています。

例えば、キッチンやバス、ロスガードなどの設備は2年間の保証が基本となります。

また、構造躯体や防水については、法律で定められた10年間の保証に加え、有料のメンテナンスを受けることで最長30年まで延長することが可能です。

詳しくは、契約時に「保証書」でしっかりと確認することが大切です。

Q4. 過去の標準仕様と最新のものでは何が違いますか?

A. 一条工務店は常に性能向上を目指しているため、標準仕様は年々進化しています。

例えば、数年前まではペアガラス(2枚ガラス)が標準でしたが、現在はトリプルガラス(3枚ガラス)が標準になっています。

また、設備のデザインや機能も少しずつアップデートされています。

最新の仕様については、必ず最新のカタログや展示場で確認するようにしてください。

Q5. カタログに書かれていない“隠れ仕様”とは?

A. 明確な“隠れ仕様”というものはありませんが、カタログでは伝えきれない細かな工夫や配慮はたくさんあります。

例えば、壁の角が丸く加工されている「角R(かどアール)」仕上げや、地震の揺れで収納の扉が開かないようにする「耐震ラッチ」などは、全ての家に標準で施工されています。

こういった細かな配慮が、日々の暮らしの安全性と快適性を高めてくれていると感じます。

Q6. 設計変更で仕様を落としたり上げたりするときの注意点

A. 一条工務店では、基本的に仕様を「落とす(ダウングレードする)」という考え方はあまりありません。

なぜなら、標準仕様が家の性能を保証するための最適解としてパッケージ化されているからです。

一方で、仕様を「上げる(アップグレードする)」ことはオプションとして可能です。

注意点としては、一度契約して設計が進んだ後に大きな仕様変更を行うと、追加費用だけでなく、工期の遅れに繋がる可能性があるため、仕様の決定は慎重に行う必要があります。

まとめ

この記事では、一条工務店の主力商品であるアイスマートの標準仕様・標準装備について解説しました。

一条工務店は性能を重視したハウスメーカーですので、多くのオプションをつけることなく標準仕様だけで十分高性能な家を建てることができます。

中でも、他社ではオプション費用がかかることが多い以下が標準仕様であることが強みです。

  • 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ
  • 内外ダブル断熱
  • 耐震等級3
  • 全館床暖房
  • 熱交換型換気システム

また、お風呂やキッチン・洗面台など一条工務店オリジナル商品が多いため、設計ミスが起こりづらく、完成形をイメージしやすいのが特徴です。

モデル名コンセプトこんな方におすすめ
i-smart性能至上主義とにかく家の性能(断熱・気密)を最優先したい方
グラン・セゾン性能 × デザイン高い天井高や、グレードの高い設備、デザイン性を重視する方
i-cubeコストパフォーマンス初期費用を抑えつつ、一条工務店の高い基本性能が欲しい方

一条工務店の家づくりは、自分だけのオーダーメイドの服を作るというよりは、最高品質の既製服の中から、自分の価値観に最も合う一着を選び、オプションで自分好みに仕立てていく、というイメージに近いかもしれません。

この記事が、あなたの家づくりという素晴らしい旅の、信頼できる地図となることを心から願っています。

まずは、その圧倒的な標準仕様を、ぜひお近くの展示場で実際に体感してみてください。

一条工務店は紹介制度を利用するのが一番お得です。

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そんな方は、おうちスタイルの私(すみこ)が紹介します

すみこ

一条工務店の施主なので、正式に紹介が可能です
これまで多数の方を紹介しており、スムーズな手続きをサポートしています。
もちろん紹介を受けたからといって必ず契約する必要はありません
まずはお気軽にご相談くださいね。

※個人情報は紹介フォームの入力以外には一切使用しませんので、ご安心ください。

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