【2025年最新】ダイワハウス(大和ハウス)の標準仕様!xevoとスマートセレクションの全比較

ダイワハウスでの家づくり、ワクワクしますよね。
でも同時に、「標準仕様って、結局どこまで入ってるの?」と不安になっていませんか?
「豪華だと聞いたけど、気づけばオプションだらけで予算オーバー…」
そんな契約後の「こんなはずじゃなかった」という後悔だけは、絶対に避けたいですよね。
ご安心ください。
この記事を読めば、そのモヤモヤした不安が「賢い選択」への確信に変わります。
この記事でわかること
- xevo(注文住宅)とスマートセレクション(規格住宅)、「標準仕様」の決定的な違い
- キッチン・お風呂の「ハイグレード」メーカーと実際の機種
- 「天井高2m72cm」や「ベルサイクス外壁」は本当に”標準”なのか?
そう、ダイワハウスの「標準仕様」は、あなたが選ぶ商品ラインによって全くの別物なんです。
契約前に「5つの罠」を知ることで、あなたは賢く、後悔のない家づくりを実現できます。
さあ、最高のスタートダッシュを切りましょう!
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ダイワハウスの「標準仕様」とは?まず知るべき基本の考え方
ダイワハウスの「標準仕様」と聞くと、どの家でも同じ内容(キッチンやお風呂など)が用意されていると思いますよね?
実は、そこが家づくりで後悔しないために知っておきたい、最初の注意点なんです。
この「標準」という言葉の本当の意味を知らないまま話を進めると、「こんなはずじゃなかった…」と契約後に予算オーバーしてしまう落とし穴にはまるかもしれません。
このセクションでは、まずダイワハウスの標準仕様の「本当の意味」を解き明かします。
- ダイワハウスの「標準仕様」は商品ラインによって全く異なる
- 注文住宅(xevo)と規格住宅(スマートセレクション)の標準仕様の根本的な違い
- ダイワハウスの戦略:「標準を贅沢に」は本当か?オプションで後悔しないための知識
まずは、この少し複雑な「標準仕様」の定義から、一緒にわかりやすく見ていきましょう。
ダイワハウスの「標準仕様」は商品ラインによって全く異なる
まず、家づくりを始めるあなたに一番大切なのでお伝えします。
それは、「ダイワハウスの標準仕様」という、たった1つの決まった内容は存在しないという事実です。
「え?どういうこと?」と思いますよね。
これは、あなたが選ぶお家の商品シリーズ(ダイワハウスは「商品ライン」と呼びます)によって、標準仕様の中身がガラッと変わるという意味なんです。
例えば、主力商品である鉄骨の「xevo Σ(ジーヴォシマ)」と、木造の「xevo GranWood(ジーヴォグランウッド)」、そしてプランから選ぶ「スマートセレクション」では、標準とされる設備のグレードや性能が異なります。
なぜなら、それぞれのシリーズで「家づくりのテーマ」や「どんなお客さんにおすすめか」が違うからです。
- 注文住宅 (例: xevo Σ):
あなたの「こだわり」を全部叶えたい人向け。最初から良い性能や設備が「標準」になっていることが多いです。 - 規格住宅 (例: スマートセレクション):
価格と打合せ時間を効率よく進めたい人向け。性能はしっかり確保しつつ、選べる設備の種類をあえて絞ることで、価格を抑えています。 - 家の構造 (鉄骨/木造):
鉄骨と木造では、得意な作り方(例えば「広いリビング」や「断熱の方法」)が違うので、標準仕様も自然と変わります。
ですから、カタログに書かれている「標準」という言葉だけを見るのではなく、「自分が今検討している家の標準仕様はどれか」を営業担当者にしっかり確認することが、後悔しないための第一歩です。
注文住宅(xevo)と規格住宅(スマートセレクション)の標準仕様の根本的な違い
では、「注文住宅(xevo)」と「規格住宅(スマートセレクション)」では、具体的に何が違うのでしょうか。
それは、単に選べるキッチンが違う、という話だけではありません。
一番の違いは、「間取りをどれだけ自由に決められるか」という、家づくりの根本的な進め方にあります。
「xevo」は、あなたが真っ白な紙に絵を描くように、イチから間取りや仕様を決められる「注文住宅」です。
一方、「スマートセレクション」は、ダイワハウスがプロの目線で厳選したたくさんの間取りプラン(設計図)の中から、あなたの暮らしに合うものを選ぶ「企画住宅(規格住宅とも言います)」です。
ダイワハウスの公式サイトでも、「スマートセレクション」は豊富なプランから選ぶ企画提案住宅と紹介されています。
どちらが良い・悪いではなく、あなたの家づくりにどちらが合っているか、という視点が大切です。
| 比較項目 | 注文住宅 (例: xevo Σ) | 規格住宅 (例: スマートセレクション) |
| 間取りの自由度 | イチから自由に決められる | 決められたプランから選ぶ |
|---|---|---|
| 標準設備の選択肢 | 多い(グレードも高い傾向) | 決まっている(選択肢は少なめ) |
| おすすめな人 | 細部までこだわりたい人 | 価格や打合せ時間を抑えたい人 |
| 価格帯 | 高め | ダイワハウスの中では抑えめ |
「スマートセレクション」は、ダイワハウスの安心できる性能はそのままに、プランを選ぶ方式で価格を抑えた、賢い選択肢とも言えます。
ただし、それは「標準仕様として選べるものが限られている」こととセットなんだ、と覚えておいてくださいね。
ダイワハウスの戦略:「標準を贅沢に」は本当か?オプションで後悔しないための知識
「ダイワハウスは標準仕様が豪華だよね」という話を、どこかで聞いたことはありませんか?
確かに、特に「注文住宅(xevo)」シリーズでは、標準仕様が豪華という評判は本当だと言えます。
ですが、ここに「オプション地獄」と呼ばれる、予算オーバーの落とし穴(2つ目の罠)が隠れているんです。
ダイワハウスでは、キッチンやお風呂などで、他社なら追加料金になるような有名なメーカー(LIXILやパナソニックなど)の良いグレードの商品が、最初から「標準」として選べることが多いのが特徴です。
これは、すごく嬉しいポイントですよね。
- 標準が豪華なメリット:他社なら諦めていたかもしれない、素敵なキッチンやお風呂が標準で手に入る可能性があります。
- 後悔のきっかけ:でも、その素敵な標準品を見るためにショールームに行くと、「標準も素敵だけど、この追加オプションの天板(キッチンの上)はもっと素敵…」と、さらに良いものが目に入ってしまいます。
- 予算オーバーの原因:「標準で十分」と思っていたはずなのに、あれもこれもと追加していくうちに、気づけば予算が大幅にアップしていた…というのが、よく聞く失敗談です。
ダイワハウスの家づくりは、この「標準仕様」というレベルの高いスタートラインをまずしっかり理解すること。
その上で、「どこにお金をかけ、どこは標準のままで満足するか」を家族で決めておくことが、後悔しないための最大のコツですよ。
【商品ライン別】ダイワハウスの標準仕様を徹底比較
ダイワハウスの標準仕様は「商品ラインによって全く異なる」ことが分かりましたね。
では、具体的に「xevo Σ」「xevo GranWood」「スマートセレクション」の3つで、標準仕様にどのような違いがあるのでしょうか。
このセクションでは、それぞれの特徴を徹底的に比較・解説します。
- ① 鉄骨注文住宅「xevo Σ (ジーヴォシマ)」の標準仕様
- ② 木造注文住宅「xevo GranWood (ジーヴォグランウッド)」の標準仕様
- ③ 規格住宅「スマートセレクション」の標準仕様(注文住宅との違い)
- 比較表:xevo Σ vs GranWood vs スマートセレクションの主な標準仕様
あなたが検討している商品がどれに当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。
① 鉄骨注文住宅「xevo Σ (ジーヴォシマ)」の標準仕様

「xevo Σ(ジーヴォシマ)」は、ダイワハウスの鉄骨住宅を代表するフラッグシップモデルです。
まず、その「強さ」を支える家の土台(基礎)から見ていきましょう。

xevo Σの基礎は「布基礎」を標準仕様としています。

注目すべきは、業界屈指とされる180mmという基礎の立ち上がり幅です。
一般的な基準(建築基準法では120mm)より大幅に厚くすることで、コンクリートの量が増え、強度が格段に向上します。
この厚みは、鉄筋の腐食を長期間抑えることにも繋がります。
さらに、一棟ごとに地盤調査を実施し、地盤改良や杭工法も含めた最適な工法を提案。
外周部と内部の基礎を一体化させた設計により、家の傾きの原因となる「不同沈下」を防ぎ、建物全体の荷重をバランスよく支える強固な土台を標準としています。
この強固な土台の上に、最大の特徴である「広さ」が実現されます。

それが、標準で2m72cmという圧倒的な天井高です。(一般的な住宅は2m40cm)
この大空間と強さを両立できるのが、独自の耐震技術「D-NΣQST(ディーネクスト)」です。
「xevo Σ」の標準仕様は、まさに「強固な安心」と「特別な空間」を最優先したい人向けに設計されています。
- 基礎:標準で「布基礎」。立ち上がり幅180mmの強固な設計。
- 構造:軽量鉄骨造
- 耐震性:エネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST」が標準搭載
- 天井高:標準で2m72cm(オプションでさらに高くも可能)
- 断熱性:外張り断熱工法(等級は選択可能)
- 標準設備:国内メーカーのハイグレードモデルから選択可能(LIXIL「リシェルSI」など)
この「強固な基礎」と「2m72cmの天井高」、そして「ハイグレードな設備」が標準であることが、xevo Σの最大の強みです。
② 木造注文住宅「xevo GranWood (ジーヴォグランウッド)」の標準仕様

「xevo GranWood(ジーヴォグランウッド)」は、ダイワハウスが提供する木造のハイエンドモデルです。
鉄骨のΣとは対照的に、こちらは「木の質感」と「断熱性能」に強みがあります。
標準仕様では、鉄骨のΣと同じく外張り断熱が採用されますが、木造のGranWoodでは「遮熱」機能も加わった断熱工法が特徴です。
これにより、夏は涼しく冬は暖かい、非常に高いレベルの温熱環境を実現しやすくなっています。
- 構造:木造軸組構法(グランウッド構法)
- 耐震性:耐震等級3(最高等級)が標準
- 断熱性:遮熱外張り断熱工法が標準。オプションで断熱等級7(国内最高レベル)にも対応可能。
- 天井高:標準は2m40cm(オプションで2m72cmやダウンフロアも可能)
- 標準設備:xevo Σとほぼ同等のハイグレードモデルから選択可能
「圧倒的な大空間」のΣに対し、GranWoodは「最高の温熱環境と木の心地よさ」を標準で追求できるモデルと言えます。
③ 規格住宅「スマートセレクション」の標準仕様(注文住宅との違い)

「スマートセレクション」は、これまで紹介した2つの「注文住宅」とは全く異なるコンセプトの商品です。
これは、ダイワハウスの性能はそのままに、価格を抑えるために「標準仕様」を厳選した規格住宅(企画住宅)です。
最大の「罠」であり注意点は、注文住宅(xevo)とは標準仕様のグレードが異なる点です。
例えば、キッチンやお風呂は、xevoシリーズとは異なる「スマートセレクション専用」の標準仕様(ビルダー向けモデルなど)が用意されている場合があります。
- 設計:決められた数多くのプランから選ぶ(2024年時点で1,900以上(※))
- 標準設備:スマートセレクション専用の標準仕様(選択肢は注文住宅より限定的)
- 変更の制限:プランの変更や、標準仕様以外の設備導入には大きな制限がある
- 価格:注文住宅(xevo)と比較して、坪単価・総額ともに抑えられる
「スマートセレクション」は、コストパフォーマンスが非常に高い魅力的な商品です。
ただし、「xevoの豪華な標準仕様」をイメージしたまま話を聞くと、「あれ?選べるものが違う…」とギャップを感じる可能性があるため、注意が必要です。
比較表:xevo Σ vs GranWood vs スマートセレクションの主な標準仕様
ここまで解説した3つの商品ラインの違いを、一覧表にまとめます。
この表が、あなたがどの「標準仕様」を基準に話を進めるべきかの羅針盤となります。
| 比較項目 | ① xevo Σ (鉄骨・注文) | ② xevo GranWood (木造・注文) | ③ スマートセレクション (規格住宅) |
| コンセプト | 圧倒的な大空間・耐震性 | 最高の温熱環境・木の質感 | 圧倒的なコストパフォーマンス |
|---|---|---|---|
| 標準天井高 | 2m72cm | 2m40cm | 2m40cm |
| 標準断熱 | 外張り断熱 | 遮熱外張り断熱 | 商品による(外張り断熱など) |
| 標準設備 | ハイグレード(選択肢◎) | ハイグレード(選択肢◎) | 専用スタンダード(選択肢△) |
| 設計自由度 | ◎(完全自由設計) | ◎(完全自由設計) | ×(プラン選択式) |
このように、「スマートセレクション」だけが他と大きく異なることが一目瞭然です。
ダイワハウスを検討する際は、まず自分がこの3つのどのタイプに当てはまるのかを明確にすることが、最初の罠を回避する鍵となります。
構造・性能はどこまでが標準?ダイワハウスの標準仕様(耐震・断熱・換気)
家のデザインや設備はもちろん大切ですが、本当に長く安心して暮らすためには「構造」や「性能」こそが土台となります。
ダイワハウスの標準仕様は、この目に見えない部分でどれほどのレベルにあるのでしょうか?
このセクションでは、家の心臓部とも言える「耐震」「断熱」「換気」そして「天井高」の標準仕様を深掘りします。
- 耐震性:エネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」は標準搭載?
- 断熱性:標準は断熱等級5?等級6?(2025年最新情報)
- 換気システム:標準は第3種換気?熱交換(第1種)はオプション?
- 天井高:標準で2m72cm?xevo Σと他商品の違い
ここを知ることで、ダイワハウスが提供する「安心」の本当の価値が見えてきます。
耐震性:エネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」は標準搭載?

ダイワハウスの耐震技術といえば、テレビCMでもおなじみの「D-NΣQST(ディーネクスト)」です。
これは、地震のエネルギーを吸収して熱に変えるデバイスで、繰り返す巨大地震にも耐えうる「持続型耐震」を謳っています。
結論から言うと、この「D-NΣQST」は鉄骨住宅「xevo Σ」の標準仕様として搭載されています。
一方で、木造や他の鉄骨商品ラインでは、異なる耐震技術が採用されます。
- xevo Σ (鉄骨):「D-NΣQST」が標準搭載。これがΣの最大の売りの一つです。
- xevo GranWood (木造):標準仕様で耐震等級3(最高等級)を達成しています。木造軸組工法にパネルの強さを加えたハイブリッドな「グランウッド構法」が標準です。
- スマートセレクション:ベースとなる構造(鉄骨または木造)の高い耐震性能を標準で引き継いでいます。
つまり、どの商品を選んでもダイワハウスの基準を満たす高い耐震性は標準で確保されていますが、特に「xevo Σ」は独自の制震デバイスが標準で付いてくる、と考えておくと良いでしょう。
断熱性:標準は断熱等級6(2025年最新)

断熱性は、光熱費と快適な室温に直結する非常に重要な性能です。
2025年4月からの省エネ基準義務化(断熱等級4)に伴い、大手ハウスメーカーの標準仕様は急速にレベルアップしています。
ダイワハウスも例外ではなく、主力商品(xevoシリーズ)において「断熱等性能等級6」が標準仕様となっている、というのが最新の動向です。
- 標準仕様の変遷:以前は断熱等級5が標準的でしたが、現在は等級6が新たなスタンダードになりつつあります。
- 工法の特徴:鉄骨・木造ともに、柱の外側から家全体をすっぽり覆う「外張り断熱」を標準採用しているのが強みです。
- 木造(GranWood)の強み:標準の外張り断熱に加え、オプションで「ウルトラダブル断熱仕様」などを選ぶことで、国内最高レベルの「断熱等級7」にも対応可能です。
- 鉄骨(xevo Σ)の選択肢:標準の「スタンダード断熱」の他に、「ハイクラス断熱」「エクストラ断熱」といったオプションが用意されています。
契約するタイミングや商品によって、どの等級が標準となるか変動する可能性があるため、「あなたの家の標準仕様は、断熱等級いくつですか?」と必ず確認してください。
換気システム:標準は第3種換気?熱交換(第1種)はオプション?

断熱性(気密性)が高まると、重要になるのが「換気システム」です。
ダイワハウスの標準仕様で採用されているのは、「第3種換気システム」(製品名:風なびESなど)です。

これは、排気だけを機械で行い、給気は壁に付けた給気口から自然に取り入れるシンプルな方式です。
第3種換気(標準)
- メリット:構造がシンプルで、初期コストやメンテナンス費用が安い。
- デメリット:外の暑い(寒い)空気がそのまま入ってくるため、冷暖房のエネルギー効率がやや落ちる可能性があります。
第1種換気(オプション)
- 特徴:給気も排気も機械で行い、排気する空気の熱を回収して給気に乗せる「熱交換」が可能です。
- メリット:冷暖房の効率が良く、省エネ性が高まります。
- デメリット:初期コストとメンテナンス費用が第3種より高くなります。
一条工務店など、高性能住宅を追求するメーカーが第1種換気を標準採用しているのと比較すると、ダイワハウスの標準は一歩譲る側面もあります。
省エネ性能や室温の均一性を最優先する方は、オプションで第1種換気(熱交換型)に変更可能か相談してみることをおすすめします。
天井高:標準で2m72cm?xevo Σと他商品の違い
「天井高 2m72cm」は、ダイワハウスの代名詞とも言える強力な魅力です。
しかし、これも「標準仕様の罠」の一つで、全商品ラインで標準というわけではありません。
この圧倒的な大空間は、鉄骨住宅「xevo Σ」の標準仕様です。
- xevo Σ (鉄骨):標準仕様で2m72cmです。これがΣを選ぶ最大の理由になる人も多いです。
- xevo GranWood (木造):標準仕様は2m40cmです。ただし、オプションで2m72cmに変更したり、床を掘り下げる「ダウンフロア」で空間の広がりを演出することは可能です。
- スマートセレクション:標準仕様は2m40cmです。
この違いは、鉄骨構造の強さを最大限に活かすΣと、木の柔軟性を活かすGranWoodの設計思想の違いから来ています。
「広々としたリビング」を求める場合、その「広さ」が「天井の高さ」なのか「間取りの自由度」なのかによって、選ぶべき商品が変わってきます。
「2m72cmが標準なのはxevo Σだけ」と覚えておきましょう。
ダイワハウスの標準仕様:キッチン・風呂・洗面台のメーカーとグレード
家の満足度を毎日実感する場所、それがキッチンやバスルームなどの水まわり設備です。
ダイワハウスの標準仕様は、この設備面で「豪華だ」と言われることが非常に多いのが特徴です。
ここでは、標準で選べるメーカーと、その「グレード(商品のランク)」について、どこまでが標準なのかを具体的に解説します。
- 【キッチン】標準仕様で選べるメーカー(LIXIL, Panasonic, クリナップ, トクラス)とモデル
- 【システムバス(お風呂)】標準仕様のメーカー(TOTO, LIXIL, Panasonic)と機能
- 【洗面台】標準仕様で選べるメーカーとモデル
- 【トイレ】標準仕様はタンク付き?タンクレストイレはオプションか
このセクションは、あなたの「理想の暮らし」を具体化する上で非常に重要です。
【キッチン】標準仕様で選べるメーカー(LIXIL, Panasonic, クリナップ, トクラス)とモデル

ダイワハウスの注文住宅(xevoシリーズ)では、国内トップクラスのメーカー4社から、それぞれの上位モデルを標準仕様として選択できるケースが一般的です。
これは他社と比較しても、非常にハイレベルな標準設定と言えます。
ただし、注意点として「スマートセレクション」は専用の仕様となり、選べるメーカーやモデルがこれらとは異なる場合があります。
以下は、主に注文住宅(xevo)の標準仕様で選べる代表的なメーカーとモデルです。
- LIXIL:最上位モデルの「リシェルSI」。熱や傷に非常に強いセラミックトップが選べることで大人気です。
- Panasonic:主力モデルの「ラクシーナ」(または上位のLクラス)。横並びの「トリプルワイドIH」が選べるのが特徴です。
- クリナップ:中〜上位モデルの「ステディア」。キャビネットの内部までステンレス製で、清潔さと耐久性に優れています。
- トクラス(旧ヤマハ):人造大理石のカウンターに定評がある「Berry(ベリー)」や「コラージア」。

これだけのハイグレードモデルが標準で選べるのは、ダイワハウスの大きな強みです。
【システムバス(お風呂)】標準仕様のメーカー(TOTO, LIXIL, Panasonic)と機能

お風呂もキッチンと同様に、国内の主要メーカーから主力モデルが標準仕様としてラインナップされています。
各社が強みとする「保温性」や「清掃性」を備えた、満足度の高いモデルが揃っています。
(※選べるメーカーやモデルは支店や時期によって異なる場合があります)
- TOTO:主力モデルの「サザナ」。「ほっカラリ床」の柔らかい踏み心地が特徴です。
- LIXIL:主力モデルの「リデア」。「キレイサーモフロア」など清掃性に優れています。
- Panasonic:「ビバス」などのモデル。デザイン性や「スゴピカ素材」による清掃性が人気です。
どのメーカーを選んでも浴室換気乾燥機や高い保温性の浴槽(魔法びん浴槽など)は標準で搭載されていることが多く、「標準仕様のままでも十分快適」なレベルが確保されています。
【洗面台】標準仕様で選べるメーカーとモデル
洗面化粧台も、キッチンやお風呂とメーカーを揃えて選べるケースが一般的です。
TOTO、LIXIL、Panasonicといった主要メーカーから、デザイン性や収納力に優れた主力モデルが標準で用意されています。
- TOTO:「オクターブ」
- LIXIL:「クレヴィ」や「ピアラ」
- Panasonic:「シーライン」や「エムライン」
これらも「スマートセレクション」では専用の仕様が設定されている可能性が高いため、確認が必要です。
注文住宅(xevo)であれば、幅の広いカウンターや三面鏡、収納力の高いキャビネットといった、使い勝手の良いモデルが標準で選ばれる傾向にあります。
【トイレ】標準仕様はタンク付き?タンクレストイレはオプションか

トイレは、見落としがちな「標準仕様の罠」の3つ目です。
キッチンやお風呂がハイグレードなため、トイレも当然タンクレストイレ(TOTOのネオレストなど)が標準だと思いがちですが、そうではないケースが多いので注意してください。
- 標準仕様:TOTOの「ピュアレストEX」やLIXILの「アメージュZ」など、「タンク付きトイレ」が標準仕様であることが一般的です。
- オプション:スッキリとしたデザインの「タンクレストイレ」や、手洗いを別で設ける「カウンター手洗い」は、多くの場合オプション扱いとなります。
もちろん、標準のタンク付きトイレも節水性能や清掃性に優れた十分な性能を持っています。

しかし、「見た目」にこだわりたい人は、タンクレストイレがオプションになる可能性が高いことを覚えておき、あらかじめ予算に組み込んでおくと良いでしょう。
ダイワハウスの外壁・内装の標準仕様は?デザインとメンテナンス性
家の「顔」となる外壁や、毎日触れる「内装」も、標準仕様でどこまでカバーされるのか気になりますよね。
特に外壁は、将来のメンテナンス費用(塗り替えなど)に直結する重要なポイントです。
ここでは、デザインと耐久性の両面から、外壁と内装の標準仕様をチェックします。
- 外壁材:標準はDCウォール?ベルサイクス?商品による違いを解説
- 屋根材・サッシ(窓)の標準仕様と性能
- 玄関ドア:標準で選べるメーカーと人気のオプション
- 内装:床材(NDフロア)、壁紙(クロス)、建具(ハイドア)の標準グレード
ここでも「商品ラインによる違い」が大きなポイントになります。
外壁材:標準はDCウォール?ベルサイクス?商品による違いを解説

外壁材は、ダイワハウスの標準仕様で最も情報が錯綜しがちな部分です。
なぜなら、どの商品を選ぶかによって、標準の外壁材が全く異なるからです。
- xevo Σ(鉄骨・注文):標準仕様は厚さ16mmの窯業系サイディング「DCウォール」(ダイナミックセラミックウォール)です。
- xevo Σ PREMIUM(上位モデル):厚みと彫りの深さが特徴の「ベルサイクス」や「DXウォール」が標準採用されることが多いです。
- スマートセレクション(規格住宅):以前は「ベルサイクス」が標準で選べるのが大きな魅力でしたが、現在は商品やプランによって仕様が異なるようです。
つまり、「ベルサイクスが標準」という情報は、全てのダイワハウスに当てはまるわけではない、というのが結論です。
デザイン性に大きく関わる部分ですので、あなたが検討している商品の標準外壁がどれなのか、必ず確認してください。
屋根材・サッシ(窓)の標準仕様と性能
屋根材や窓(サッシ)は、家の耐久性や断熱性に直結する重要なパーツです。
屋根材の標準仕様

標準仕様では、スレート(コロニアルグラッサ)、陶器瓦、FRC瓦(繊維強化セメント瓦)などから選択できるのが一般的です。どの選択肢も、現代の住宅として十分な耐久性を持っています。
- 軽量セメント瓦(ケイミュー「ROOGA鉄平」)
- スレート(ケイミュー「コロニアルグラッサ」)
- FRC
| ケイミュー 「ROOGA鉄平」 | ケイミュー 「コロニアルグラッサ」 | FRC (高分子繊維強化セメン卜 ) |
| 美しく重厚感のある外観 耐久性が高く、地震や強風などの自然災害に強い 耐用年数が薄型スレート瓦よりも長い | 耐用年数30年で耐久性が高い 軽量なため地震に強い 色あせしにくい | 軽量 耐久性が高い |
サッシ(窓)の標準仕様

家の断熱性能を左右する重要な部分です。標準仕様は「アルミ樹脂複合サッシ」に、断熱性を高める「Low-Eペアガラス(複層ガラス)」、そしてガラスの間に「アルゴンガス」を封入したものが採用されています。

また、リビングなどの引違い窓は、サッシ下部に指で押すだけで簡単に施錠できる「サブロック」を標準装備し、防犯性も高めてあります。
大和ハウスの窓の種類は豊富で天井までの全面窓も可能ですので、ぜひ確認してみてください。
樹脂サッシはオプション
北海道などの寒冷地を除き、より断熱性の高い「樹脂サッシ」はオプション扱いとなるケースが多いです。
断熱性にこだわるなら、窓のグレードアップ(樹脂サッシへの変更やトリプルガラス化)は、費用対効果の高いオプションの一つと言えるでしょう。
玄関ドア:標準で選べるメーカーと人気のオプション

家の「顔」である玄関ドア。 xevo Σ(ジーヴォシグマ)の標準仕様では、国内トップメーカーのオリジナル仕様から選ぶことができます。
- 標準メーカー:
- LIXIL製(ダイワハウスオリジナル仕様)
- YKK AP製(ダイワハウスオリジナル仕様)
- デザイン:ドアの高さは玄関の天井高と合わせることができ、選択肢は22種類と非常に豊富です。標準仕様でも好みのデザインが見つかりやすいのが嬉しいポイントです。
- 防犯性:防犯性の高いディンプルキーによる1キー・2ロックシステムが標準です。
そして、玄関ドアで圧倒的に人気のオプションが「電子錠(スマートキー)」です。
キー(鍵)をバッグから取り出さなくても、ドアのボタンを押すだけで開け閉めができます。
荷物で両手がふさがっていたり、お子様を抱っこしていたりする時に「本当に付けて良かった」と実感できる、満足度が非常に高い「高コスパ」オプションの代表格ですよ。
内装:床材(NDフロア)、壁紙(クロス)、建具(ハイドア)の標準グレード
内装(インテリア)の標準仕様は、日々の暮らしの満足度に直結します。
床材の標準仕様

標準仕様は、ダイワハウスオリジナルのシートフローリング「NDフロア」です。
ワックスフリーでメンテナンス性に優れ、傷や汚れに強いのが特徴です。
無垢材や挽き板といった「木の質感」を重視する床材は、基本的にオプションとなります。
壁紙(クロス)の標準仕様
標準仕様のクロス(壁紙)も、ダイワハウスオリジナルのもの(DHBクロスなど)が用意されており、分厚いカタログから選ぶことができます。
標準仕様の選択肢だけでも十分な種類があり、追加費用なしで好みのインテリアを実現しやすいのが強みです。
建具(室内ドア)の標準仕様
標準の室内ドアもオリジナル品が用意されています。
建具(室内ドア)の標準仕様として、引き戸はソフトクローズ機能が付いています。
特に「xevo Σ」では、標準の天井高(2m72cm)を活かす「ハイドア」(天井までの高さがあるドア)が選択肢に含まれるのが大きな魅力です。
内装に関しては、「標準仕様の選択肢が豊富」なため、追加費用をかけなくても満足いくデザインを実現しやすいのがダイワハウスの強みと言えます。
業界トップクラス!ダイワハウスの保証・アフターサービスも「標準仕様」
家は建てて終わりではありません。むしろ、建ててからが本当のスタートです。
ダイワハウスの「標準仕様」を語る上で絶対に外せないのが、この業界トップクラスの手厚い保証・アフターサービスです。
これは目に見える設備ではありませんが、数十年にわたる安心を買うという意味で、最強の「標準仕様」と言えるかもしれません。
- 構造と防水の「初期30年保証」の標準内容
- 驚きの「住宅設備10年保証」とは?(キッチン・風呂の故障も対象)
- 無料点検プログラムと保証延長の仕組み
この保証内容を知れば、ダイワハウスの価格設定にも納得感が生まれるはずです。
構造と防水の「初期30年保証」の標準内容
多くのハウスメーカーの「初期保証」は10年や20年ですが、ダイワハウスは一歩先を行きます。
主力商品(xevoシリーズなど)では、「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」の双方に対して、法律で定められた10年間の3倍にあたる「初期30年保証」が標準で付帯します。
- 初期保証30年:最初の30年間、家の骨格と雨漏りに対して、ダイワハウスが保証を付けてくれるということです。
- 他社との比較:この「初期30年」は業界でも最長クラスであり、ダイワハウスが自社の技術と品質に絶対的な自信を持っている証拠と言えます。
- 保証の条件:もちろん、保証を維持するためにはダイワハウスによる定期点検(後述)を受けることが前提となります。
この長期保証は、将来的な家の資産価値を維持する上でも、非常に大きな安心材料となります。
驚きの「住宅設備10年保証」とは?(キッチン・風呂の故障も対象)
これが、ダイワハウスの保証における最大の強みであり、「隠れた最強の標準仕様」です。
通常、キッチンや給湯器などの設備機器のメーカー保証は1〜2年しかありません。
しかし、ダイワハウスでは、これら主要な住宅設備の自然故障に対して、引き渡しから「10年間」、無償で修理や部品交換を受けられる独自の保証が標準で付帯します。
- 対象設備(例):システムキッチン、システムバス、給湯器、洗面化粧台など。
- メリット:故障しやすい「10年目」前後に発生しがちな高額な修理費用(例:給湯器の交換で数十万円)を、この保証でカバーできる可能性があります。
- 安心感:毎日使う水まわり設備が10年間も保証される安心感は、他社ではなかなか得られません。
この「設備10年保証」は、実質的に数十万円の価値があるサービスが標準で付いてくる、と考えても良いでしょう。
無料点検プログラムと保証延長の仕組み
長期保証を支えるのが、手厚い点検プログラムです。
ダイワハウスでは、専門のスタッフによる無償の定期点検が標準で組まれています。
- 点検スケジュール:引き渡し後、1ヶ月、6ヶ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年、30年目まで、非常にこまめな点検が実施されます。
- 30年目以降:初期保証(30年)が満了した後も、ダイワハウスが指定する有料のメンテナンス工事(外壁の再塗装など)を実施することを条件に、保証を最長60年、さらにはそれ以降も延長することが可能です。
この仕組みは、「家を建てたら終わり」ではなく、ダイワハウスが長期にわたってあなたの家を守り続けるというパートナーシップの証です。
手厚い点検と保証が標準で組み込まれていることこそ、ダイワハウスの真の価値提案の一つなのです。
ダイワハウスの標準仕様で後悔しないために知るべきこと
ここまで、ダイワハウスの標準仕様の「中身」を徹底的に見てきました。
最後に、これらの情報を踏まえて、「標準仕様の罠」にハマらず、あなたが後悔しない家づくりを実現するために知っておくべき「考え方」をお伝えします。
このセクションが、あなたの予算計画と満足度を両立させるための羅針盤となるはずです。
- 「標準仕様で十分」な人と「オプションが必要」な人の違い
- 標準仕様のままで建てた場合の総額・坪単価の目安
- 要注意!規格住宅「スマートセレクション」で変更できない標準仕様
- 予算内で満足度アップ!おすすめの「高コスパ」オプション
契約前にこの視点を持つだけで、打ち合わせの質が大きく変わりますよ。
「標準仕様で十分」な人と「オプションが必要」な人の違い
あなたは「標準仕様で十分」なタイプでしょうか?それとも「オプション」が必要なタイプでしょうか?
これは、あなたが家づくりに何を最優先で求めるかによって決まります。
「標準仕様で十分」な人の特徴
- コストパフォーマンスを最優先したい人(特にスマートセレクション)。
- ハイグレードな標準設備(xevoのキッチンなど)に最初から満足している人。
- 「家はシンプルが一番」と考え、細かなデザインに強いこだわりがない人。
「オプションが必要」になりがちな人の特徴
- 「せっかくだから」と、ショールームで最上位モデルに惹かれてしまう人。
- タンクレストイレや海外製食洗機(ボッシュなど)のように、標準にない設備をどうしても導入したい人。
- 無垢材の床や装飾タイルなど、「素材の質感」にこだわりたい人。
どちらが良い悪いではありません。
重要なのは、自分がどちらのタイプかを自覚し、「オプションが必要」なタイプなら、その分の予算(例:100万〜200万円)を最初から確保しておくことです。
標準仕様のままで建てた場合の総額・坪単価の目安
「で、結局、標準仕様で建てるといくらなの?」というのが一番知りたいことですよね。
ただし、ダイワハウスの価格は、本体価格の他にも「付帯工事費」や「諸経費」が必ずかかり、坪単価の計算も非常に複雑です。
あくまで「目安」として、ダイワハウスの坪単価レンジを理解しておきましょう。
| 商品ライン | 坪単価(目安) | 35坪の総額(目安) |
| スマートセレクション | 75万 〜 90万円 | 3,000万 〜 3,600万円 |
|---|---|---|
| xevo Σ / GranWood | 90万 〜 120万円 | 3,600万 〜 4,500万円 |
(※上記総額は、本体価格に付帯工事費・諸経費(約25%〜30%)を加味した概算です)
ここで言う「標準仕様の罠」とは、一番安いスマートセレクションの坪単価(75万円)をイメージして話を聞きに行き、xevo Σを提案されて坪単価90万円の見積もりを見て驚く、というケースです。
あなたが検討している商品がどの価格帯なのか、その価格にはどのレベルの「標準仕様」が含まれているのかを、セットで考える癖をつけましょう。
要注意!規格住宅「スマートセレクション」で変更できない標準仕様
コストパフォーマンスに優れる「スマートセレクション」ですが、契約前に知るべき注意点があります。
それは、「規格住宅(企画住宅)であるがゆえの厳格なルール」です。
スマートセレクションは、間取りや仕様を「規格化」することで、コストダウンを実現しています。
そのため、注文住宅(xevo)では当たり前にできるような、以下の変更が原則としてできない(または非常に高額なオプションになる)可能性があります。
- 標準仕様以外の設備の導入:「標準のキッチンはA社だけど、B社のキッチンを入れたい」といった変更。
- 間取りの大幅な変更:「この壁を取りたい」「ここに窓を追加したい」といったプランの根本的な変更。
- 標準にない建材の採用:「床材を無垢材に変えたい」など。
「このプランは気に入ってるけど、ここだけ変えたい」という小さな希望が通らないことが、規格住宅の最大のデメリットになり得ます。
「価格」と「自由度」はトレードオフであることを、契約前に必ず理解しておきましょう。
予算内で満足度アップ!おすすめの「高コスパ」オプション
最後に、予算は限られているけれど満足度を上げたい、という方のために、オーナーの満足度が高い「費用対効果の高い(高コスパ)」オプションをいくつかご紹介します。
標準仕様を土台にしつつ、これらのオプションに戦略的に予算を配分するのが賢い選択です。
玄関の電子錠(スマートキー)
- 毎日の「鍵を開ける」ストレスから解放されます。買い物帰りや子供を抱っこしている時に、その価値を実感します。
断熱性能のアップグレード
- 窓を樹脂サッシに変える、断熱等級を上げるなど。初期費用はかかりますが、毎月の光熱費として将来的に回収できる可能性が高い、賢い投資です。
大容量の食器洗い機(ボッシュなど)
- 標準の浅型・ミドルタイプから変更。家事の負担を劇的に減らしてくれる、満足度の非常に高い設備オプションです。
内装デザイン要素
- リビングの一面だけ壁紙(クロス)を標準品からアクセントクロスに変える、キッチンの壁に装飾タイルを貼るなど。比較的少ない費用で、空間の質感を大きく高めることができます。
ダイワハウスの標準仕様で建てた家はどんな感じ?規格住宅・スマートセレクションの実例紹介
ここまで仕様や性能を解説してきましたが、やはり「標準仕様で建てた家が、実際にどんな雰囲気になるのか」が一番気になりますよね。
「標準仕様=地味・安っぽい」というイメージがあるかもしれませんが、ダイワハウスの場合は全く違います。
ここでは、標準仕様をうまく活かして建てられた実例の「雰囲気」をご紹介します。
- 【実例紹介】スマートセレクションの標準キッチン・リビング
- 【実例紹介】xevo Σで標準仕様を活かした大開口リビング
- 【実例紹介】xevo GranWoodの標準仕様で実現する木の温もり
(※プライバシー保護のため、具体的な写真の代わりに、どのような空間が実現できるかを解説します)
【実例紹介】スマートセレクションの標準キッチン・リビング
スマートセレクションの標準仕様で建てた実例で最も多いのは、「シンプルモダン」や「ナチュラルモダン」なテイストの空間です。
標準仕様のキッチンや設備は、デザイン的に非常にシンプルで癖がなく、どんなインテリアにも合わせやすいのが特徴です。
- 標準仕様の活かし方:標準のシンプルな内装(白い壁紙、NDフロア)をベースに、施主支給のペンダントライトや、お気に入りの家具(ソファ、ダイニングテーブル)で色を加える。
- 空間の特徴:規格住宅であっても、ダイワハウスならではの「LDKの広さ」を感じられるプランが多く、標準仕様でも十分に開放的で清潔感のある空間が実現できています。
- ポイント:標準のままでも、「家具や小物で個性を出す」ベースとして非常に優秀、と言えます。
【実例紹介】xevo Σで標準仕様を活かした大開口リビング
xevo Σの実例は、まさに「圧巻」の一言です。
標準仕様である「天井高2m72cm」と「大開口サッシ(窓)」を活かしたリビングは、他のハウスメーカーではオプションを多用しないと実現できないような、非日常的な大空間です。
- 標準仕様の活かし方:標準の天井高を最大限に活かすため、あえて天井に余計な装飾(折り上げ天井など)をせず、「ハイドア」を採用してスッキリと見せる。
- 空間の特徴:外の庭とリビングが一体化したかのような、明るく開放的なLDK。標準仕様のキッチン(リシェルSIなど)が、その大空間の主役として堂々と鎮座しています。
- ポイント:xevo Σは、「標準仕様のままで、最も贅沢な空間体験ができる」モデルと言えるでしょう。
【実例紹介】xevo GranWoodの標準仕様で実現する木の温もり
xevo GranWood(木造)の実例は、鉄骨のΣとは対照的に、「木の温もり」と「落ち着き」を感じさせる空間が多く見られます。
標準仕様のNDフロア(シートフローリング)も木目調のデザインが豊富ですが、オプションで床材を「挽き板」や「無垢材」に変更するオーナーも多いのが特徴です。
- 標準仕様の活かし方:標準の天井高(2m40cm)をあえて活かし、リビングの床を一段下げる「ダウンフロア」(オプション)を採用。これにより、空間にメリハリが生まれ、居心地の良い「おこもり感」を演出できます。
- 空間の特徴:標準仕様の「遮熱外張り断熱」により、大きな窓を採用しても夏涼しく冬暖かい、快適な室内環境が実現されています。
- ポイント:性能(断熱性)という目に見えない標準仕様が、日々の「暮らしやすさ」という形で実感できるのがGranWoodの実例の魅力です。
ダイワハウスの標準仕様に関するよくある質問(Q&A)
最後に、ダイワハウスの標準仕様に関して、多くの方が抱く疑問や不安について、Q&A形式でお答えします。
契約前の最後のチェックポイントとして、ぜひ参考にしてください。
- Q. ダイワハウスの標準仕様は、他の大手ハウスメーカーと比べてどうですか?
- Q. 太陽光発電や蓄電池は標準仕様に含まれますか?
- Q. 標準のキッチンから食洗機だけを海外製(ボッシュなど)に変更できますか?
- Q. 「標準仕様」と「PREMIUM仕様」では何が違いますか?
Q. ダイワハウスの標準仕様は、他の大手ハウスメーカーと比べてどうですか?
「標準仕様のレベルは非常に高いが、価格も相応に高い」というのが答えになります。
- 設備(キッチン・風呂)
積水ハウスやセキスイハイムなどの同価格帯メーカーと比較しても、ダイワハウスの標準仕様(xevo)はトップクラスに豪華な傾向があります。 - 性能(断熱性):
一条工務店のように「最高性能が標準」というタイプではなく、標準は高いレベルで確保しつつ、オプションでさらに上を目指せる「選択肢の広さ」が特徴です。 - 保証:
「設備10年保証」を含め、保証の手厚さは業界トップクラスです。
「標準仕様」の豪華さだけで比較せず、性能や保証、そして価格の「総合バランス」で判断することが重要です。
Q. 太陽光発電や蓄電池は標準仕様に含まれますか?

いいえ、太陽光発電や蓄電池は「標準仕様」には含まれず、基本的に「オプション」扱いです。
- ZEH(ゼッチ)対応:
ダイワハウスの家は、標準仕様の高い断熱性能により、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の基準を満たす土台(外皮性能)は整っています。 - オプションとして導入:
ZEHの認定を受けるためには、エネルギーを創る「創エネ」設備(太陽光パネル)と、エネルギーを管理する「HEMS(ヘムス)」の導入がオプションで必要になります。 - 蓄電池の強み:
ダイワハウスは蓄電池メーカーの「エリーパワー社」に資本参加しており、蓄電池を他社より競争力のある価格で導入できる可能性があるのは大きな強みです。
Q. 標準のキッチンから食食洗機だけを海外製(ボッシュなど)に変更できますか?
商品ラインによりますが、「注文住宅(xevo)」であれば対応可能なケースが多いです。ただし、注意が必要です。
- 注文住宅(xevo):
設計の自由度が高いため、標準メーカーのキッチンに、施主支給(自分で用意)やオプションとして海外製食洗機(ボッシュ、ミーレなど)を組み込むことが可能な場合が多いです。ただし、保証の扱いや追加費用については、必ず事前に確認が必要です。 - 規格住宅(スマートセレクション):
原則として、このような「標準仕様からの一部変更」は難しい(または不可)である可能性が高いです。これが規格住宅のルールです。
この「標準仕様の一部変更」が可能かどうかは、ハウスメーカーの柔軟性を見る重要な試金石となります。
Q. 「標準仕様」と「PREMIUM仕様」では何が違いますか?
主に「外壁材」と「内装の質感」が異なります。
これは、特に「xevo Σ」と「xevo Σ PREMIUM」を比較する際によくある疑問です。
外壁材
- 標準仕様 (xevo Σ):DCウォール(厚さ16mm)
- PREMIUM仕様:ベルサイクスやDXウォール(厚さ34mmなど、より彫りが深く重厚感がある)
内装
- 標準仕様:NDフロア(シートフローリング)
- PREMIUM仕様:ライブナチュラルプレミアム(挽き板フローリング)など、より素材感のある高級な床材や建具が標準で選べる傾向があります。
「PREMIUM」は、家の基本性能(耐震性や天井高)はそのままに、「見た目の重厚感」と「触れた時の質感」を標準仕様の段階からアップグレードした、最上位モデルと理解すると分かりやすいです。
まとめ:ダイワハウスの標準仕様は「商品ラインの見極め」が全て
本記事では、ダイワハウスの標準仕様の全知識を徹底的に解説してきました。
- 罠①:ダイワハウスの「標準仕様」は1つではない。「xevo Σ」「GranWood」「スマートセレクション」のどれを検討しているかで、標準の中身は全く別物である。
- 罠②:「標準は豪華」は主に注文住宅(xevo)の話。ハイグレードな標準設備が、逆に「オプション地獄」への入り口になる可能性に注意する。
- 罠③:「2m72cm天井高」はxevo Σの標準。「タンクレストイレ」は標準ではない。魅力的な仕様が全商品共通ではないことを知る。
- 罠④:「ベルサイクス外壁」も全商品共通ではない。商品ラインによって標準の外壁は異なるため、必ず確認する。
- 罠⑤:スマートセレクションは「変更不可」。価格が魅力的な一方、「標準仕様から変更できない」という規格住宅のルールを理解する。
| 比較項目 | ① xevo Σ (鉄骨・注文) | ② xevo GranWood (木造・注文) | ③ スマートセレクション (規格住宅) |
| コンセプト | 圧倒的な大空間・耐震性 | 最高の温熱環境・木の質感 | 圧倒的なコストパフォーマンス |
|---|---|---|---|
| 標準天井高 | 2m72cm | 2m40cm | 2m40cm |
| 標準設備 | ハイグレード(選択肢◎) | ハイグレード(選択肢◎) | 専用スタンダード(選択肢△) |
| 設計自由度 | ◎(完全自由設計) | ◎(完全自由設計) | ×(プラン選択式) |
| 最強の標準 | 設備10年保証(全ライン共通) | 設備10年保証(全ライン共通) | 設備10年保証(全ライン共通) |
ダイワハウスの標準仕様は、他社を圧倒する「設備10年保証」という最強の土台の上に、あなたの価値観に合わせて「空間(Σ)」「温熱環境(GranWood)」「価格(スマートセレクション)」を選ぶ、という仕組みになっています。
あなたが今、ダイワハウスと打ち合わせを始めているなら、次のステップとして、「あなたが検討している商品の、標準仕様一覧表(仕様書)をください」と営業担当者に伝えてみてください。
それが、あなたの家づくりを成功させるための、最も確実な第一歩となるはずです。
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