セキスイハイムの標準仕様・標準装備を一覧で紹介!2025年最新版

セキスイハイムで家づくりを考え始めたとき、誰もがぶつかるのが「標準仕様」の壁です。
「オプションなしで、どこまで快適な家が建つの?」
「展示場は豪華だけど、現実の標準仕様ってどうなの?」
「結局、磁器タイルや快適エアリーを追加して高額になるんじゃ…」
そんな不安を抱えていませんか?
この記事を読めば、そのモヤモヤは完全に晴れるでしょう。
セキスイハイムの「標準」と「オプション」の明確な境界線、そして賢い選択方法がすべてわかります。
【この記事でわかること】
- オプションなしでも「断熱等級6」という驚きの基本性能
- キッチン・外壁・床材など主要設備の「標準グレード」
- 9割が悩む「磁器タイル」と「快適エアリー」の価格差
結論から言えば、セキスイハイムの標準仕様は「最低限」ではなく、業界トップクラスの「高性能な基盤」です。
この記事を羅針盤にして、後悔のない予算配分と、あなたにとって最高の家づくりを実現しましょう。
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セキスイハイムの標準仕様は「高性能」が基本!その驚くべき全体像
セキスイハイムを検討し始めると、「標準仕様」という言葉に必ず出会います。
しかし、その中身は他社とは大きく異なり、驚くほど高性能なのが特徴です。
- セキスイハイムの「標準仕様」とは?他社と異なる考え方
- 【結論】追加オプションなしでも「断熱等級6」の高スペック
- 注意点:「標準仕様=最低限」ではなく「高性能な基盤」である
- 商品ライン(パルフェ・スマートパワーステーション等)による標準仕様の違い
まずは、セキスイハイムが「標準仕様」に込めた独自の思想から紐解いていきましょう。
セキスイハイムの「標準仕様」とは?他社と異なる考え方
多くのハウスメーカーでは、「標準仕様」はコストを抑えた最低限の装備を指すことが多いです。
そこから必要なものを足していく(オプション追加)のが一般的ですよね。
しかし、セキスイハイムの考え方は根本から異なります。
同社の標準仕様は、「安全・安心・快適に暮らすために不可欠な性能」は最初から最高レベルで提供するという思想に基づいています。
これは、家を工場で精密に作り上げる「ユニット工法」だからこそ実現できる、品質へのこだわりの表れです。
セキスイハイムにおける標準仕様の特徴をまとめます。
- 品質の均一化: 工場生産により、職人の腕に左右されない高い品質を標準で確保。
- 高性能の標準化: 耐震性や断熱性など、後から変更できない重要性能を最初から高く設定。
- 合理的な選択: 内装や設備など、個人の好みが分かれる部分で選択肢を用意。
つまり、**「家の土台となる性能は標準で最高レベル、内装は選択式」**と理解するのが正解です。
【結論】追加オプションなしでも「断熱等級6」の高スペック
「じゃあ、オプションを全くつけなかったらどうなるの?」と不安になりますよね。
結論から言うと、セキスイハイムはオプションなし(標準仕様)の状態でも、非常に高性能な家が建ちます。
その象徴が、2023年以降、主要な戸建て商品で標準化された「断熱等性能等級6」です。(一部地域を除く)
これは、国が定めるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準の等級5を上回る、トップクラスの性能です。
具体的にどれくらい凄いのか、等級ごとの基準を見てみましょう。
| 断熱等性能等級 | 概要 | ZEH基準 |
| 等級7 | (最高等級) | – |
| 等級6 | (セキスイハイム標準) | – |
|---|---|---|
| 等級5 | ZEH基準 | 必須 |
| 等級4 | 従来の省エネ基準 | – |
(※住宅性能表示制度に基づく)
つまり、追加費用を払わなくても、冬は暖かく夏は涼しい、エネルギー効率の極めて高い家が手に入ることを意味しています。
注意点:「標準仕様=最低限」ではなく「高性能な基盤」である
ここがセキスイハイムを理解する上で最も重要なポイントです。
他社で「標準仕様」と聞くと、「安価だが最低限のグレード」を想像しがちです。
しかし、セキスイハイムの標準仕様は「最高レベルの安全・快適性能を備えた、強靭な基盤(プラットフォーム)」と捉えるべきです。
例えば、以下のような住宅の根幹をなす部分は、標準で非常に高いレベルにあります。
- 構造躯体: 工場品質の強靭な鉄骨ユニット。
- 耐震性能: 耐震等級3と独自の制振システム。
- 断熱性能: 断熱等級6レベルの外皮。
この高性能な基盤の上に、「あなたの好みに合わせて内装や設備(キッチン、外壁タイルなど)を載せていく」のが、セキスイハイムの家づくりです。
見積もりを見る際は、この「基盤の価格」がいかに高い価値を持つかを理解しておくことが重要です。
商品ライン(パルフェ・スマートパワーステーション等)による標準仕様の違い
セキスイハイムの高性能な「基盤」は共通ですが、商品ラインによって「標準仕様」としてパッケージされているものが異なります。
これは、各商品のコンセプト(何を重視しているか)が違うためです。
例えば、主力商品のコンセプトと標準仕様の違いを見てみましょう。
| 商品ライン | コンセプト | 標準仕様の主な特徴 |
| スマートパワーステーション | エネルギー自給自足 | 大容量太陽光パネル、 蓄電池、HEMSが標準装備 |
|---|---|---|
| パルフェ | デザインと上質さ | 重厚感のある外観、 プランニングの自由度が高い |
| グランツーユー(木質系) | 快適性と断熱性 | 2×6工法による高い断熱性能が標準 |
「スマートパワーステーション」は、エネルギー性能を最大化することがコンセプトです。
そのため、通常はオプション扱いとなる大容量の太陽光パネルや蓄電池が「標準仕様」に含まれています。
検討している商品がどのコンセプトに基づいているかで、標準仕様の範囲も変わるため、必ず確認しましょう。
家の根幹!セキスイハイムの標準仕様①【構造・耐震・断熱性能】
家は、完成したら見えなくなる部分こそが最も重要です。
セキスイハイムは、この「家の根幹」とも言える基本性能にこそ、標準仕様の価値を集中させています。
- 【構造・鉄骨系】工場生産「ユニット工法」と「ボックスラーメン構造」が標準
- 【構造・木質系】「アルティメイトモノコック構造」が標準
- 【耐震】「耐震等級3」+独自の地震吸収システム「GAIASS」が標準
- 【断熱】「断熱等級6」が標準。アルミ樹脂複合サッシとLow-Eペアガラス
- 【基礎】「高強度ベタ基礎」が全ての家を支える標準仕様
まずは、圧倒的な安心感を生み出す「構造」から見ていきましょう。
【構造・鉄骨系】工場生産「ユニット工法」と「ボックスラーメン構造」が標準
セキスイハイムの強さの秘密は、独自の「ユニット工法」にあります。
家全体をいくつかの「ユニット」と呼ばれる箱型のモジュールに分け、その工程の多くを専門工場で精密に作り上げます。
雨風にさらされる現場作業を最小限に抑えるため、品質のバラつきがなく、常に高い精度が保たれます。

このユニットの骨格となるのが、高層ビルにも使われるラーメン構造を応用した「ボックスラーメン構造」です。
柱と梁を強固に溶接した一体型の骨組みは、地震のエネルギーをしなやかに受け流します。
- ユニット工法: 天候に左右されない工場で、家の約80%を生産。
- ボックスラーメン構造: 筋交いや耐力壁に頼らず、骨組み自体で強度を確保。
- メリット: 高い品質、短い工期、大開口や将来の間取り変更にも対応しやすい柔軟性を実現。
この強靭な箱(ユニット)を現場で組み上げるからこそ、あの圧倒的な耐震性が生まれます。
【構造・木質系】「アルティメイトモノコック構造」が標準
セキスイハイムの木造住宅(グランツーユーシリーズ)は、鉄骨系とは異なる「アルティメイトモノコック構造」が標準仕様です。
これも工場生産のユニット工法ですが、木材の特性を最大限に活かした強靭な構造です。
航空機の機体のように、床・壁・天井の6面体を一体化させ、外からの力を面全体で受け止めて分散させるのが特徴です。
- 2×6(ツーバイシックス)材の採用: 一般的な2×4材より太く頑丈な木材を標準で使用。
- 強固な壁: 防湿石膏ボードと構造用パネル、さらにSFCボードを組み合わせた頑丈な壁。
- 一体化ジョイント: ユニット同士を「メタルボックスジョイント」で強固に連結し、建物全体を一体化。
- 工場生産の床: 工場だからこそできる、大きくて重い一体型の床板が、水平方向の力(地震や台風)に対する強度を高めます。
この構造により、木造でありながら鉄骨系に劣らない高い耐震性と、2×6材の厚みを活かした高い断熱性能を両立しています。
【耐震】「耐震等級3」+独自の地震吸収システム「GAIASS」が標準

セキスイハイムの住宅は、日本の住宅性能表示制度における最高の耐震性能「耐震等級3」を標準仕様としています。
これは、消防署や警察署など、災害時の拠点となる建物に求められるレベルと同じです。
しかし、セキスイハイムの安心感はそれだけではありません。
独自の地震吸収システム「GAIASS(ガイアス)」が、揺れそのものを最小限に抑えます。
GAIASSは、強靭な「ボックスラーメン構造」と、エネルギーを吸収する「高耐力外壁」を組み合わせたハイブリッドなシステムです。
- 耐震等級3: 建築基準法の1.5倍の地震力に耐える強度。
- GAIASSの仕組み: 小さな揺れは外壁が吸収し、大きな揺れは構造体全体がしなやかに受け止める二段構えの防御。
- 実績: 阪神・淡路大震災(神戸波)の2倍を超える加速度での実大実験もクリアしています。
「倒壊しない」だけでなく、「揺れによる損傷を最小限に抑える」ことまでが標準仕様に含まれています。
【断熱】「断熱等級6」が標準。アルミ樹脂複合サッシとLow-Eペアガラス
セキスイハイムは、鉄骨住宅でありながら、「断熱等性能等級6」を標準仕様としています(2023年以降の主要商品、一部地域を除く)。
これは、家全体が魔法瓶のように高い断熱性で包まれていることを意味します。
鉄骨系住宅では外壁に高性能グラスウール100mm、木質系(グランツーユー)では壁内に140mmの断熱材を充填するなど、構造に合わせた最適な断熱が施されます。
この高い断熱性能を支えるのが、窓の仕様です。
熱の出入りが最も激しい窓には、「アルミ樹脂複合サッシ」と「アルゴンガス入りLow-Eペアガラス」が標準採用されています。
- 断熱等級6: ZEH基準(等級5)を上回るトップクラスの性能。
- アルミ樹脂複合サッシ: 屋外側は耐久性の高いアルミ、室内側は熱を伝えにくい樹脂のハイブリッド構造。
- Low-Eペアガラス: 特殊な金属膜(Low-E膜)が、夏の熱い日差しをカットし、冬の室内の暖気を逃がしません。
この躯体性能の高さが、冷暖房の効率を最大化し、光熱費の削減にも直結します。
【基礎】「高強度ベタ基礎」が全ての家を支える標準仕様

どれだけ強靭な建物でも、それを支える「基礎」が弱ければ意味がありません。
セキスイハイムでは、「高強度ベタ基礎」を標準仕様として採用しています。
ベタ基礎は、建物の底面全体を一体の鉄筋コンクリート盤で支える工法です。
地震の揺れや建物の重さを「面」で受け止めて地盤に分散させるため、安定性に非常に優れています。
さらに、セキスイハイムならではの特徴もあります。
- 高強度コンクリート: 設計基準強度24N/mm²という、一般的な基準よりも強度の高いコンクリートを使用。
- 基礎断熱: 基礎自体にも断熱を施すことで、床下からの底冷えを防ぎます。
- 空調の土台: 後述する全館空調「快適エアリー」は、この密閉された基礎空間を利用して快適な空気を家中に送ります。
この堅牢な基礎が、ユニット工法とGAIASSの性能を最大限に引き出すための、最後の砦となっています。
外観と耐久性を決める!セキスイハイムの標準仕様②【外壁・屋根・窓】
家の性能を長く維持するためには、「外装」の耐久性が鍵を握ります。
ここでは、メンテナンスコストにも直結する外壁や屋根の標準仕様を見ていきましょう。
- 【外壁】標準仕様は「レリーフウォール(SFCボード)」
- 【重要】人気の「磁器タイル外壁」はオプション!標準との価格差は?
- 【屋根】高耐久ステンレス屋根「ハイパーデュラティックルーフ」が標準(※フラットルーフ商品)
- 【窓・サッシ】「アルミ樹脂複合サッシ+アルゴンガス入りLow-Eペアガラス」が標準
まずは、多くの人が悩む「外壁」の標準仕様から解説します。
【外壁】標準仕様は「レリーフウォール(SFCボード)」
「セキスイハイムといえばタイル外壁」というイメージが強いですが、注意が必要です。
技術的な「標準仕様」は、「レリーフウォール」と呼ばれるSFCボード(塗装仕上げ)です。
SFCボードは、セメントと木質繊維を主成分とした高圧成形ボードで、高い強度と耐火性を備えています。
もちろん、これでも十分な耐久性を持っていますが、塗装仕上げである以上、将来的なメンテナンスは必要になります。
- 材質: セメント・木質繊維系ボード(SFCボード)。
- 仕上げ: 工場で吹き付け塗装。
- メンテナンス: 一般的に20年~25年ごとの再塗装が推奨されます。
この標準仕様を踏まえた上で「なぜ多くの人がタイルを選ぶのか」を次に見ていきましょう。
【重要】人気の「磁器タイル外壁」はオプション!標準との価格差は?
展示場やカタログで最も目にする美しい「磁器タイル外壁」は、標準仕様ではなく「オプション」です。
ここがセキスイハイムの見積もりで、価格が大きく変動する最初のポイントになります。
磁器タイルは、粘土を高温で焼き固めたもので、紫外線による色褪せや劣化がほとんどありません。
そのため、理論上は再塗装が不要となり、長期的なメンテナンスコストを大幅に削減できます。
標準とオプションの比較は以下の通りです。
| 比較項目 | 標準(レリーフウォール) | オプション(磁器タイル) |
| 初期費用 | 標準価格 | +100万~200万円程度(※延床面積による) |
|---|---|---|
| メンテナンス | 20~25年ごとに再塗装が必要 | 再塗装は原則不要 |
| メリット | 初期コストを抑えられる | 長期的な美観とメンテ費削減 |
初期費用は高くなりますが、「将来のメンテナンス費用を先払いする」という考え方で採用する方が非常に多い、人気のオプションです。
【屋根】高耐久ステンレス屋根「ハイパーデュラティックルーフ」が標準(※フラットルーフ商品)

屋根材の標準仕様は、選ぶ商品ライン(屋根の形)によって異なります。
「パルフェ」や「スマートパワーステーション」など、フラットルーフ(陸屋根)のモデルでは、高耐久なステンレス鋼板が標準です。
特に「ハイパーデュラティックルーフ」は、一般的なステンレスの4倍の耐久性を持つとされ、屋根材本体の塗り替えが不要です。
この仕様は、大容量の太陽光パネルを設置することを前提とした設計でもあります。
- フラットルーフ(陸屋根): 「ハイパーデュラティックルーフ」(高耐久ステンレス)が標準。
- 傾斜屋根(ドマーニ等): 洋瓦などが標準仕様となります。
- メリット: 太陽光パネルの設置量を最大化でき、長期的なメンテナンスコストも抑えられます。
屋根も外壁と同様に、長期的な耐久性を標準仕様で確保する思想が貫かれています。
【窓・サッシ】「アルミ樹脂複合サッシ+アルゴンガス入りLow-Eペアガラス」が標準

窓とサッシは、前章の「断熱性能」で触れた通り、非常に高性能なものが標準装備されています。
これは、家の快適性と省エネ性能に直結する最重要パーツの一つです。
改めて、標準仕様のスペックを確認しましょう。
サッシ: 「アルミ樹脂複合サッシ」
- 屋外側:耐久性の高いアルミ
- 室内側:熱を伝えない樹脂
ガラス: 「アルゴンガス入りLow-Eペアガラス」
- 2枚のガラスの間に、空気より熱伝導率の低いアルゴンガスを封入。
- Low-E膜(特殊な金属膜)が夏の日射熱と冬の暖房熱の流出を防ぎます。
この標準仕様により、一般的な単板ガラスのアルミサッシと比べて、約2.8倍の断熱性能を発揮するとされています。
オプションで「トリプルガラス」なども選べますが、標準仕様でも十分すぎるほどの高性能が確保されています。
毎日使うから知りたい!セキスイハイムの標準仕様③【主要な住宅設備】
家の満足度は、毎日触れる「住宅設備」の使いやすさで大きく変わります。
ここでは、キッチンや浴室など、生活に直結する水回りの標準仕様をチェックします。
- 【キッチン】標準仕様で選べるメーカーは?(LIXIL・パナソニック・クリナップ)
- キッチンの標準グレードと人気のオプション(食洗機など)
- 【浴室】積水ホームテクノ製「エイジレスプラウドバス」が標準
- 【洗面台】LIXIL製などが標準仕様。カタログから選べるモデルを紹介
- 【トイレ】TOTOベースのオリジナル「システムトイレ(タンク式)」が標準
まずは、料理のモチベーションを左右する「キッチン」の標準仕様です。
【キッチン】標準仕様で選べるメーカーは?(LIXIL・パナソニック・クリナップ)

セキスイハイムのキッチンは、国内の主要メーカー3社から標準で選べるのが大きな特徴です。
これにより、特定のメーカーに縛られることなく、デザインや機能の好みに合わせて選択が可能です。
ただし、標準で選べるのは、各社のラインナップの中では普及価格帯(ベーシック)のモデルです。
| メーカー | 標準仕様モデル(例) | 特徴 |
| LIXIL | シエラS / ノクト | シンプルで機能的。収納力に定評あり。 |
|---|---|---|
| パナソニック | Vスタイル | デザイン性が高く、トリプルワイドIHなどが人気。 |
| クリナップ | ラクエラ | 清掃性の高いステンレスキャビネットが魅力。 |
これらのモデルは、現代のキッチンとして十分な基本機能(スライド収納、ハンドシャワー水栓など)を備えています。
キッチンの標準グレードと人気のオプション(食洗機など)
前述の通り、標準仕様は各社のベーシックモデルです。
そのため、「憧れのあの機能」を追加するには、オプション選択が必要になるケースが多くあります。
特に食器洗い乾燥機(食洗機)は、標準仕様では含まれていないことが多く、ほとんどの方がオプションで追加します。
他にも、以下のようなアップグレードが人気です。
- 食洗機の追加: 必須オプションとして選ぶ方が大多数です。
- ワークトップの変更: 標準の人造大理石から、セラミックトップ(LIXIL「リシェルSI」など)へ変更。
- レンジフードの変更: 掃除が簡単な高機能レンジフードへのアップグレード。
- 水栓の変更: タッチレス水栓(ハンズフリー水栓)への変更。
キッチンはこだわりが出やすい部分のため、標準仕様をベースにどこをアップグレードするかが予算配分の鍵となります。
【浴室】積水ホームテクノ製「エイジレスプラウドバス」が標準

浴室は、セキスイハイムのグループ会社である「積水ホームテクノ」製のオリジナルユニットバスが標準仕様です。
「エイジレスプラウドバス」と呼ばれ、グループ会社製品ならではの高品質と、ユニバーサルデザインへの配慮が特徴です。
| 浴槽の素材 | メタリア浴槽 |
| 床 | 高断熱フロア |
| 形 | マルチ浴槽全身浴浴槽 |
| シャワー | 3wayシャワークリック |
| 棚の取り外し | 可能 |
| エプロンの取り外し | 可能 |
| 鏡 | 有り |
| ふた | オプションで可 |
| 浴室暖房乾燥機 | オプションで可 |
標準グレード(「スマート」グレードなど)でも、非常に機能性が高いのがポイントです。
- メタリア浴槽: 汚れがつきにくく、美しい光沢が長持ちするアクリル系人造大理石浴槽が標準。
- 高断熱フロア: 冬場でも足元のヒヤッと感を軽減する、滑りにくい床材。
- ユニバーサルデザイン: 浴槽への出入りがしやすい設計や、手すりの標準装備など、将来も安心な設計。
自社製品を採用することで、品質を担保しながらコストを最適化している好例と言えます。
セキスイハイムは、ユニット工法なため、浴室のサイズがある程度決まっています。
- 1721 (205cm×165cm)
- 1719 (190cm×165cm)
- 1717 (165cm×165cm)
- 1421 (205cm×135cm)
- 1419 (190cm×135cm)
そのため、セキスイハイムの標準仕様の中からお風呂を選ぶことになります。
オプションでも、他社のお風呂を採用するのは難しいことがありますので、早めに確認をとるようにしておきましょう。
壁や浴槽、床などのカラーは多くの種類から選ぶことが可能です。
オプションで、浴室暖房乾燥機などを追加することが可能です。
【洗面台】LIXIL製などが標準仕様。カタログから選べるモデルを紹介

洗面化粧台は、LIXIL製などを中心とした複数のタイプから標準で選択が可能です。
キッチンのように複数のメーカーから自由に選ぶというよりは、セキスイハイムが選定したいくつかのモデル(例:LIXILの「PC」、「LC」や「SC」シリーズなど)から選ぶ形になります。
| PC洗面 | LC洗面 | SC洗面 | |
| 水栓の付き方 | 下 | 上から | 下 |
| 鏡 | 三面鏡 | 三面鏡 もしくは一面鏡 | 一面鏡 |
| 自動水栓 | オプションで可 | オプションで可 | オプションで可 |
標準仕様でも、清掃性や収納力に配慮された実用的なモデルが揃っています。
- 清掃性: 水栓の根元に水が溜まりにくい「ハイバックカウンター」や「壁付け水栓」タイプが選べる。
- 収納力: 三面鏡の裏がすべて収納になっているキャビネットが標準。
- 選択肢: 間口(幅)のサイズや、カウンターのデザインなどをカタログから選択。
デザイン性を高めたい場合は、カウンターを広げたり、ミラーキャビネットをデザイン性の高いものに変更するオプションがあります。
【トイレ】TOTOベースのオリジナル「システムトイレ(タンク式)」が標準

標準仕様のトイレは、セキスイハイムオリジナルの「システムトイレ」が採用されます。
これは、TOTOなど大手メーカー製のタンク式トイレをベースにしています。
最大の特徴は、背面のタンク部分を化粧パネルで覆い隠すことで、見た目をタンクレストイレ風にスッキリさせている点です。
- ベース: TOTOなどの節水型タンク式トイレ。
- デザイン: タンクを隠す化粧パネルと、手洗いカウンター(小型)が一体化。
- メリット: 標準価格でタンクレストイレのようなスッキリしたデザインを実現できる。
- 機能: フチなし形状や節水機能など、最新トイレの基本機能は搭載。
より本格的なTOTOの「ネオレスト」のような高機能タンクレストイレは、オプションでの対応となります。
手すりや自動水栓をオプションで選ぶことも可能です。
快適な室内空間!セキスイハイムの標準仕様④【内装・空調・玄関】
最後に、室内の雰囲気や日々の快適性を左右する、内装と空調の仕様を見ていきます。
セキスイハイムの「換気」と「空調」は、標準仕様とオプションが明確に分かれており、快適性を追求する上で非常に重要な選択ポイントです。
- 【床材】標準仕様は「HDフローリング(シートフローリング)」
- 銘木突板フローリングへのアップグレードは必要?
- 【天井高】標準仕様は鉄骨2400mm・木造2500mm
- 【換気】標準仕様は「第三種換気システム」
- 【空調・換気】「快適エアリー」と「エアファクトリー」は高性能なオプション
- 【玄関ドア】YKK APやLIXIL製の高断熱ドアが標準(スマートキーはオプション)
まずは、部屋の印象を大きく決める「床材」です。
【床材】標準仕様は「HDフローリング(シートフローリング)」

内装の印象を大きく左右する床材。
セキスイハイムの標準仕様は、「HDフローリング」と呼ばれるシートフローリングです。
これは、合板の基材の上に、木目柄を印刷した高耐久シートを貼り付けたものです。
実用性に非常に優れているのが特徴で、近年では多くの住宅で主流となっています。
- 耐久性: 傷や水に強く、キャスター付きの椅子やペットの爪にも強い。
- メンテナンス: ワックスがけが不要で、日々の掃除が簡単。
- デザイン: 木目柄のバリエーションが豊富。抗ウイルス加工なども施されている。
一方で、天然木のような「本物の質感」や「経年変化」は楽しめないため、ここが好みの分かれるポイントです。
銘木突板フローリングへのアップグレードは必要?
「やっぱり床は本物の木の質感が欲しい」という方には、オプションで床材のアップグレードが用意されています。
標準のHDフローリング(シート)からの変更で、室内の高級感は格段に上がります。
代表的なアップグレード選択肢は以下の通りです。
| フローリングの種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
| 標準 (HD) | シートフローリング | 安価、高耐久、メンテ容易 | 質感は劣る |
|---|---|---|---|
| OP (銘木突板) | 表面に薄い天然木 | 本物の質感、高級感 | シートより傷に弱い |
| OP (無垢材挽板) | 表面に厚い天然木 | 最も高級、無垢に近い | 高価、水や傷に注意 |
- 突板(つきいた): 天然木の質感を楽しみつつ、コストとメンテナンス性のバランスが良い。
- 挽板(ひきいた): 表面の天然木が厚く、無垢材のような重厚感と足触り。
これは「実用性」と「高級感」のどちらを優先するかの選択であり、予算に応じて検討する価値が最も高いオプションの一つです。
【天井高】標準仕様は鉄骨2400mm・木造2500mm
室内の開放感を大きく左右する「天井高」にも、標準仕様が設定されています。
セキスイハイムの場合、この標準仕様が構造体によって異なるのが特徴です。
- 鉄骨系(ハイム): 2400mm
- 木質系(グランツーユー): 2500mm
多くのハウスメーカーが標準仕様を2400mmとしている中で、特に木質系(グランツーユー)の2500mm(2m50cm)は大きなメリットです。
たった10cmの違いと感じるかもしれませんが、この差が空間のゆとりを生み出し、開放感のあるリビングなどを実現しやすくします。
もちろん、オプションでさらに天井を高くする「高天井」を選ぶことも可能ですが、標準仕様のままでも十分な開放感が得られる設計になっています。
【換気】標準仕様は「第三種換気システム」
セキスイハイムの標準仕様の換気システムは、「第三種換気システム」です。
これは、給気は壁に取り付けられた給気口などから自然に行い、排気のみをファン(機械)で強制的に行うシンプルな方式です。
構造が単純なため、メンテナンスが容易でランニングコストも抑えられるのがメリットです。
- 給気: 自然給気(給気口から)
- 排気: 機械排気(ファンで強制排出)
- 特徴: シンプルな構造、低コスト、メンテナンスが比較的容易。
- 注意点: 外の空気がそのまま入ってくるため、冬場は冷たい空気が、夏場は熱い空気が直接入ってくる可能性があります。
この「熱」の問題を解決するのが、オプションの第一種換気システムです。
【空調・換気】「快適エアリー」と「エアファクトリー」は高性能なオプション
セキスイハイムの代名詞とも言える全館空調「快適エアリー」は、標準仕様ではなく「オプション」です。
快適エアリーは、冷暖房の空調機能に加えて、「第一種換気システム(機械で給気・排気)」の機能も備えています。
もし「空調機能は不要だが、換気だけは高性能な第一種換気にしたい」という場合は、「エアファクトリー」という別のオプションを選ぶことも可能です。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 換気/空調システム | 位置づけ | 換気の種類 | 空調機能 | 熱交換 |
| 標準 | 標準仕様 | 第三種換気 | なし | なし |
| エアファクトリー | オプション | 第一種換気 | なし | あり (85%回収) |
| 快適エアリー | オプション | 第一種換気 | あり | あり |
「エアファクトリー」は、熱交換率85%を誇るセントラル換気システムです。
排気の際に捨てていた熱を回収して給気に戻すため、外の冷たい空気や熱い空気を室温に近づけてから取り込むことができ、空調の負荷を大幅に軽減します。
快適性をトータルで追求するなら「快適エアリー」、空調は別で考えつつ換気性能だけ高めたいなら「エアファクトリー」が選択肢となります。
【玄関ドア】YKK APやLIXIL製の高断熱ドアが標準(スマートキーはオプション)

家の顔である玄関ドア。
ここも性能に妥協はなく、YKK APやLIXILといった大手メーカー製の高断熱ドアが標準仕様です。
断熱性能が高いドアを選ぶことで、玄関からの冷気の侵入を防ぎ、家全体の断熱性を高める重要な役割を果たします。
デザインもカタログから豊富に選ぶことができます。
- メーカー: YKK AP、LIXILなど。
- 性能: 高断熱仕様(例:D2仕様など)が標準。
- 鍵: 防犯性の高いディンプルキーが標準。
ただし、近年人気の「スマートキー(電子錠)」(カードやスマホ、リモコンで施錠・解錠できる機能)は、標準ではなくオプションとなるケースがほとんどです。
利便性が格段に上がるため、こちらも採用率の高い人気オプションです。
どこまでが標準?セキスイハイムの「標準仕様」と「オプション」の境界線
ここまで見てきたように、セキスイハイムの仕様は「標準」と「オプション」の境界線が非常に重要です。
知らずに見積もりを進めると、「標準でできると思っていたのに…」という認識のズレが生まれかねません。
- 多くの人が悩む「標準仕様」と「オプション」の具体例
- カタログでは分かりにくい「標準」と「推奨(オプション)」の違い
- 標準仕様の確認方法と見積もりでチェックすべきポイント
まずは、特に誤解しやすいポイントを具体的に整理します。
多くの人が悩む「標準仕様」と「オプション」の具体例
セキスイハイムの家づくりで、9割の人が「これは標準?オプション?」と悩む代表的な項目をまとめました。
この境界線をあらかじめ知っておくだけで、予算計画が非常に立てやすくなります。
| 項目 | 標準仕様 | 人気のオプション仕様 |
| 外壁 | レリーフウォール(塗装) | 磁器タイル外壁(再塗装不要) |
|---|---|---|
| 空調 | 1階のみ快適エアリー | 2階にも快適エアリーを設置 |
| キッチン | ベーシックモデル | 食洗機追加、セラミックトップ等 |
| 玄関キー | ディンプルキー(手動) | スマートキー(電子錠) |
| 床材 | HDフローリング(シート) | 銘木突板フローリング(天然木) |
特に、「磁器タイル」と「2階の快適エアリー」は、採用率が非常に高い一方で、価格にも大きく影響する2大オプションと言えます。
カタログでは分かりにくい「標準」と「推奨(オプション)」の違い
モデルハウスやカタログは、家を最も魅力的に見せるために、豪華なオプションが満載の状態です。
営業担当者も、セキスイハイムの魅力を最大限に伝えるため、高性能なオプションを「推奨仕様」として提案してきます。
この「推奨仕様」と、契約上の「標準仕様」を混同しないことが非常に重要です。
- カタログ: 最高の状態を見せるためのもので、標準仕様の見本ではない。
- 推奨仕様: 営業担当者が「セキスイハイムなら是非」と勧めるオプションを含んだ仕様。
- 標準仕様: 契約書や「仕様確認書」に記載される、追加料金ゼロの基本装備。
「これは標準ですか?それともオプション(推奨)ですか?」と、一つひとつ確認する姿勢が、後悔しない家づくりに繋がります。
標準仕様の確認方法と見積もりでチェックすべきポイント
最終的な「標準仕様」は、口頭の確認ではなく、必ず書面で確認してください。
契約前の「見積書」や、契約後の「仕様確認書(設計図書)」がその羅針盤となります。
見積もりをチェックする際は、特に以下のポイントに注目してください。
- 「本体工事費」の内訳: どこまでが標準の本体価格に含まれているか。
- 「付帯工事費」と「オプション工事費」: 「標準」だと思っていたものがオプション欄にないか。
- 設備機器の型番: キッチンや浴室のグレードが、認識通りのものか型番まで確認。
- 「標準仕様書」の取り寄せ: 担当者にお願いし、契約前に標準仕様書(一覧)をもらう。
「言った・言わない」のトラブルを避けるためにも、証拠となる書面をベースに判断することが鉄則です。
セキスイハイムの標準仕様で建てる場合の価格は?坪単価の目安
これだけ高性能な標準仕様だと、やはり「価格」が気になりますよね。
ここでは、標準仕様で建てた場合の坪単価の目安と、現実的なオプション費用について解説します。
- 標準仕様のみで建てた場合の坪単価シミュレーション
- オプション追加で総額はいくら上がる?平均的なオプション費用
- セキスイハイムでコストを抑える賢い見積もりの取り方
まずは、オプションを全くつけなかった場合の坪単価からです。
標準仕様のみで建てた場合の坪単価シミュレーション
セキスイハイムの坪単価は、業界全体で見ても「やや高め」のポジションです。
これは、前述の通り、標準仕様の「基盤性能」が他社よりも圧倒的に高いレベルにあるためです。
オプションを全く含まない、純粋な「標準仕様」の建物本体価格で考えると、坪単価の目安は以下のようになります。
- 坪単価の目安: 約90万円~110万円程度
- 例 (延床35坪): 3,150万円 ~ 3,850万円(※建物本体のみ)
ただし、これはあくまで目安です。
実際には、これに「付帯工事費(屋外給排水など)」や「諸経費」、そして「オプション費用」が加算されて、最終的な総額となります。
「坪単価」という言葉だけを他社と比較すると、セキスイハイムが高く見えがちですが、その中身(性能)が全く異なることを理解しておく必要があります。
オプション追加で総額はいくら上がる?平均的なオプション費用
「標準仕様のみで建てる」というケースは、現実的にはほとんどありません。
多くの施主が、こだわりを実現するためにオプションを追加します。
平均的なセキスイハイムの施主が追加するオプション費用の総額は、200万円~400万円程度がボリュームゾーンとなる傾向があります。
主なオプション費用の目安をまとめました。
| 人気オプション | 費用の目安 |
| 磁器タイル外壁 | +100万 ~ 200万円 |
|---|---|
| 2階 快適エアリー | +100万 ~ 150万円 |
| 太陽光+蓄電池 | +150万 ~ 250万円(※SPは標準) |
| キッチン グレードUP | +30万 ~ 100万円 |
| 床材 グレードUP | +30万 ~ 80万円 |
「磁器タイル」と「2階 快適エアリー」の両方を採用するだけで、自動的に200万円以上のオプション費用が発生することになります。
セキスイハイムでコストを抑える賢い見積もりの取り方
高性能なだけに高額にもなりがちなセキスイハイム。
コストを賢く抑えるには、「かけるべき所」と「削るべき所」のメリハリが重要です。
見積もりを取る際は、以下の点を意識してみてください。
- 構造・性能は削らない:
耐震性や断熱性など、後から変更できない「基盤性能」に関わるオプションは優先する。 - 設備は「施主支給」も検討:
キッチンや洗面台、トイレなどは、標準仕様のままにして、後からリフォーム業者に「施主支給」で交換する方が安くなる場合も。 - 相見積もりを取る:
セキスイハイムの競合となる、他の鉄骨系ハウスメーカー(積水ハウス、ダイワハウス、ヘーベルハウス等)と相見積もりを取り、価格交渉の材料にする。 - キャンペーンや決算期を狙う:
決算期(3月、9月)は、営業担当者も契約を取りたいため、大きな値引きやオプションサービスが期待できる場合があります。
特に、ライバル企業の見積もりは、適正価格を知る上で非常に有効な手段です。
セキスイハイムの標準仕様で後悔しないために。おすすめオプションは?
最後に、標準仕様を理解した上で、「じゃあ、どのオプションを選ぶべきか?」という実践的な話をします。
標準仕様のままで後悔しがちなポイントと、満足度を格段に上げるおすすめのオプションをご紹介します。
- 【結論】標準仕様のままでも快適性は高い
- 「標準仕様で後悔した」となりがちなポイント
- これは追加したい!満足度を高める「おすすめオプション」一覧
まず、セキスイハイムの標準仕様のポテンシャルを再確認しましょう。
【結論】標準仕様のままでも快適性は高い
結論として、セキスイハイムは「標準仕様のまま」でも、他社を凌駕するほど快適で安全な家が建ちます。
特に、住宅の「基本性能」においては、オプションを追加する必要性を感じないほど高いレベルです。
- 耐震性: 耐震等級3 + GAIASS
- 断熱性: 断熱等級6
- 構造: 高品質なユニット工法
これらの「家の骨格」に関わる部分は、標準仕様のままで全く問題ありません。
後悔するポイントは、むしろ「性能」以外の「見た目」や「日々の利便性」に集中する傾向があります。
「標準仕様で後悔した」となりがちなポイント
「標準仕様で建てたけれど、やっぱりアレをやっておけば良かった…」
そんな風に後悔の声があがりがちなのは、「完成後に変更するのが難しい、またはコストがかかる」部分です。
- 外壁:
「標準の塗装仕上げにしたが、10年経って汚れが目立ってきた。最初からタイルにしておけば…」 - 空調:
「1階は快適エアリーで快適なのに、2階の寝室は壁掛けエアコンで足元が寒い。2階も快適エアリーにすれば良かった…」 - 床材:
「シートフローリングは傷に強いが、冬場は冷たく感じる。無垢材や挽板の温かみが欲しかった…」 - 玄関キー:
「買い物の荷物で両手が塞がっている時、カバンから鍵を探すのが面倒。スマートキーにすれば良かった…」
これらは、日々の生活で「小さなストレス」として蓄積しやすいポイントです。
これは追加したい!満足度を高める「おすすめオプション」一覧
予算に限りがある中で、費用対効果が高く、満足度を格段に上げるおすすめのオプションを紹介します。
もし迷ったら、このリストの上位から検討してみてください。
| 優先度 | おすすめオプション | 理由(得られる満足度) |
| S (最優先) | 磁器タイル外壁 | 将来の再塗装費用(数百万)が不要。美観の維持。 |
|---|---|---|
| S (最優先) | 2階 快適エアリー | 家中の温度差がなくなり、ヒートショック防止。究極の快適性。 |
| A (高) | スマートキー(玄関) | 日々の「鍵を開ける」ストレスから永久に解放される。 |
| A (高) | 食洗機(キッチン) | 家事の時短。共働き世帯には必須とも言える設備。 |
| B (中) | 床材のグレードUP | 毎日の足触りの満足感。室内の高級感が格段にUP。 |
これらのオプションは、「将来のコスト削減(タイル)」や「日々の快適性(エアリー、スマートキー)」に直結するため、投資価値が非常に高いと言えるでしょう。
セキスイハイムの標準仕様に関するよくあるQ&A
最後に、セキスイハイムの標準仕様に関して、多くの方が抱く疑問をQ&A形式でまとめました。
契約前の最終チェックとして、ぜひ参考にしてください。
- Q. セキスイハイムの標準仕様カタログはどこでもらえますか?
- Q. 標準仕様のキッチンや洗面台のメーカーやモデルを教えてください。
- Q. 外壁を標準のレリーフウォールから磁器タイルに変更すると、いくら高くなりますか?
- Q. 快適エアリーを2階にも設置する(全館空調にする)費用はどれくらいですか?
気になる疑問をここで解消していきましょう。
Q. セキスイハイムの標準仕様カタログはどこでもらえますか?
「標準仕様だけをまとめた専用カタログ」というのは、一般向けには配布されていないケースが多いです。
理由は、標準仕様が商品ラインや建築地域、時期によって細かく変更される可能性があるためです。
- 入手方法: 展示場などで担当の営業スタッフに、「標準仕様が分かる資料(仕様書)が見たい」と具体的にリクエストするのが最も確実です。
- Webカタログ: 公式サイトのデジタルカタログでは、各商品のコンセプトやデザイン例が中心で、詳細な標準仕様は掲載されていないことが多いです。
正確な情報は、商談を進める中で担当者から直接入手するのが基本となります。
Q. 標準仕様のキッチンや洗面台のメーカーやモデルを教えてください。
標準仕様の設備メーカーは以下の通りです。
ただし、具体的なモデル(グレード)は、時期や商品によって入れ替わるため、最新の情報を担当者にご確認ください。
- キッチン: LIXIL(シエラS等)、パナソニック(Vスタイル等)、クリナップ(ラクエラ等)の普及価格帯モデルから選択。
- 浴室: 積水ホームテクノ製のオリジナルバス「エイジレスプラウドバス」(スマートグレード等)。
- 洗面台: LIXIL製(LC、SC等)が中心。
- トイレ: TOTOベースのオリジナル「システムトイレ(タンク式)」。
Q. 外壁を標準のレリーフウォールから磁器タイルに変更すると、いくら高くなりますか?
建物の延床面積や形状によって大きく異なりますが、一般的な30~40坪の住宅で、約100万円~200万円程度の追加費用がかかることが多いです。
これは大きな金額ですが、標準のレリーフウォール(塗装)の場合、20年~25年後に再塗装費用として150万円~200万円程度がかかる可能性があります。
- 初期費用: +100万 ~ 200万円。
- 将来費用: +0円(タイル) vs 150万円~(塗装)。
このことから、「将来のメンテナンス費用を前払いする」と考え、初期費用が高くても磁器タイルを選ぶ方が多いです。
Q. 快適エアリーを2階にも設置する(全館空調にする)費用はどれくらいですか?
A. こちらも建物の大きさによりますが、1階のみの標準仕様から、2階にも快適エアリーを追加(全館空調化)する場合、約100万円~150万円程度のオプション費用がかかるのが一般的です。
2階に設置する場合は、1階の床下式とは異なり、天井にユニットを設置し、各部屋の天井から空気を送る「天井吹き出し式」となることが多いです。
- 標準: 1階(床下式)のみ。
- オプション: 2階(天井式)を追加。
- 費用目安: +100万 ~ 150万円。
家全体の温度差をなくし、ヒートショックのリスクを減らすためにも、非常に価値のある投資とされています。
セキスイハイムの標準仕様まとめ:高性能な基盤に賢くオプションを追加しよう
ここまでセキスイハイムの標準仕様を徹底的に解剖してきました。
- セキスイハイムの標準仕様は「最低限」ではなく、「高性能な基盤(耐震等級3、断熱等級6など)」である。
- 人気の「磁器タイル外壁」や「2階の快適エアリー」は標準ではなく、高額だが満足度の高いオプションである。
- キッチンや浴室などの設備は、標準でも十分なグレードだが、食洗機やスマートキーなど利便性を高めるオプションは人気。
- 見積もりでは「標準仕様」と「推奨オプション」を明確に区別し、予算内で何を優先するかメリハリをつけることが重要。
最後に、標準とオプションの「2大境界線」を再確認しましょう。
| 項目 | 標準仕様(追加費用なし) | 人気のオプション(費用UP) |
| 外壁 | レリーフウォール(塗装) | 磁器タイル外壁(長期メンテ費削減) |
|---|---|---|
| 空調 | 1階のみ 快適エアリー | 全館(1階+2階) 快適エアリー |
セキスイハイムの標準仕様のレベルの高さ、そしてオプションの価格は、あなたの具体的なプランや土地によって変動します。
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