トイレの引き戸は後悔する?知っておくべきメリットデメリット

トイレの引き戸は後悔する?

トイレを引き戸にしようか迷ってるんだけど・・・
採用して後悔した人っているのかな?

家中の扉を引き戸にする人もいる中で、トイレを引き戸にして音漏れ、ニオイ漏れは気にならないの?と不安になっていませんか?

見た目がすっきりし、開閉しやすいと人気の引き戸ですが、なんとなくでトイレにも採用すると「もっとこうすれば良かった…」、「こんなはずじゃないのに」と後悔しているケースもあります。

そこでこの記事では、

  • 実際にトイレの引き戸を採用した人の後悔・失敗談
  • トイレ引き戸のメリットデメリット
  • 後悔しないための注意点

を紹介します。

すみこ

私も採用しているんだけど、後悔なし!
トイレの引き戸は全体的には満足している人が多いから、
デメリットを受け入れることが出来れば、満足度が高くなる設備だよ

実際に後悔しないためのポイントも合わせて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

トイレを引き戸にする際のよくある後悔・デメリット

実際にトイレに引き戸を採用した人の後悔や失敗談から分かるデメリットをご紹介します。

  • 匂いや音が漏れる
  • 開閉音がうるさい
  • ドアを開けっ放しにしやすい
  • 指を挟む危険がある
  • 開き戸より価格が高い
  • 間取りによっては設置できない

後悔したくないからこそ、デメリットはしっかりチェックしましょう。

一つずつ詳しく説明していきますね。

匂いや音が漏れる

引き戸は、上か下にレールを付けて開け閉めする構造上、ドアと壁の間に隙間ができて開き戸ほどぴたりと閉めきる事ができないので多少なりとも匂いや音が漏れてしまいます。

ただ、最近ではシックハウス症候群の対策として「24時間換気」が義務付けられ、開き戸でも戸の下1センチを「アンダーカット」することが多くなりました。

したがって、遮断性、気密性という点では、引き戸も開き戸もあまり変わりがなくなっています

音漏れについては、引き戸は戸の厚み分壁が薄くなるので、その分音漏れはしやすくなります

すみこ

我が家でも音漏れは多少するのが正直なところ!
だからこそ、トイレの間取りは細心の注意が必要だよ

トイレはダイニングやキッチンから離れた場所にする、廊下を挟む、来客時のことを考えて玄関の横は避けるなど対策したほうが良いでしょう。

開閉音がうるさい

https://twitter.com/yuzuki_katumura/status/1661282233867542529

引き戸を開閉する際のドンッという戸当り音と、開閉中のガラガラやキュルキュルなどの開閉音。

新しいうちは音がしなくても、日々使っているうちに滑車の滑りが悪くなったりゴミが溜まったりして音が気になってきます。

すみこ

入居4年目の我が家では、今のところ開閉音は全く気になりません

音が気になりだしたら、掃除や潤滑油を差すなど手入れをしましょう。

戸当り音は専用の対策グッズである程度解消できます。

ドアを開けっ放しにしてしまいがち

盲点となるのが、引き戸の開けっ放し問題。

引き戸は開閉がラクな分、開き戸よりも閉める意識が必要なので、ついつい開けっ放しにしてしまうという方が多くいらっしゃいます。

すみこ

分かる!我が家もたまに開けっ放しになってる・・

トイレの場合、ドアが開けっ放しになると、便器が丸見えになることもありますので、あまり気分はよくないですよね。

ただし、引き戸は開き幅の調整がし易いのでトイレトレーニング中や一人でトイレに入るのが怖い子などは、締め切らずに少しだけ開けておくことができるので、距離感を取りつつ見守れるので便利な面もあります。

また、猫を飼っている方は注意が必要です。

器用な猫は引き戸を開けることができるんです。

そして当然ですが閉めません。

したがって、いつも猫が通れる分だけ開けっ放しになります。

指を挟む危険がある

ドアに指を挟む危険性は、ドアが閉まるところに指があれば挟まってしまうので、ドアの種類にかかわらず危険性はあるのですが、引き戸の場合もう一つ別の危険性があります。

それは引き戸の取っ手を持ったまま勢いよく開けてしまった時。

ドアと一緒に指が戸袋に巻き込まれてしまうんです。

普段は全開にすることが少ないので気にならなくても、なにかの拍子に巻き込んでしまうと一大事です。爪が剥がれたり、最悪骨折なんてことも。

あえて全開にするときって、怒ってたりふざけてたりするので勢いがあるんですよね。

普段は危険性に気が付かない部分なので、より注意と対策が必要です。

開き戸より価格が高い

引き戸は、開き戸に比べて価格が高いというデメリットもあります。

ハウスメーカーや建具メーカーにもよりますが、引き戸の方が開き戸よりも約1万円ほど高くなります

また同じ引き戸でも種類がいくつかあり、取り付け方によって価格が変わってきます。

  • 引き込み戸タイプ 

壁の中(戸袋)に戸を収めるタイプ。両面を壁として利用できるのが利点。戸袋の中に溜まるゴミは掃除しにくい。開けた時にドアが見えなくなるので、スッキリした印象になる。

  • レールタイプ

床にレールを敷いて、その上を引き戸がスライドして開閉するタイプ。比較的簡単に設置できる。レール分の凹凸ができるので、つまずきやすい。

  • アウトセットタイプ 

ドアを収める枠を壁に設けずに、壁外面にレールを取り付けて上吊りするタイプ。床にレールがないためフラットで掃除がしやすい。

  • 上吊りタイプ 

アウトセットタイプに似ているが、上吊りタイプは壁内面の上枠に取り付ける。どちらも床がフルフラットになるので、バリアフリーにおすすめ。

戸袋を作ったり(引き込み戸タイプ)、壁内面に上枠を取り付ける(上吊りタイプ)など作業工程が多いほうが価格は高くなります

間取りによっては設置できない

引き戸は、戸の引込口が必要なため間取りによっては設置できない場合があります。

特にトイレはデッドスペースになる階段下に配置されることが多いのですが、引き戸にするには戸が付けられる高さで引き込み口分のレール幅を確保できなければ設置できません

他の場所でも同様で、戸2枚分の幅が取れることが条件になります。

トイレを引き戸にするのメリット

最近の公共トイレや身障者用のトイレは引き戸が多いですよね。

やはり、引き戸にはそれなりのメリットがあるからこそ採用されているのです。

トイレを引き戸にするメリットは以下のとおりです。

  • ドアの開閉がラクである
  • 介護がしやすい
  • ドアが邪魔にならない
  • 脱いだスリッパがドアに当たらない

一つずつ詳しく見ていきましょう。

ドアの開閉がラクである

開き戸の外開きタイプでは、ドアノブを持って回して一歩下がりながら開ける、という動作が必要になりますが、引き戸なら、持ち手を横にスライドさせるだけなので、立ち位置を変えることなく楽に開けられます。

子どもも開けやすいので、トイレトレーニングの時期も自分でトイレに入ることができて、親も見守ったり介助が横からできるので便利です。

介護がしやすい

https://twitter.com/yoshironoie/status/1524351504844398592

引き戸の一番のメリットは、やはり介護がしやすいことでしょう。

  • フルオープンにできる 

開き戸であれば全開にしてもドアノブと戸の厚み分狭くなってしまうが、引き戸はフルオープンにできるのでスペースを最大限利用できる。

  • 開口幅を広くできる

車椅子がラクに入れるよう幅広の戸を選べば開口部が広くなり介助しやすくなる。

  • 車椅子やケガ人も出入りがしやすい 

最小限の動きで戸を開閉でき、トイレに座るときも180度回転するのではなく90度の回転で済むので本人はもちろん介護する側の負担も軽減される。

  • 介護者のスペースを確保できる 

正面で向き合う形の開き戸とは違い、横から入る引き戸は介助者のスペースが確保しやすい。

トイレは毎日何度も使う場所なので、将来的にも使いやすい形にしておくと安心ですね。

ドアが邪魔にならない

開き戸の場合、ドアを手前に引く分のスペースは完全に開けておく必要があります。

また、廊下や階段の登り口など通路に面していると、戸を開けた時に他の人に当たる可能性があるので少しトイレを後ろに下げるなど対策や注意が必要です。

引き戸ならそのような心配がなく、必要なのは引き込み口だけなので、デッドスペースは少なくてすみます。

脱いだスリッパがドアに当たらない

開き戸の場合、室内履きのスリッパをトイレのスリッパと履き替える際どこで脱ぐかは、ちょっと難しい問題ですよね。

トイレの中だと意味がないですし、横にスペースが有れば良いですが、なければ戸が当たらないであろう少し手前で脱いで履き替えるしかありません。出る時に思いっきり開けて結局ドアにあたってしまったり、など一度は経験があるのではないでしょうか。

その点、引き戸ならドアが干渉しないのでスリッパの履き替えもスムーズ。スリッパがドアにあたって飛んでいく心配もありません。

トイレを引き戸にする際の注意点

引き戸にする際の注意点は、以下のとおりです。

  • 音漏れが気にならない間取りにする
  • トイレの位置ドアにソフトクローズ機能をつける
  • トイレ内で倒れた時のために引き込み部分を外側にする

対策をすれば、デメリットを減らすことができます。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

音漏れが気にならない間取りにする

引き戸の方が開き戸よりも防音性が劣るので、トイレを引き戸にする場合は、間取りに細心の注意が必要です。

  • リビング
  • ダイニング
  • 2階の吹き抜けのそば

こういった場所はなるべく避けた方がいいでしょう。

どうしても間取りがうまくいかない場合は、音姫を設置してもいいですね。

ドアにソフトクローズ機能をつける

取っ手を持ったまま勢いよく引き戸を開けて指が巻きこまれたり、閉める時に指がはさるなどの事故を防ぐにはドアにソフトクローズ機能が有効です。

ソフトクローズ機能は、軽い力で閉めても5~7cm手前でゆっくりと引き込んで最後まで手を添えなくてもしっかり閉まってくれます。跳ね返りがないので、ドアの開けっ放しが気になる人にも役立つでしょう。

閉まる時用だけでなく、両側用にしておくと巻き込み対策にもなり安心です。

トイレ内で倒れた時のために引き込み部分を外側にする

以前のトイレは、開き戸の内開きが多かったのですが、トイレで人が倒れると倒れた人が引っかかって救助できないということが周知されて、最近では外開きが一般的になりました。

引き戸も、引き込み口を内側にしてしまうと引き込み口側に人が倒れた場合引っかかって開けられなくなってしまいます

トイレは、冬場の温度差や排便のためにいきむことから、心筋梗塞や脳卒中などになる確率が高い場所です。

万が一に備えて、引き込み部分は外側にするか、戸袋タイプが無難でしょう。

引き込み部分を外側にしておけば、簡単にドアを外すことができますよ。

まとめ

今回は、トイレの引き戸を実際に採用して後悔した口コミやデメリット・メリットについて紹介しました。

全体的に、トイレのドアを引き戸にして後悔している人は少なく満足している人が多いです。

ただ、音漏れ、ドアの指はさみには十分注意しましょう。

間取りで後悔・失敗しないためには?

たった2つのステップを踏むだけで、間取りで大きな後悔・失敗はなくなります。

どちらも家で簡単にできる事なので、一生に一度の家づくりで後悔したくない人は必ずやっておきましょう。

STEP.1|カタログで間取りをたくさん見る

理想の間取りを作るには、やりたい事をしっかりと決めることが重要です。

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すみこ

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すみこ

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STEP.2|間取り診断を受ける

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と不安な時は、間取り診断を受けましょう。

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すみこ

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