カーテンの天井付けは後悔する?知っておくべきメリットデメリット
最近は天井の高い新築も増え、開放的な家づくりのためにカーテンを天井付けにする人が増えています。
しかし、カーテンの付け外しに手間がかかったり、費用が高いなどの後悔した人もいます。
そこで、この記事では口コミも交えながら、カーテンの天井付けについて以下の内容をご紹介します。
- カーテンを天井付けにする際のよくある後悔・デメリット
- カーテンを天井付けにするメリット
- カーテンを天井付けにする際の注意点
- カーテンの天井付けに関するよくある質問
後悔のない家づくりのために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
デメリットを知って対策さえしておけば、開放的に見えるしとってもオシャレだからおすすめだよ!
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カーテンを天井付けにする際のよくある後悔・デメリット
カーテンを天井付けにする際のよくある後悔・デメリットは以下の通りです。
- 下地を入れ忘れ、できなかった
- カーテンの付け外しが大変
- カーテンが大きいので洗濯をするのが大変
- 購入する時のカーテン代が高くなる
- 天井に穴が開くので賃貸ではできない
- カーテンと窓が近くなり結露でカビが発生しやすくなる
- エアコンと干渉し、できなかった
- 施工費用が高い
- 光が漏れることがある
- カーテンレールが目立つ
思いがけないデメリットもあるので、しっかりと予習しておきましょう。
下地を入れ忘れ、できなかった
カーテンに限らず、重いものを設置する際は、支えとなる天井や壁、床に下地が必要です。
施工会社に下地の要否を伝え忘れ、天井付けにできなかった!なんてことは避けたいですよね。
手遅れになる前に、下地の場所や要否などは必ず工事前の打ち合わせの段階から細かく確認しておきましょう。
また、下地を入れ忘れたとしても、頑丈に固定可能な石こうボード用のアンカーボルトを使用して設置できる場合もあるので、施工会社に相談してみてくださいね。
カーテンの付け外しが大変
天井付けにすると、カーテンの洗濯時や交換時の付け外しが大変といったデメリットもあります。
正面付けと比較するとカーテンレールが高い位置にあるので、作業時には一苦労です。
高さによっては脚立が必要になる場合もあるので、安全面にも気を遣う必要があります。
見た目だけに捕らわれず、設置した後のこともよく考えて検討しましょう。
カーテンが大きいので洗濯をするのが大変
カーテンの取付位置を高くする分、カーテンが大きくなるので洗濯が大変と感じる人もいます。
特に手洗いする際は体力や時間も奪われ、持ち運びにも苦労します。
お手入れが簡単なカーテンを選ぶなど、出来るだけ家事の負担にならないように工夫することをオススメします。
購入する時のカーテン代が高くなる
天井付けにする場合、カーテンの面積が大きくなるので費用も高くなります。
既製品ではサイズが合わず、オーダーになることがほとんど。
メーカーや生地によって金額が大幅に変わるので、予算を組む前に希望の商品を見定めておくと良いですね。
カーテンのみならずカーテンレールの費用もしっかりと確認しておきましょう。
天井に穴が開くので賃貸ではできない
カーテンレールを取り付ける際は天井に穴を開ける為、賃貸では新たに設置することができません。
天井付けにこだわりがある方は、DIY可能な物件や元々天井付けのカーテンレールが設置されている物件を探すように注意しましょう。
既に賃貸にお住まいの場合は、突っ張り式のカーテンレールなど商品によっては天井付近に取付可能なものもあるので、ぜひ検索してみてくださいね。
カーテンと窓が近くなり結露でカビが発生しやすくなる
正面付けのカーテンの場合は、窓上の壁に垂直にレールを設置するため、窓とカーテンの間にある程度の距離が出来ますが、天井付けの場合は天井から吊り下げるため、窓との距離が近くなります。
カーテンが窓に当たり結露で濡れてしまうと、カビが発生する恐れがあります。
カーテンの取り替えが必要になることのみならず、健康面に被害を及ぼす可能性があるので、カーテンレールの取り付け位置には注意しましょう。
24時間換気や定期的に窓を開けるなどの換気対策も必須です。
エアコンと干渉し、できなかった
カーテンの場所によってはエアコンと干渉するため、天井付けにできない場合があります。
天井付けを予定している場合は、エアコンなどの干渉するものが周辺に無いかどうか事前に確認が必要です。
見落としが無いように打ち合わせ資料や図面を定期的に照らし合わせて、お家の全体像をイメージすることも大切ですね。
最近は3Dパースの作成サービスも増えてきたので、実際に画像で見て確認するのもオススメですよ。
施工費用が高い
カーテンレールの天井付けは正面付けよりも難しく、危険な作業となる為、施工費用が高くなります。
取り付けの依頼先によって費用は変動するので、相見積りをしておくと良いでしょう。
主な依頼先は以下の通りです。
- 住宅会社
- ホームセンター
- インテリアショップ
- カーテン取り付け業者
- リフォーム会社
費用を抑えたい場合はご自身で取り付けも可能ですが、DIYに慣れていない場合は位置がずれたり施工が甘くなってしまうことがあるので、あまりオススメはしません。
光が漏れることがある
カーテンの天井付けは光が漏れにくいことがメリットに挙げられているにもかかわらず、光が漏れるといった口コミも複数見かけました。
これは部屋の天井ではなく、”窓枠の内側”の天井部分にカーテンを取り付けた場合に起きる後悔ポイントです。
天井付けにするとレールとカーテンの間やカーテンのサイドと窓枠の間に隙間ができるため、そこから光が漏れてしまいます。
光に敏感な方はレールが一体型になっているカーテンボックスを設置するなどの工夫が必要です。
また、部屋の天井に付けた場合は構造は同じですが、窓よりも広い範囲にカーテンを設置することができる為、光は漏れにくくなります。
カーテンレールが目立つ
天井付けのカーテンレールは正面付けよりも目立たず、すっきりとした印象ですよね。
しかし、天井付けにしていても場所によってはレールが視界に入ることがあります。
カーテンボックスを設置したり、レール設置予定の天井部分を折り上げるだけでも、レールが見えにくくなり、雰囲気のあるお部屋になりますよ。
カーテンを天井付けにするメリット
カーテンを天井付けにするメリットは以下の通りです。
- 窓が大きく見え広く見える
- 光が漏れにくい
- カーテンレールにホコリが溜まらない
ひとつずつ詳しくご紹介しますね。
窓が大きく見え広く見える
カーテンを天井付けにすると、窓が大きく見え、視界が上がるためお部屋全体が広く見えます。
特に天井高が低い場所には効果てきめんです!
ただ、お部屋の広さやカーテンのデザインによっては圧迫感が出てしまい、返って空間が狭く見えてしまうこともあるので、注意が必要です。
お部屋の広さに対するカーテンが占める割合を考慮し、もしカーテンの割合が大きいなと感じる場合は落ち着いた明るいカーテンを選ぶとより開放感のある印象になります。
光が漏れにくい
部屋の天井に取り付ける場合は、光が漏れにくいといったメリットもあります。
光が漏れやすいとされるカーテン上部も窓から離れているため、遮光性に長けています。
光を抑えたい寝室には部屋の天井付けもしくは正面付けがオススメです。
カーテンレールにホコリが溜まらない
正面付けのカーテンレールは壁から垂直に突出していることから、ホコリが溜まりやすいです。
その点、天井付けのカーテンレールはホコリが溜まりにくいので安心です。
家族の健康面や掃除の手間を考えると、大きなメリットと言えるでしょう。
カーテンを天井付けにする際の注意点
カーテンを天井付けにする際の注意点は以下の通りです。
- 埋め込み式か普通の天井付けか窓枠内の天井付けか完成イメージをしっかり持つ
- 下地を入れておく
- 採寸を正確に行う
- 光漏れ対策を行う
カーテンの設置前にしっかりと予習しておきましょう。
埋め込み式か普通の天井付けか窓枠内の天井付けか完成イメージをしっかり持つ
カーテンの天井付けと言っても以下の通りパターンがあります。
- 部屋の天井埋め込み式
- 部屋の天井直付け
- 窓枠内の天井直付け
それぞれ下地の場所やカーテンの大きさが異なるので、完成イメージをしっかりと持っておく必要があります。
特に天井埋め込み式は天井面に加工が必要なので、事前に施工範囲や位置を確認しておきましょう。
下地を入れておく
先述した通り、下地の入れ忘れで天井付けができなかったと後悔している人が実際にいます。
下地なしで取り付けると、天井ごと剥がれ落ちてしまう危険性もあります。
家が建ってしまうと簡単に下地を入れることはできないので、必ず工事が始まる前に下地の場所や範囲を担当者に伝えてくださいね。
採寸を正確に行う
カーテンの採寸は設置後の遮光性や断熱性に影響するので、業者のプロに正確に計測してもらいましょう。
カーテンが小さいとサイドや下からの光漏れや、窓の断熱性が低い場合は風を通してしまうこともあります。
逆にカーテンが大きいと布が余り、せっかくのお洒落な雰囲気が崩れてしまいます。
縦に長すぎるとカーテンの下部にホコリが付着してしまうこともあるので、十分に注意しましょう。
光漏れ対策を行う
窓枠内に天井付けする場合は光漏れの対策を行いましょう。
カーテンボックス・カーテンバランス(上飾り)の取り付けやカーテンフックの高さを調整することで、上部からの光漏れは抑えられます。
カーテンのデザインも考慮しながら、対策方法を検討してみてくださいね。
カーテンの天井付けに関するよくある質問
カーテンの天井付けに関するよくある質問は以下の通りです。
- カーテンを天井付けするときは何センチにしたらいいですか?
- ロールカーテンは天井付けと正面付けのどちらがいいですか?
- カーテンの天井付けと正面付けの違いは?
ひとつずつ回答をまとめましたので、疑問点をすっきり解決しましょう!
カーテンを天井付けするときは何センチにしたらいいですか?
ここでは天井付けのカーテンレールとカーテンの目安サイズをご紹介します。
➀カーテンレールの目安サイズ
- 窓枠内の天井付け・・・窓枠(内側)の横幅-1cm
- 部屋の天井に直付け・・・窓枠(外側)の横幅+20~30cm
➁カーテンの目安サイズ
カーテンのサイズはカーテンランナーの位置を基準に測定します。
窓やカーテンの種類によって測定方法が異なりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
掃き出し窓の場合
≪1.5倍、2倍ひだ≫
- 幅:(端のランナーの中心から反対側端のランナー金具の中心までの長さ)×1.05cm
- 丈:(ランナーの下端から床までの長さ)-1cm
※レースカーテンは-2cm
≪フラット≫
- 幅:(端のランナーの中心から反対側端のランナー金具の中心までの長さ)×1.1+5cm
- 丈:(ランナーの下端から床までの長さ)-1cm
※レースカーテンは-2cm
腰窓の場合
≪1.5倍、2倍ひだ≫
- 幅:(端のランナーの中心から反対側端のランナー金具の中心までの長さ)×1.05cm
- 丈:(ランナーの下端から窓枠の下端までの長さ)+15cm
※レースカーテンは+14cm
≪フラット≫
- 幅:(端のランナーの中心から反対側端のランナー金具の中心までの長さ)×1.1+5cm
- 丈:(ランナーの下端から窓枠の下端までの長さ)+15cm
※レースカーテンは+14cm
出窓の場合
≪1.5倍、2倍ひだ≫
- 幅:(端のランナーの中心から反対側端のランナー金具の中心までの長さ)×1.05cm
- 丈:(ランナーの下端から窓枠の下端までの長さ)-1cm
※レースカーテンは-2cm
≪フラット≫
- 幅:(端のランナーの中心から反対側端のランナー金具の中心までの長さ)×1.1+5cm
- 丈:(ランナーの下端から窓枠の下端までの長さ)-1cm
※レースカーテンは-2cm
出窓の場合、幅の採寸時はカーテンレールのカーブに沿って測定するように注意してくださいね。
ロールカーテンは天井付けと正面付けのどちらがいいですか?
天井付けか正面付けかは見た目の印象と遮光性どちらを重視するかで決めましょう。
空間を広く、すっきり見せたい!という場合は天井付けがオススメです。
ロールカーテンを天井付けにし、お部屋の間仕切りとして使える点もメリットですね。
ただ、上部やサイドから光が漏れる(特に窓枠内の天井付けにした場合)ので、寝室など光を抑えたい場所には不向きです。
見た目よりもできるだけ光漏れを抑えたい!という場合は正面付けがオススメです。
正面付けにすると窓全体を覆うことができるので、遮光性が高まります。
お洒落にしたいリビングは天井付け、光を避けたい寝室は正面付けなどお部屋ごとに使い分けると良いですね。
カーテンの天井付けと正面付けの違いは?
カ―テンの天井付けと正面付けの違いはカーテンレールの取り付け位置です。
天井付けの場合は部屋の天井や窓枠内の天井にカーテンレールを設置します。
正面付けの場合は窓枠の上部の壁にカーテンレールを設置します。
まとめ
カーテンを天井付けにする際のメリット・デメリットや注意点、よくある質問をまとめました。
天井付けにすると空間がすっきりとし広く見えるメリットがある反面、光漏れや付け外しが大変といったデメリットもありました。
カーテンの取り付け方は良い点・悪い点をしっかりと把握し、部屋の用途や窓のサイズによって使い分けることが大切です。
天井付けにする場合は下地の入れ忘れにも注意なので、カーテンの仕様計画は工事前の段階から家族とよく話し合い、検討しておきましょう。
間取りで後悔・失敗しないためには?
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STEP.2|間取り診断を受ける
- 本当にこの間取りで大丈夫かな?
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