南道路の土地で後悔する人が続出?!知っておくべきデメリット7選
家を建てるなら絶対南道路がいい!と思っていませんか?
実際、南道路の土地は人気ですが、「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔している人がたくさんいます!
この記事では、
- 南道路の土地でよくある後悔ポイント・デメリット
- 南道路の土地のメリット
- 確認しておくべき点
について紹介します。
現在土地探し中の方は、 土地の探し方の裏ワザの記事も参考にしてみてください。
南道路の土地でよくある後悔ポイント・デメリット7つ!
南道路の土地でよくある後悔ポイントは次の7つです。
南道路のデメリットとも言える部分なので、ぜひ確認しておきましょう。
それぞれ詳しく解説しておきます。
後悔ポイント①プライバシーが保たれにくく、落ち着かない!
南道路の土地は日当たりがいい南側に大開口の窓をつけたリビングを配置する間取りになることが多いです。
その結果、
- レースカーテンをしてても家の前を人や車が通るとなんだかそわそわして、落ち着かない
- 夕方や夜、うっかりカーテンを閉める前に電気をつけてしまった時には、家の中が丸見えで恥ずかしい
- リビングの窓を開けておくと、家の中の声がダダ漏れになってしまうことも…
リビングでくつろげない・プライバシーの確保が難しいと後悔してしまうケースが多くあります。
後悔ポイント②庭が丸見えで使いにくい
プライバシー確保の面では、家の中だけでなく庭にも言えること。
南道路の場合、多くの場合が南側に庭を作ります。
そうすると、プールやBBQなどをしていても道路からの視線が気になり、使いにくいという事態も起こります。
また夏場は、「日陰がなくて庭が暑い」「ウッドデッキでやけどしそうになる」ので、注意が必要です。
後悔ポイント③夏の日差しが強すぎる
南道路の土地は夏に日差しが強く入りこんできてしまうため、庭だけでなく家の中まで暑くなりがちです。
家の中で少しでも涼しく過ごしたいがために、昼間でもカーテンを閉めてしまう家も少なくありません。
せっかくの日当たりのよい土地がもったいないですよね…
また、強い日差しのせいでフローリングや畳、木製の家具や書籍、飾っていた写真などが日に焼けて傷んでしまうこともあります。
後悔ポイント④洗濯物が丸見えになる
ベランダやバルコニーは基本、日当たりがいい南側に作ることが多いですよね。
南道路の場合、洗濯物が通行人から丸見えになります。
また干す時も道路から見られる心配があるので、パジャマで干すのは恥ずかしいから毎朝しっかりと着替える必要もありますね。
最終的に、洗濯物を家の中で干すようになってしまい、ベランダを使わずもったいなかったという後悔が生まれることもあります。
後悔ポイント⑤家本体への予算が少なくなる
一般的に南道路に面している土地は北道路に面している土地よりも坪単価が高い傾向にあります。
その結果、家本体への予算が少なくなってしまいます。
欲しかった設備や外構への予算が取れず、結果的に後悔することもあります。
後悔ポイント⑥子供が道路への飛び出しそうで怖い
南道路の場合、庭も道路側の南に作ることが多いですよね。
すると、
- 子供が庭で遊んでいる時に、道路へ飛び出しそうで怖い
- 近所の子供が庭へ勝手に入ってきてしまう
- 駐車場と庭が隣だから、車にボールなどおもちゃが当たる
という事も起こります。
気をつけなさいと言っていても、何をするか分からないのが子供です。
安心して暮らすためには安全性はとても重要なポイントですので、後悔ポイントとなりがちです。
後悔ポイント⑦家の費用がかかる
南道路のデメリットであるプライバシーや夏の日差しから家を守るためには、
- 長めに軒(のき)を伸ばす
- 断熱性の高い窓を使う
- 外構に目隠しフェンスを作る
- 遮光性の高いカーテンを選ぶ
などで対策する事は可能です。
しかし、どれも費用がかかることばかり。
予算オーバーとならないために、家の坪数を小さくしたり、設備を諦める必要が出てくることもあります。
南道路のメリット2つ
それでも、やはり南道路にはメリットもあります。
それぞれ紹介していきます。
①日当たりが最高!
南道路の土地の一番のメリットはやはり日当たりです。
日当たりがいいと、
- 昼間は電気をつける必要がない
- 洗濯物が良く乾く
- 観葉植物や家庭菜園、お花も良く育つ
また、明るい家というのは、自然と元気がもらえて気持ちがいいですね。
②冬場はあたたかく光熱費の節約になる
一年中、家の中にあたたかな日差しが差し込みますので、冬場でも暖かい家を作りやすいのもうれしいメリットの一つ。
光熱費は基本的に夏場よりも冬場の方が高くなる傾向があるので、日差しのおかげで室温が上がり暖房の出番も少なくなることは、光熱費の節約にもつながります。
南道路の土地を購入する前にやるべきこと3つ
南道路の土地を購入する前にやるべきことがあります。
それは、次の3つ。
後悔しないためにもぜひ確認してみてください。
1.土地の形をチェックする
一概に南道路の土地と言っても、必ずしも日当たりが良い家になるとは限りません。
気を付けて欲しいのが土地の形です。
南道路の場合、間口が広ければ広いほど日当たりの良い家になり、間口が狭すぎると南道路に面しているのに暗いと感じることもあります。
よくありがちな後悔例は、
- リビングは日当たりがいいけど、ダイニングやキッチンは暗い
- 家の中で一番日当たりがいいのが玄関
こういった間取りにしたくない場合は、間口の広さもチェックしておきましょう。
2.家本体の価格の見積もりをとっておく
土地に予算をかけすぎて、家本体にかけられる予算が無くなるのを防ぐためにも、土地探しはハウスメーカー選びと並行して行い、本体価格+土地の総額で予算内に収まるか確認しておきましょう。
南向きの道路にする場合は、暑さ対策として、
- 南側の軒をしっかりと伸ばす
- 断熱性の高い窓
は必須です。
家本体の見積もりを取る場合は、この2点を踏まえて出してもらいましょう。
3.外構費用は高めに想定しておく
南道路で通りからの視線を防ぎプライバシーを確保したい場合は、目隠しフェンスや植栽が必須となります。
そうした場合、外構費用はおのずと少し高めになります。
土地の広さにもよりますが、はじめから少し多めに見積もっておきましょう。150万~200万見ておくといいかなと思います。
また、外構費用は一括見積もりをすることで安くなりますよ。
南道路の後悔ポイントまとめ
この記事では、南道路の後悔ポイント・デメリットについて解説しました。
- プライバシーが保たれにくく、落ち着かない
- 庭が丸見えで使いにくい
- 夏の日差しが強すぎる
- 洗濯物が丸見えになる
- 家本体への予算が少なくなる
- 子供の道路への飛び出しが怖い
- 家の費用がかかる
一方、南道路は日当たりがいいので、1年中明るい家である、将来もずっと日当たりが保証されるというのが最大のメリットです。
個人的には南道路にこだわらなくても、間取り次第で日当たりはどうにかなることも多いので、土地の価格と家本体とのバランスを考えながら土地探しをすることが重要だと思います。
南道路土地で後悔しないためにも、以下の点に注意しましょう。
- 土地の形をチェックする→間口広めがおすすめ
- 家本体の価格の見積もりも取っておく→予算オーバーを防ぐ
- 外構費用を高めに想定しておく→プライバシーをしっかり確保する
満足できる土地を見つけて、最高の家を建てて幸せに暮らしましょう。
なかなかいい土地が見つからないという方は土地の探し方の裏ワザの記事も参考にしてみてください。