【最新版】一条工務店の坪単価は総額でいくら?商品別と見積もり実例

一条工務店の坪単価

一条工務店の坪単価、調べるほど数字がバラバラで結局いくらか分からない…。

この記事では、一条工務店の坪単価について解説します。

広告に出る坪単価は建物本体だけの金額で、実際に払う総額とは別物。

判断すべきは、付帯工事費と諸費用まで足した総額のほうです。

結論:一条工務店の坪単価は総額でいくらか
  • 建物本体の坪単価は約57万〜82万円が目安
  • 総額は本体価格に2〜3割を上乗せ
  • 延床30坪の総額は約2,500万〜3,450万円
  • 公的データの相場は1坪あたり約118万円
  • 進め方は紹介制度の手順を整えてから見積もりへ

この記事の相場データは、住宅金融支援機構の調査から取りました。

本体価格だけで判断すると、資金計画が数百万円ずれるおそれが残ります。

総額の内訳を押さえる作業は、見積もりを取る前のいまが早いでしょう。

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すみこ

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目次

一条工務店の坪単価は総額でいくらになるのか

まずは総額の全体像から押さえます。

数字の意味が分かると、見積書の読み方が変わります。

建物本体の坪単価と総額の坪単価は別物

坪単価とは、建物の価格を延べ床面積の坪数で割った単価のことです。

ところが、この計算に何を含めるかで数字が大きく動きます。

広告やカタログに出るのは建物本体だけを割った数字

建物本体の坪単価建物本体工事費 ÷ 延べ床面積の坪数。広告やカタログに出る数字
実質坪単価総額 ÷ 延べ床面積の坪数。付帯工事費・諸費用・オプションを含む
2つの差本体価格に2〜3割を上乗せした金額が、総額に近づく

総額を坪数で割ったものを、この記事では実質坪単価と呼びます。

読者が本当に知りたいのは、後者の数字のはずです。

商品別に見た坪単価の目安

まずは建物本体の坪単価を、商品ごとに並べてみます。

ここで大事な前提として、一条工務店は坪単価を公式に公表していません

公式に金額の記載があるのは、規格住宅ハグミーの本体価格だけという状況。

商品建物本体の坪単価の目安
グラン・スマート約82万円〜
グラン・セゾン約82万円〜
アイ・スマート約80万円〜
セゾン約75万円〜
円熟の家 百年約75万円〜
アイ・キューブ約74万円〜
セゾンA約70万円〜
ブリアール約70万円〜
アイ・スマイル約66万円〜
ハグミー約57万円〜

※一条工務店は坪単価を公表しておらず、時期・地域・仕様で変わります(最新の金額は見積書でご確認ください)。

上と下では25万円ほどの開きがあるとわかります。

公的データで見る注文住宅の坪単価の相場

一条工務店の数字が高いのか安いのかは、相場と並べないと判断できません。

住宅金融支援機構の調査では、注文住宅3,889件を集計しています。

そこで示された1㎡当たり建設費の全国平均は35.9万円

集計件数注文住宅 3,889件
住宅面積全国平均 118.4㎡(中央値 111.4㎡)
建設費全国平均 4,259.8万円(中央値 3,900万円)
1㎡当たり建設費全国平均 35.9万円(中央値 34.6万円)
坪に換算すると1坪=約3.3㎡で計算して 1坪あたり約118万円

※坪への換算は当サイトの計算で、この調査の「建設費」には設計費や屋外附帯工事費なども含まれます(土地取得費は含みません)。

出典は住宅金融支援機構のフラット35利用者調査のとおりです。

この数字を持っておくと、見積書を相場と突き合わせられます

すみこ

相場が坪118万円…?一条工務店って別に飛び抜けて高くないんだ。

一条工務店の坪単価が広告と違って見える理由

次に、金額の差がどこから生まれるのかを分解します。

この3つを知っておけば、予算のずれはかなり防げます。

家づくりの費用は3つに分かれている

家を建てるお金は、大きく3つの層に分かれます。

建物本体工事費、付帯工事費、諸費用の3つ。

広告の坪単価はこのうち1つ目だけを表した数字です。

費用の層中身と割合の目安
建物本体工事費家そのものをつくる費用。総額の約7割
付帯工事費屋外の給排水や地盤改良など。総額の約2割
諸費用登記・保険・ローンの手数料など。総額の約1割

車の価格表示で、税金やオプションが別に並ぶのと同じ構造。

つまり本体価格に2〜3割を足した金額が、現実的な総額に近づきます。

付帯工事費に含まれるもの

予算が膨らむ原因は、たいていこの層にあります。

建物の外側でかかる工事なので、土地の状態によって金額が変わるのが厄介なところ。

最初の概算では見えにくい部分でもあります。

付帯工事費に入るもの
  • 足場や仮設トイレなどの現場の設備
  • 水道管やガス管を道路から引き込む工事
  • 地盤改良(やわらかい地盤を固める工事)
  • 駐車場やフェンスなどの外構工事

とくに地盤改良は、調査するまで金額が確定しません

外構工事も別枠になることが多いので、見積書での確認が要ります。

諸費用に含まれるもの

3つ目が、工事以外にかかる手続きのお金です。

金額そのものは大きくありませんが、現金で用意する場面が多いのが特徴。

住宅ローンに組み込めない項目もあります。

諸費用に入るもの
  • 建築確認の申請にかかる費用
  • 登記費用(所有者を登録する手続き)
  • 住宅ローンの事務手数料
  • 火災保険・地震保険の保険料
  • 不動産取得税などの税金

資金計画の立て方は注文住宅の予算の決め方にまとめました。

手元に残す現金の額も、この層を見てから決めたいところでしょう。

すみこ

本体価格しか見てなかった…。2〜3割足すって覚えとこ。

商品別に見る一条工務店の坪単価

ここからは主力商品ごとに、価格の位置づけを見ていきます。

価格の差が、どこから生まれているのかに注目してください。

グラン・スマートの坪単価

グラン・スマートは、性能にデザインの選択肢を足した上位商品です。

建物本体の坪単価は約82万円〜が目安とされています。

外壁のハイドロテクトタイル(光触媒を組み込んだタイル)が対応商品に含まれる形。

価格差の中身は「選べる幅」。上位商品ほど内装のスタイルや設備の選択肢が増えます。標準の性能そのものより、どこまで選べるかが価格に乗っていると考えると分かりやすくなります。

選ぶ項目が増えるぶん、打ち合わせの回数も伸びやすい点は覚えておきましょう。

標準に含まれる範囲は一条工務店の標準仕様一覧で確認できます。

アイ・スマートの坪単価

アイ・スマートは、性能を軸に据えた主力商品です。

建物本体の坪単価は約80万円〜が目安

公式ページには断熱等級7標準と明記されています。

断熱等性能等級は国の制度の指標。会社が独自に決めた呼び名ではないため、他社の資料に書かれた等級とそのまま見比べられます。価格を比べるときは、この等級もセットで見ておきましょう。

耐震等級3と2倍耐震も、同じ商品ページに記載されています。

公表内容は一条工務店のアイ・スマートのページのとおりです。

アイ・キューブの坪単価

アイ・キューブは、価格を抑えつつ性能を確保する位置づけの商品です。

建物本体の坪単価は約74万円〜が目安で、アイ・スマートとの差は坪あたり6万円ほど

公式では断熱等級6標準と表記されています。

項目アイ・スマートアイ・キューブ
本体の坪単価約80万円〜約74万円〜
断熱等級等級7標準と公表等級6標準と公表
外観シンプルモダンキューブ型

価格差と等級差を並べると、どちらを取るかの判断がしやすくなるでしょう。

商品ごとの違いはグランスマートとアイスマートの違いでも比べられます。

規格住宅ハグミー・アイスマイルの坪単価

価格を抑えたいなら、規格住宅という選択肢があります。

規格住宅とは、あらかじめ用意されたプランから選んで建てる家のこと。

設計にかかる手間が減るぶん、本体の坪単価も下がります

ハグミー本体の坪単価は約57万円〜。公式の本体価格は1490万円から。断熱等級6標準、100通りのプランから選ぶ
ハグミー fam W寒冷地専用モデル。公式の本体価格は1630万円〜
アイ・スマイル本体の坪単価は約66万円〜。複数のプランから選ぶ形
注意点間取りの自由度が下がり、標準に含まれる範囲も商品で変わる

※本体価格は一条工務店公式の表示で、坪単価は公表がないため目安です(時期・地域・仕様で変わります)。

プランと自由度の中身は一条工務店ハグミーのプランと自由度にまとめました。

総額の実例はハグミーの総額と追加費用でも公開しています。

すみこ

規格住宅だと本体で25万も違うのか。選択肢に入れてみようかな。

延床面積別に見る一条工務店の坪単価と総額

次は、自分が建てたい広さで総額を掴んでいきます。

広さが決まっていれば、総額の幅はかなり絞れます。

延床30坪の総額の目安

まずは、採用する人が多い延床30坪で並べます。

付帯工事費・諸費用・主要なオプションを含めた総額の目安です。

総額を坪数で割った実質坪単価も並べて載せました

スクロールできます
商品本体の坪単価30坪の総額の目安実質坪単価
グラン・スマート約82万円〜約3,450万円約115万円
アイ・スマート約80万円〜約3,200万円約107万円
アイ・キューブ約74万円〜約3,080万円約103万円
アイ・スマイル約66万円〜約2,850万円約95万円
ハグミー約57万円〜約2,500万円約83万円

※一条工務店は坪単価を公表しておらず、時期・地域・仕様・採用するオプションで変わります(最新の金額は見積書でご確認ください)。

上と下で総額に900万円ほどの開きが出るとわかります。

延床35坪・40坪はどう見積もるか

広さが変わると、総額もそのぶん動く形。

実質坪単価に坪数を掛けると、おおまかな幅がつかめます

下の表は、その単純計算で出した目安です。

延べ床面積アイ・スマートハグミー
30坪約3,200万円約2,500万円
35坪約3,745万円約2,905万円
40坪約4,280万円約3,320万円

※実質坪単価×坪数で当サイトが計算した目安で、実際には広いほど坪単価が下がる傾向があります(上振れ側の幅としてご覧ください)。

この単純計算は、予算の上限を決めるときの入口として使えます。

小さい家ほど坪単価が上がる理由

坪単価には、面積によって動く性質があります。

キッチンや浴室のような設備は、家の広さにかかわらず1式ずつ必要だからです。

同じ設備代を少ない坪数で割れば、1坪あたりの数字は上がります。

坪単価だけで会社を比べると判断を誤る。同じ会社でも、25坪と40坪では坪単価が変わります。他社と比べるときは、坪単価ではなく同じ延べ床面積での総額で並べましょう。

平屋も同じ理屈で、基礎と屋根の面積が増えるぶん坪単価は上がりやすくなります。

3階建ては構造計算や地盤の条件が加わるため、さらに上がる傾向でしょう。

自分の坪数で概算する手順

ここまでの数字を使って、自分の場合を出してみましょう。

必要なのは、建てたい坪数と候補の商品の2つだけ。

3つの手順で幅がつかめます。

STEP
本体価格を出す

候補の商品の本体坪単価に、建てたい坪数を掛けます。

STEP
付帯工事費と諸費用を足す

出した本体価格に、2〜3割を上乗せします。

STEP
別枠の費用を書き出す

外構工事、家具・家電、引っ越し、地盤改良の予備費を別に並べます。

この3つを紙に書き出すだけで、借入額の目安が見えてきます

そのうえで見積もりを取れば、数字のずれを自分で検算できるでしょう。

すみこ

うち35坪希望だから3,700万か…。現実的な数字が見えてきた。

一条工務店の坪単価を左右する5つの要因

同じ商品でも、条件しだいで総額は動きます。

自分に当てはまる要因があるかを確かめてください。

建物の大きさと形

1つ目が、建物の大きさと形です。

凹凸の多い形は壁の面積と角が増えるため、材料も手間も増えます

逆に、1階と2階がほぼ同じ大きさの総二階はコスト効率が高い形。

形で変わるコストの傾向
  • 総二階はコストを抑えやすい
  • 凹凸が多い形は上がりやすい
  • 平屋は基礎と屋根が増えるぶん坪単価が上がりやすい
  • 3階建ては構造計算や地盤の条件が加わる

吹き抜けやバルコニーは、床面積の扱いが通常と変わるため見積書での確認が要ります。

見た目の希望と予算のバランスは、ここで大きく決まるでしょう。

オプションの選び方

2つ目が、追加する設備の選び方です。

採用する人が多い装備は、実質的に予算へ組み込んでおきたい項目になります。

太陽光発電は屋根材を兼ねる形のため、載せる前提で考える人が多いところ。

オプション費用の目安
太陽光パネル約150〜250万円。公式の平均搭載容量は12.02kWと公表
全館さらぽか空調約50万円〜(商品によっては坪1.5万円)
ハイドロテクトタイル約50万円〜(商品によっては坪1.3万円)

※公式に価格の公表はなく、採用当時の目安であり商品と時期で変わります(最新の金額は見積書でご確認ください)。

採用例の詳細は一条工務店のオプション一覧にまとめました。

土地の状態と地盤改良

3つ目が、建てる土地の状態です。

地盤がやわらかいと判断された場合、地盤改良の工事が必要になります

費用は土地によって大きく振れ、数十万円から200万円以上になることも。

調査するまで確定しない費用。地盤調査は契約後に実施されるため、土地が決まっていない段階では正確な金額が出ません。予備費として枠を取っておくと、あとで慌てずに済みます。

土地探しから始める人ほど、この枠を残しておきたいところでしょう。

見積もりに含まれているかどうかも、早い段階で聞いておいてください。

建築地の法規制

4つ目が、建てる場所にかかる決まりです。

準防火地域(火災の広がりを抑えるため建材に条件がつく地域)では、使える建材が限られます

窓や玄関ドア、外壁まわりで仕様が変わる形。

費用が変わりやすい部分
  • 防火性能のあるサッシやガラス
  • 防火仕様の玄関ドア
  • 燃えにくい素材の外壁や軒天

安全のために求められる仕様なので、削れる性質の費用ではありません

地域の指定は、自治体の窓口や国土交通省の制度概要で調べられます。

仮契約のタイミング

5つ目が、契約する時期です。

建築資材の価格が動けば、住宅の価格も見直されるでしょう。

一条工務店では仮契約を結んだ時点の坪単価で価格が固定されると説明されています。

申込金は建築費に充当される。仮契約では申込金を預けますが、そのまま建築費用に回ります。解約した場合も、それまでに発生した実費を差し引いたうえで返金される仕組みです。

検討が長引くほど、見直し後の価格に当たる可能性は上がります。

仕組みの詳細は一条工務店の仮契約の意味と流れで解説しました。

価格改定の経緯は一条工務店の値上げ推移にまとめてあります。

すみこ

形と土地でこんなに動くのか。予備費を持っとかないと危ないな。

一条工務店の坪単価がわかる見積もり実例

ここからは、実際の見積書の内訳を見ていきます。

いずれも一例ですが、内訳の形は参考になります。

延床33坪の見積もりの内訳

まずはアイ・スマートで延床33坪を建てた場合の内訳です。

建物本体の坪単価は約73万円でした。

ところが総額を坪数で割ると、実質坪単価は約103万円まで上がります。

費目金額と内容
建物本体工事費約2,410万円(坪単価 約73万円)
オプション工事費約300万円(太陽光、さらぽか など)
付帯工事費約250万円(屋外給排水、仮設工事 など)
諸費用約200万円(登記費用、ローン手数料 など)
消費税約250万円
合計約3,410万円(実質坪単価 約103万円)

※一例であり、時期・地域・仕様で変わります(最新の金額は見積書でご確認ください)。

本体以外に約1,000万円が積み上がっているとわかります。

延床36坪の見積もりの内訳

次はグラン・セゾンで延床36坪を建てた場合です。

建物本体の坪単価は約74.3万円(税抜)でした。

引き渡し価格を坪数で割ると、実質坪単価は約91.8万円になります。

費目金額(税抜)
建物本体価格約2,670万円(坪単価 約74.3万円)
付帯工事費約250万円
オプション等約130万円
工事費合計約3,050万円
消費税約305万円
引き渡し価格約3,355万円(実質坪単価 約91.8万円)

※一例であり、この金額に外構工事費は含まれていません(最新の金額は見積書でご確認ください)。

外構が別枠のため、実際の支出はここからさらに増えます

2つの実例から読み取れる共通点

数字は違っても、内訳の形はよく似ています。

どちらも本体価格に2〜3割が上乗せされている構造でした。

広告の坪単価と実質坪単価の差は、20万円台から30万円ほど。

2つの実例に共通していたこと
  • 本体価格に2〜3割が上乗せされる
  • 付帯工事費は約250万円の規模
  • オプションが総額を押し上げている
  • 外構費は別枠になりやすい

自分の見積書を、この4点で照合してみてください

抜けている費目が見つかれば、その場で担当者に確認できます。

見積もりを取る前の準備は紹介制度の手順から整えておくと動きやすいでしょう。

すみこ

本体以外で1,000万か…。この4点で自分の見積もり見てみる。

一条工務店の坪単価は相場と比べて高いのか

ここで、記事の核心にあたる問いに答えます。

他社の坪単価は公表されていないため、公的データを物差しに使います。

公的データの1㎡当たり建設費と並べる

各社とも坪単価を公表していないため、他社と直接は比べられません。

そこで使えるのが、注文住宅全体の相場データです。

住宅金融支援機構の調査による1㎡当たり建設費は、全国平均で35.9万円。

注文住宅の相場1㎡当たり35.9万円。坪に換算して約118万円
一条工務店の実質坪単価延床30坪で約83万〜115万円が目安
見積もり実例延床33坪で約103万円、延床36坪で約91.8万円
読み取れること相場を大きく超える水準ではない

※調査の「建設費」には設計費や屋外附帯工事費などが含まれ、土地取得費は含まれません(坪への換算は当サイトの計算です)。

数字だけを見れば、飛び抜けて高い水準とはいえません

地域によって相場は変わる

相場そのものが、建てる場所によって動く形。

同じ調査には、地域ごとの1㎡当たり建設費も出ています。

人件費や資材の運搬距離が違うため、都市部ほど上がる形。

地域1㎡当たり建設費坪に換算すると
首都圏38.7万円約127万円
三大都市圏37.4万円約123万円
近畿圏36.3万円約120万円
東海圏35.8万円約118万円
その他地域34.6万円約114万円

※坪への換算は1坪=約3.3㎡として当サイトが計算した値です。

首都圏とその他地域で、坪あたり13万円ほどの差が出ています。

住んでからの支出まで含めて考える

もうひとつ、判断に入れておきたい視点があるでしょう。

家の支出は、建てたあとの光熱費と手入れの費用まで続きます。

断熱や外壁の仕様は、この部分に効いてくる要素。

初期費用と維持費はセットで見る。断熱等級の高い家は暖める量そのものが減り、塗り替えのいらない外壁は将来の工事を減らします。初期費用だけで比べると、この差が見えません。

国土交通省の調査でも、住宅を選んだ理由は価格より会社への信頼や設備が上位でした。

光熱費の実際は一条工務店の光熱費にまとめています。

手入れの費用感は一条工務店のメンテナンス費用で整理しました。

すみこ

相場が坪118万なら、うちの見積もりは普通の範囲なんだ。安心した。

一条工務店の坪単価を抑える方法

予算に収めるための現実的な手を整理します。

効き目の大きい順に見ていきましょう。

商品と間取りの選び方で下げる

いちばん効くのは、商品そのものの見直しです。

規格住宅に切り替えると、本体の坪単価で20万円以上の差が出ます。

間取りをシンプルな総二階にするのも、効き目のある手。

効き目の大きい順の見直し
  • 商品を規格住宅に切り替える
  • 延べ床面積を見直す
  • 凹凸を減らして総二階に近づける
  • オプションを絞る

ただし面積を削りすぎると、坪単価のほうは上がってしまいます

削り方の全体像は予算オーバー時のコストダウンの工夫にまとめました。

オプションに優先順位をつける

次に効くのが、追加する設備の絞り込みです。

判断の軸は、あとから付けられるかどうか

外壁や空調のように、完成後では変えにくいものを先に決めます。

削る順番を間違えると後悔につながる。あとから足せる室内物干しやカーテンレールは後回しにできます。逆に外壁や太陽光は、住み始めてからの変更が難しい部分です。

将来の手入れを減らす装備は、長い目で見ると残す価値があるかもしれません。

採用例と費用の目安は一条工務店のオプション一覧で確認できます。

制度を使って条件を整える

3つ目が、用意されている制度を使う方法です。

一条工務店は値引き交渉に応じない方針が広く知られています。

そのぶん、条件を整える入り口が制度として用意されている形。

条件を整える入り口
  • 紹介制度(来場前の登録が必要)
  • 親族紹介(2親等以内に施主がいる場合)
  • 法人割引(勤務先が提携している場合)

いずれも展示場へ行く前に確かめておきたい項目です。

手順は一条工務店の紹介制度のやり方にまとめました。

値引きの考え方は一条工務店は値引きしない理由で解説しています。

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一条工務店の施主である私(すみこ)が紹介します。
契約の義務はありませんのでお気軽にご相談ください。

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すみこ

値引きがない代わりに制度があるのか。先に確かめとかなきゃ。

一条工務店の坪単価で注意したいこと

最後に、契約前に知っておきたい弱点も正直にお伝えします。

知ったうえで進めば、想定とのずれは小さくなります。

標準仕様が手厚いぶん引き算ができない

標準の範囲が広いことは、価格面では両刃になります。

床暖房や換気システムを外して安くする、という引き算ができないからです。

そのため、最低ラインの価格が下がりにくい構造になっています。

価格を下げたいなら商品ごと見直す。設備を削って予算に合わせる発想は通りにくい会社です。予算が合わないときは、規格住宅に切り替えるか延べ床面積を見直すほうが早く進みます。

裏を返せば、性能で妥協する場面が少ないということ。

標準に何が入るかは一条工務店の標準仕様一覧で確認できます。

一条ルールによる設計の制約

設計面でも効いてくるのが、独自の決まりごと。

窓の大きさや壁の配置に条件がつくため、希望がそのまま通らない場面も出てきます。

これが価格にも間接的に効いてくる部分。

価格と関わる制約の例
  • 規格外の窓は選べないことがある
  • 大きな吹き抜けは条件がつく
  • 他メーカーの設備は持ち込みが難しい

強いこだわりがあるなら、早い段階で伝えておくと代替案が出てきます。

代表的な決まりごとは一条ルールの一覧と裏ワザにまとめました。

外構費は別に見ておく

3つ目が、見積もりに入りにくい費用です。

駐車場やフェンスといった外構工事は、別枠になることが多い項目。

家具や家電、引っ越しも同じく別に見ておく必要があります。

別枠になりやすい費用目安
外構工事100〜300万円程度
家具・家電100万円以上になることも
引っ越し10〜30万円程度
入居後の税金不動産取得税、翌年からの固定資産税

※一般的な目安であり、内容や地域で変わります(実際の金額は見積書と自治体の案内でご確認ください)。

この枠を最初から取っておくと、引き渡し前後で慌てずに済みます

すみこ

外構で300万か…。これ入れずに計算してたら危なかった。

一条工務店の坪単価に関するよくある質問

検討中によく出てくる疑問に、まとめてお答えします。

一条工務店の坪単価は結局いくらと考えればよいですか?

建物本体では約57万〜82万円、付帯工事費と諸費用まで含めた実質坪単価では約83万〜115万円が目安です。判断すべきは後者の数字になります。中身は建物本体の坪単価と総額の坪単価は別物で解説しました。

一条工務店で値引き交渉はできますか?

値引き交渉に応じない方針が広く知られています。そのぶん紹介制度や法人割引といった制度が用意されています。使い方は制度を使って条件を整えるにまとめました。

坪単価を少しでも抑える方法はありますか?

効き目が大きい順に、商品の切り替え、延べ床面積の見直し、間取りの単純化、オプションの絞り込みです。設備を削って安くする発想は通りにくい会社になります。詳しくは商品と間取りの選び方で下げるをご覧ください。

規格住宅にするとどれくらい変わりますか?

建物本体の坪単価で20万円以上の差が出ます。延床30坪の総額で比べると、目安で700万円ほど変わる計算です。中身は規格住宅ハグミー・アイスマイルの坪単価にまとめました。

地盤改良でいくら上がりますか?

土地の状態によって、数十万円から200万円以上まで幅があります。契約後の調査で決まるため、事前には確定しません。考え方は土地の状態と地盤改良で解説しています。

平屋や3階建てだと坪単価は変わりますか?

どちらも上がりやすい傾向があります。平屋は基礎と屋根の面積が増え、3階建ては構造計算や地盤の条件が加わるためです。理由は小さい家ほど坪単価が上がる理由で説明しました。

見積もりに含まれない費用には何がありますか?

外構工事、家具・家電、引っ越し費用、入居後の税金が代表的です。外構だけで100〜300万円程度を見ておく必要があります。一覧は外構費は別に見ておくにまとめました。

値上げの前に契約したほうがよいですか?

仮契約を結んだ時点の坪単価で価格が固定されると説明されています。ただし急いで決めると仕様の検討が甘くなるため、条件を整えてから進めるのが安全です。仕組みは仮契約のタイミングをご覧ください。

初期費用が高くても長い目で見て得になりますか?

断熱等級の高さや塗り替えのいらない外壁は、住んでからの支出を抑える方向に働きます。ただし効果は住まい方や地域で変わるため、断定はできません。考え方は住んでからの支出まで含めて考えるで整理しました。

一条工務店は公式に坪単価を公表していますか?

公表していません。公式サイトで金額の記載があるのは、規格住宅ハグミーの本体価格だけです。この記事の数字はすべて目安であり、根拠は商品別に見た坪単価の目安に記載しました。

まとめ:一条工務店の坪単価は総額で判断する

一条工務店の坪単価は、本体価格に2〜3割を足した総額で見るのが実際的でした。

公的データの相場と並べれば、突出して高い水準ではないとわかります。

この記事のポイント

迷っている間も、建築資材の価格は動き続けています。

坪数と商品を決めて概算するだけなら、今週末にも終わる作業でしょう。

そこまでやれば、坪単価の数字に振り回されず納得して選べる状態にたどり着けます。

すみこ

総額で見るって発想がなかった。これで見積もり読めそう!

まずは紹介制度の手順を確かめ、そのうえで見積もりの予定を組んでみてください。

どちらも来場前のいまだからできる準備にあたります。

\最大35万円分/
一条工務店は紹介制度を利用するのが一番お得です。

すみこ

一条工務店の施主である私(すみこ)が紹介します。
契約の義務はありませんのでお気軽にご相談ください。

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