新築の窓の後悔・失敗ポイントまとめ|数・配置・種類に注意すれば快適に!
住んでから「窓って重要だったんだ」って気が付いても、変更することは難しいです。それにも関わらず、
- 暗くなってしまった
- 寒くなってしまった
- 全然開けてない
- ダサくなってしまった
など新築の窓で後悔したという声はたくさんあります。
我が家も、窓でたくさん失敗してる…
私の家づくりの経験と家を建てた先輩方の間取りの後悔をまとめると、窓の後悔は
- 本当に必要か不要かを確認する
- 大きさや配置を外からも中からも注意する
- 窓の種類もよく検討する
ことで大きな失敗をほぼなくす事ができます。
この記事では、具体的な後悔ポイントを紹介していきますよ。
「間取りづくりの時に、あらかじめ後悔してしまうポイントが分かっていれば対策をすることが可能」なので、ぜひ参考にしてください。
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新築の窓の後悔・失敗ポイント【つければ良かった・つけなければよかった】編
窓の後悔で一番多い「いらなかった」「つければよかった」場所について具体的に紹介します。
よくある後悔ポイントはこの5つ。
- トイレの窓はいらなかった
- お風呂の窓はいらなかった
- 勝手口はいらなかった
- 階段に窓をつければよかった
- 玄関に窓をつければよかった
窓の役割は、
- 採光・通気
- 断熱・気密
- デザイン
- 防犯・防災
など多くあります。
各部屋の窓がどういう目的で必要か不要かを一つ一つ確認しておきましょう。
「とりあえずつけておく」という考えは失敗の元だから注意してね。
トイレの窓はいらなかった
トイレに窓をつける理由の多くは、
- 明るいトイレにしたい
- 換気のため
ですよね。
しかし、
- トイレは人感センサーライトを採用する家が多い
- 換気は換気扇を回しておけば十分である
といった理由から、トイレの窓は必要なかったとい後悔する人がたくさんいます。
私もその一人。入居して2年、一度もトイレの窓を開けていません
トイレに窓をつける事のデメリットは、たくさんありますから、本当に必要か確認しましょう。
- 断熱性が下がり、夏暑く冬寒くなる
- 掃除箇所が増える
- 収納棚をつける場所が制限される
- 建築コストが上がる
- トイレの間取りに制限が出る
以下の記事でさらに詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
お風呂の窓はいらなかった
トイレと同様、お風呂に窓をつける理由の多くは、
- 明るいお風呂にしたい
- 開放的なお風呂にしたい
- 換気のため
ですよね。
しかし、
- お風呂は夜しか入らないので、明るさは必要なかった
- お風呂に開放感は必要なかった
- 換気は換気扇で十分である
といった理由から、お風呂の窓は必要なかったとい後悔する人がたくさんいます。
我が家のお風呂には窓があるのですが、いらなかったなと感じる一番大きな理由が、
お風呂に窓があると、冬寒くなるから。
新居なのに、寒いお風呂ってだいぶツライよね
- コストを削減できる
- 窓のサッシなど掃除箇所が減る
- 外から見えないので、防犯上安心
- 冷気が入ってこないので、寒くない
窓を無しにした方がメリットが多いので、最近ではお風呂の窓をなしにする方が増えてきていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
勝手口はいらなかった
正確には窓ではなくドアですが、重要なので紹介します。
勝手口が「標準仕様だからといってとりあえずつけておくというのはNG」です。
必要ないものはいらないという考えを持っておきましょう。
- 勝手口そばに駐車場があって、食材を運び込むのに便利である
- 勝手口そばに外用ゴミ箱置き場がある
- 勝手口からの方がゴミ捨て場が近い
- 勝手口からお風呂に直行できるようにしている
などといった具体的な使い道がない場合は、勝手口はいりません。
ただし、ゴミがたくさん出る、ゴミ収集が少ないなど家庭によっては勝手口はかなり使えるので、生活スタイルを必ずチェックしましょう。
階段に窓をつければよかった
間取りを考える時、廊下を少なくしたいという要望がありますよね。階段が家の中央付近にあれば、各部屋へのアクセスがよくなり廊下を減らす事ができます。
その結果、階段に窓をつける場所がなく暗くなってしまったという後悔が出てきてしまいます。
階段が暗いと、
- 天気のいい昼間でも電気をつける必要がある
- 足元が良く見えず、転落の危険性が高まる
また窓の位置によっては、「階段の1階部分は明るくても2階部分は暗い」などといったケースもあるので、よく確認しておきましょう。
階段の明るさが心配な場合は、人感センサーライトをつけておくのがおすすめです。
玄関に窓を付ければよかった
北側玄関や西側玄関などで、玄関が暗かったと後悔しているという人もいます。
玄関が暗いと、こんなデメリットがあります。
- 昼間でも電気をつける必要がある
- 寂しい印象になってしまう
- 日光が入らないため湿気が溜まりやすくなる
玄関は家の顔と言われるよ。出来るだけ明るい雰囲気の家の方がいいよね
北玄関の場合でも、北側の窓ってあなどれません。窓があるだけで明るくなるので、ぜひ付けれる場所がないか確認してみましょうね。
我が家も西玄関なので玄関の陽当たりはあまりよくないですが、南側にあるリビングから玄関へ光が入るように「採光窓付きのリビングドア 」を採用しました。
玄関に窓をつける事ができなくても、暗い玄関の明るさ対策として、
- 玄関ドアを採光窓付きの物にする
- リビングドアを採光窓付きの物にする
- 人感センサーライトを採用する
- 明るい色の内装にする
など色々な方法があるので、検討してみましょう。
新築の窓の後悔・失敗ポイント【数、大きさ、配置】編
次に新築の窓の後悔ポイントで多い「数・大きさ・配置」の失敗例を紹介します。
- リビングの窓が大きすぎて、外から家の中が丸見え
- 寝室の窓が大きすぎて、暑くて寒い
- 子供部屋の窓が低すぎて、落ちそうで危険
- 窓の配置が悪く、外観がダサい
明るい家にしたいからといって、大きい窓ばかりつけるのは危険だよ
リビングの窓が大きすぎて、外から家の中が丸見え
新築の要望の多いのが、
- 広いリビング
- 開放的なリビング
です。家族みんなが集まるリビングを明るく開放的な空間にしたいというのは当然ですよね。
ただし、広く開放的にしたいがために大きな窓をつけて後悔している人はたくさんいます。
リビングの窓を大きくしすぎると、
- 外から家の中が丸見えになる
- 壁がなく、家具の配置が難しくなる
- 壁がなく、絵や飾り棚をつける場所がない
- 断熱性が下がり、寒いし暑くなりやすい
など困る事がたくさんあります。
せっかく開放的なリビングにしたかったのに、外からの視線が気になるからカーテンを閉める生活になってしまうと意味ないですよね。
また、壁ってすごく重要です。
壁にちょっとした季節のものを飾ったり、家族写真の背景となるシンプルな壁もないのはなかなか不便
窓があると、本棚や収納キャビネットを置く事が難しく収納が減る要因にもなるので、ぜひ注意してくださいね。
寝室の窓が大きすぎて暑くて寒い
新築の寝室は快適にぐっすり眠れる空間にしたいですよね。
ぐっすり眠れる条件として、温度はとても重要です。
窓は壁に比べると断熱性が下がってしまいます。
寝室の窓を大きくし過ぎると、
- 夏が蒸し風呂のように暑い
- 冬は冷気が入ってきてしまって寒い
といった快適に眠るのが難しい寝室になります。
特に2階に寝室がある方は注意。夏の2階は暑くなりがちだよ
- 寝室にベランダへ出る事ができる大きな引き違い窓がある方
- 西日がしっかり当たる窓がある方
は要注意!!
寝室は夜寝るだけだから、陽当たりはあまり必要ないと思う方は、暑くなりすぎることもない北側だったり、小さな窓でも全然OK。
窓の大きさと同時にベランダの必要性もよく検討してみてくださいね。
子供部屋の窓が低すぎて危険
子供部屋の窓は高さは絶対高めにしておきましょう。理由は安全のため。
小さいうちは子供部屋はほとんど使わない…と思っていても、想定外の事が起こすのが子供です。
小さな子供でも四六時中見ている事は不可能ですし、ある程度知恵がついてくると、
- 鍵を開ける事が出来るようになる
- 台を持ってきて外を見ようとする可能性がある
ので、少し高めに設計しておいた方が安心です。
我が家でも最初にいただいたデフォルトの窓の高さが床から78㎝だったんですが、安全のために、窓の高さを床から128㎝の高さへ変更しました!
床から123㎝の窓だと、だいたい小学校の高学年で外が見えるようになってくるイメージだよ。
また子供部屋の広さは4.5畳~6畳くらいの家庭が多いですよね?
そういった小さめの個室では、実際に住んでみると想像以上に窓の占める割合が大きかったと感じる事も多いので注意しましょう。
窓が大きいと、色々なデメリットがあります。
- 勉強机やベッドなどの配置がしにくくなる
- 壁にポスターを飾ったりするスペースがなくなる
- 光が入りやすいため、家具や本などが日焼けしやすい
窓の配置が悪く、外観がダサい
家は内装だけでなく、外観も重要ですよね。
窓の配置がバラバラのせいで、外観がダサくなってしまったという後悔もあります。
せっかくの注文住宅なら、オシャレな外観の家がいいよね
窓の位置はできるだけ「縦ライン・横ラインを揃える」。これだけで整った印象になりますよ。
新築の窓の後悔・失敗ポイント【種類】編
次に、新築の窓の後悔ポイントで多い「窓の種類」の失敗例を紹介します。
- アルミ樹脂複合サッシは寒かった
- 引き違い窓を多く使ってしまいダサくなった
- 縦すべり出し窓は虫が入ってきやすかった
- 隣の家が近い場所はすりガラスにすればよかった
アルミ樹脂複合サッシは寒かった
窓でイヤな事というと、
- 寒くなること
- 結露すること
ではないでしょうか。
旧宅の時、結露を毎朝拭くのがすごく面倒でイヤでした
日本の家の60%はアルミ樹脂複合サッシだそうです。
しかし、アルミサッシの窓よりは断熱性がいいもののどうしても熱伝導率の良いアルミを使っている分外気温を室内に伝えてしまい家が寒くなります。
暖かい家にしたい家の方は、ぜひ「樹脂サッシ」を選択しましょうね。
- 断熱性能が上がる
- 結露しにくくなる
- 防音効果がある
引き違い窓を多く使ってしまいダサくなってしまった
窓の定番といえば、引き違い窓ですよね。
- 開閉しやすい
- 安価である
- 開口幅を自由に決まられる
- 網戸の貼り替えも楽
- 既製のカーテンでサイズが合う事が多い
コスパと使い勝手は最高!
一方で、デメリットが多いのも引き違い窓なのです。
- 気密性、断熱性がイマイチ
- 網戸・レール部分が汚れやすい
- 外観がダサくなることも…
ちょっと極端ではありますが、引き違い窓を多く使った家の外観って「人の顔」みたいに見えませんか?
せっかく注文住宅なのに、建売っぽく見えてしまうという意見もあります。
- 家の正面は引き違い窓をやめる
- 暖かい方がいい部屋は引き違い窓を減らす
などといった方法で、うまくバランスをとって検討してみてくださいね。
縦すべり出し窓は虫が入ってきやすかった
気密性・断熱性も高く、デザイン性も高い縦すべり出し窓。
【縦すべり出し窓】
・網戸閉めるまでに虫が入りやすい
・カーテンが既製品だとあまりない
でも、見た目も気密性もいいから我が家では多用してる✨ pic.twitter.com/iV549qYP7l— すみこ@5人家族の家づくりブログ (@sumikonosu) January 25, 2022
↑動画で分かるように、縦辷りだし窓には注意点もあります。
- 窓を開けてから、網戸を開けるまでに虫が入る
- 窓を閉める時、網戸に虫がついてないか確認してから閉める必要がある
- 外の物に当たらないか注意が必要
- カーテンの既製品ではサイズが合いにくい
虫が多い地域の方は注意が必要だよ
我が家では、縦すべり出し窓を付けた場所に自転車置き場を作りたいけど、窓を開けられなくなるという問題が発生し、自転車置き場の高さを下げる必要性が出てきました。
家づくりと同時に外構も考えておく必要がありますね。
3連窓にしたりデザイン性が高くするには、すごくいいと思うので、うまく取り入れてください。
隣の家が近い所はすりガラス(型ガラス)にすればよかった
隣の家や道路から丸見えだと困る場所の窓はすりガラス(型ガラス、くもりガラス)にしますよね。
リビングやキッチンなどは、近隣の家の事も考えるのですが、2階までは考えるのを忘れがちです。
すりガラスにしておけば良かったという後悔が多い場所は、2階の子供部屋。
昼間はミラーレースカーテンをしておけば、家の中まではあまり見えず問題ないのですが、問題は夜。
子供って、カーテンを閉めるのを言っても言ってもよく忘れます。
夜電気をつけると、中の様子がハッキリ見えます。
すりガラスでもぼんやりと人影は見え全く見えないわけではないのですが、透明ガラスよりはずいぶんとマシです。
ぜひ検討してみてください。
ただし1階リビングの窓などは、基本はやはり透明がいいと思います。
- 雨が降っているか?止んでいるか?が見える
- 子供がかえって来たか分かりやすい
という風に、ちょっと外が見たいという場面って意外と多いですからね。
透明ガラスはフィルムを貼る事で目隠しする事も可能なので、個人的には迷ったら透明ガラスでいいかなと思います
間取りで後悔・失敗しないためには?
たった2つのステップを踏むだけで、間取りで大きな後悔・失敗はなくなります。
どちらも家で簡単にできる事なので、一生に一度の家づくりで後悔したくない人は必ずやっておきましょう。
STEP.1|カタログで間取りをたくさん見る
理想の間取りを作るには、やりたい事をしっかりと決めることが重要です。
そこでおすすめなのがハウスメーカーのカタログをたくさん見ること!
ハウスメーカーのカタログは、各社トレンドの間取りや好評な間取りの実例が写真付きで数多く載っています。
色んなハウスメーカーのカタログを見ていると、好きな雰囲気や取り入れたい動線や間取りのイメージが固まってくるよ
ハウスメーカーのカタログを集めるには、「ライフルホームズ
予算や地域、テーマ別などあなたの要望に合わせて、住宅カタログを探すことができますよ♪
好きなイメージ写真を切り抜いておくと、打ち合わせの時にイメージを伝えるのにピッタリです!
「もっといい間取りに出来たかも…」という後悔をしないためにも、ぜひやっておきましょう。
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STEP.2|間取り診断を受ける
- 本当にこの間取りで大丈夫かな?
- もっといい間取りはないかな?
と不安な時は、間取り診断を受けましょう。
「ココナラの間取り診断」では、プロの一級建築士さんがあなたの現在の間取りに問題点はないかチェックしてくれたり、アドバイスがもらえます。
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担当の設計士さんとは違う視点からアドバイスもらえるから問題点に気が付けるよ!
数千円でずっと住む家の間取りの後悔が減らせると思ったら、安いと思いませんか?
しっかりと納得した間取りで契約したい方は、是非利用しておきましょう!
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