新築のリビングが思ったより狭い!と感じたら後悔する前に考えること
せっかく新築を建てたのに、なんだかリビングが想像していたより狭いかも…
これ、すごくよく聞くあるあるな話です。
でも間取りって、簡単にリフォームなんてできませんよね。
ただ狭いリビングは工夫次第でどうにかなるのではないかな?と思っています。
現に我が家は、
- 子供3人の5人家族
- LDKが14.5畳
- リビングだけで言うと、8畳
の狭いリビングなのですが、特に不便なく生活できています。
決して広いとは感じないけど、狭いとは感じてないよ
その理由は、リビングを少しでも広く使えるようにある工夫をしているからです。
この記事では、
- リビングが狭いメリット
- リビングを少しでも広く使うために試してほしいこと
- まだ、間取り検討中の方はやるべきこと
を紹介します。
モヤモヤと後悔していても仕方ないので、ぜひ出来る事を1つでも試してみてください。
その他リビング全般のよくある後悔は以下の記事にまとめています。
新築のリビングが狭いといいと感じるメリット
新築のリビングが狭いのは、特に悪い事ばかりではありません。
「新築のリビングが狭い」と後悔している人がいる一方で、「リビングが広すぎた」と後悔している人もたくさんいます。
広すぎて後悔している人達の意見を聞いてみると、こんな悩みがあるそうですよ。
- 広すぎて落ち着かない
- 冷暖房が効きにくく、寒い暑い
- 丁度いい大きさの家具家電が高い
- 子供の目が行き届かない(特にL字リビング)
- 他のスペースが狭い
- コンセントが届きにくい
逆に狭いリビングだと、いい所もたくさん。
- 家族みんなが自然と集まる
- 冷暖房はすぐに効く
- 家具家電は小さめでOK
- いつでも子供に目が届く
- 他のスペースも充実させれる
すべてが近いので、楽
当たり前の事を言いますが、リビングが狭いと、全てが近いです。
これ、想像以上にめちゃくちゃ便利ですよ。
- 「リビングから冷蔵庫に飲み物を取りに行く」→すぐそこ
- 「ゴミをゴミ箱にポイ」→すぐそこ
- 「ちょっと耳かきや爪切りをしたいな」→すぐそこ
- 部屋の四隅にコンセントつけとけば、だいたいどこかしらのコンセントに届く
光熱費が安く済む
部屋が小さければ、すぐに涼しくなるし、すぐに暖まります。
広ければ広い部屋に適したサイズのエアコンだったり暖房器具がいると思うけど、狭ければ小さいサイズでいいのでありがたいですよね。20畳用のエアコンより10畳用のエアコンの方が安く買えますよね。
ちなみに特に冷暖房をケチったりはしていないけど、一戸建てにしたら、安い方なのかな?って感じてます。
▼我が家の一条工務店の電気代はこちらにまとめてます。34坪5LDKです。
安く建てられたのはでは?
リビングをもう少し広くしていたら、別の後悔が出てきていた可能性もあると思いませんか?
- 家の金額が上がってしまう
- 他のスペースが狭くなってしまって使いづらいかも
少し広くしただけで家の金額ってすぐ50万とか100万アップしてしまいますし、広いリビングのバランスに合う家具や家電も必要ですし…。
家を広くしなければ、リビングを広げた分、他が狭くなってしまう訳で…
ちょっとケチっぽく聞こえるかもしれないけど、要するに「物は考えよう」だよ
新築リビングが思ったより狭いと後悔しているなら、検討すべきこと
狭いリビングにも色々とメリットはあると分かっても、やっぱり「もう少しゆったりとした広さが欲しい」と後悔している人はぜひ、以下の事のいずれかを試してみてはいかがでしょうか?
- ダイニングテーブルを置かない
- ソファを置かない
- リビングテーブルを置かない
- 物を減らす
- カーテンを天井付けにする
間取りや家族構成、物の量にもよりますが、個人的にはリビングが18畳未満だと、「ダイニングテーブル、ソファ・リビングテーブル」のすべてを置くと少し狭いかな?と思っています。
以下で詳しく解説していきます。
ダイニングテーブルを置かない
我が家が実践しているスタイルだよ
我が家はダイニングテーブルがありません。いわゆるご飯は床に座って食べる座卓スタイルです。
我が家は5人家族なので、ダイニングテーブルを置こうとすると、6人掛け用のかなり大きいものが必要になってきますが置く場所がないって事で、間取りを検討中の時から新居でも座卓スタイルを採用しました。
結果、LDKが14.5畳でも狭さは感じません。
また、座卓には座卓の良さがあるんですよ。
- リビングテーブルはダイニングテーブルより動かしやすい(邪魔な時はのけておく)
- ダイニングテーブルより掃除がしやすい(ダイニングの椅子の脚がない分その分掃除しやすい)
- 大人数にも対応しやすい(折り畳みのローテーブルを引っ付ければOK)
ただ、ご年配の方や赤ちゃんがいる家庭ではちょっと大変かも…とも感じるので、1つの案として検討してみてください。
▼ダイニングテーブルなしの生活については、こちらの記事に詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
リビングテーブルを置かない
リビングテーブルを置かないスタイルって、最近よく見かけます。
確かにダイニングテーブルがある家だったら、よく考えるとリビングテーブルってそんなに必要ではないですよね。
ちょっとテレビ見ながら、お菓子食べたりでしょうか。
ソファ横に小さなサイドテーブルを置くだけでもかなりすっきりした印象になりますし、ソファのひじ置きや真ん中がサイドテーブルになっているタイプのものもありますよね。
ソファを置かない
リビングにソファを置かないという方法もおすすめです。
ソファって、やっぱり大きいので存在感ありますよね。ソファがないだけで、本当に広々としたリビングになります。
ただ、やっぱり「リビングではゆったりとくつろぎたい」という方は、ソファではなく、ビーズクッションを使う方法をおすすめします。
我が家でもビーズクッションで有名なヨギボーを使っています。
ヨギボーのいい所は、
- くつろげる
- 動かしやすい
点なんです。
掃除や大人数でリビングが狭い時は、別の所にのければいいので、すごく重宝しています。
ヨギボーは立てておけるので、そんなに場所も取りませんよ。
▼ヨギボーの使い勝手はこちらに詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
物を減らす
リビングって、意外と置く物多いですよね。というより、何でもリビングにあったら便利じゃないですか?
でもやっぱり物が多いとすっきり見えませんし、たとえ収納棚にきちんとしまっていても、家具がたくさんある分狭く見えてしまいます。
なので、不要なものはどんどん減らして、なるべくすっきり見えるようにしましょう。
我が家でも、リビングには最低限の物だけと決めています。
- テレビ台+テレビ
- ソファ+クッション2個まで
- リビングテーブル
- マガジンラックなし
- 収納棚なし
- 衣類なし
- おもちゃなし
カーテンを天井付けにする
カーテンを天井付けにすることで、部屋を広く見せることができます。
リビングの広さで後悔する前にやっておくべくこと3選|間取り検討中の方へ
まだ間取り検討中の方は、図面を見て、ちょっとリビングが狭いかもしれないと感じているかもしれませんね。
仕方ないのかな?って諦めたら、後悔するよ!
現に、一般的なファミリー世帯の新築のLDKの広さの平均は、16~20畳です。
特に最近はこのご時世なので、家で過ごす時間が増えていますから、リビングを広くとりたいという要望が増えてきています。
しかし、世間の意見が自分達のライフスタイルに合うとは限りません。
狭くても、工夫次第で後悔なく過ごす事ができるかもしれませんので、ぜひ以下の方法を試してみましょう。
実際の広さを体感してみる
私はこれが一番大事だと考えています。感覚って、人それぞれ違います。
- みんなが狭いと思っていても、自分は十分と感じるかもしれません
- 逆に「十分ですよ」と言われていたけど、住んでみたら、狭く感じるなんて事もあるかもしれません
なので、ぜひ以下の方法で実際の広さを出来る限り体感してみてください。
- 16畳のLDKだったら、16畳の住宅見学会に行って、体感してみる
- 今住んでいる家のリビングの広さを図って、想像する
- 図面に置く予定の家具を書き入れてみて、想像する
- インテリアショップなどで3D シュミレーションを作ってもらう
優先順位をしっかりと相談する
家づくりは広さや予算の関係もあるので、上を見ればキリがありません。
そのため、あなたがマイホームで何を実現させたいか?優先順位をしっかりと決めましょう。
例えば、
- ランドリールームで洗濯動線をよくしたい
- ファミリークローゼットで収納をまとめたい
など。
優先順位を決めるのが難しいという方は、どんな暮らしをしたいか?を想像してみてくださいね。
▼詳しくは家づくりのコンセプトの記事にまとめていますので参考にどうぞ。
狭いリビングの場合は広く見える工夫をする
どうしても狭いリビングしか取れなかったよ。という人は、ぜひ少しでも広く見える工夫をしてみてください。
- ダイニングテーブルやソファ、リビングテーブルのどれかを置かない
- 吹き抜けにする
- 天井高を上げる(もしくはリビングをダウンリビングにする)
- 窓を大きく開放感を出す
- キッチンをフルフラットのオープンキッチンにする
- フローリングの向きは長手方向に
- 低めの家具
- 物をたくさん置かない
- リビング続きの和室やウッドデッキなど広がりを見せる
- 家具や壁紙を白など明るめの色にする
我が家で取り入れたものはこんな感じです。
「ちょっと今の設計士さんではなかなかいい間取りにならない」という方は、間取りのセカンドオピニオンを受けて、間取りの改善案をもらう方法もあるので、諦める前に試してみてください。
まとめ|新築で思ったより狭いリビングだなと感じたら後悔する前に考えること
この記事では、新築リビングが狭いと感じた時の対処法について書きました。
- リビングが狭いのには、メリットもたくさんあります
- 少しでも広く使えるように、家具や物を減らしてみてください
- まだ間取り検討中の方は、実際に体感して、広く見える工夫をしましょう
せっかくのマイホーム。リビングは一番長く過ごす場所かもしれません。ぜひ、少しでも快適に暮らせますように。